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2021.03.11

【Jeep×星野リゾート】話題の“4xe”をはじめとする最新のJeepが雪上で実力を見せつけた、“トマム雪上試乗会”リポート

プライベートな空間で移動できるドライブ旅が脚光を浴びるいま、どんな環境でも最高のパフォーマンスを発揮するJeepは最高の相棒だ。今回は、Jeep初のPHEVであるRenegade 4xeをはじめとする最新のラインナップが集結し、真冬の北の大地でもJeepのポテンシャルを存分に発揮した“トマム雪上試乗会”をリポート!

世界中で人気を集めているSUV。そのはじまりは、1941年に誕生したJeepだった。以来、80年にわたってJeepはSUVのオリジンとして、好きな時に好きな場所に行けるという性能を磨き上げてきた。家族や気の合う仲間だけで移動できるドライブ旅が脚光を浴びるいま、自由に行動できるJeepの真価が発揮されるはずだ。そんな考えから、最新のJeepラインナップを『星野リゾート リゾナーレトマム』に集めた。真冬の北の大地でJeepのポテンシャルを満喫しながら上質なリゾートでのステイを楽しむという、“一粒で二度おいしい”ドライブ旅だ。

雪上試乗会の参加車両は以下の通り。都市部での取り回しに優れるアーバンサイズSUVの“レネゲード”は、話題のプラグインハイブリッドシステム搭載の『ジープ レネゲード トレイルホーク フォーバイイー(Jeep Renegade Trailhawk 4xe)』と、『ジープ レネゲード リミテッド フォーバイイー(Jeep Renegade Limited 4xe)』、そしてガソリンエンジン搭載の『ジープ レネゲード トレイルホーク(Jeep Renegade Trailhawk)』。
Jeepというブランドの象徴であり最もタフな走破性能を誇る“ラングラー”は、『ジープ ラングラー アンリミテッド スポーツ(Jeep Wrangler Unlimited Sport)』と『ジープ ラングラー アンリミテッド サハラ(Jeep Wrangler Unlimited Sahara)』、『ジープ ラングラー アンリミテッド ルビコン(Jeep Wrangler Unlimited Rubicon)』の3台。
さらにはラグジュアリーなSUVを求める声に応えた『ジープ グランドチェロキー リミテッド(Jeep Grand Cherokee Limited)』、『ジープ チェロキー リミテッド(Jeep Cherokee Limited)』が参加した。

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▲『ジープ レネゲード トレイルホーク フォーバイイー(Jeep Renegade Trailhawk 4xe)

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▲『ジープ ラングラー アンリミテッド スポーツ(Jeep Wrangler Unlimited Sport)

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▲『ジープ ラングラー アンリミテッド サハラ(Jeep Wrangler Unlimited Sahara)

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▲『ジープ ラングラー アンリミテッド ルビコン(Jeep Wrangler Unlimited Rubicon)

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▲『ジープ グランドチェロキー リミテッド(Jeep Grand Cherokee Limited)

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▲『ジープ チェロキー リミテッド(Jeep Cherokee Limited)

プラグインハイブリッドの“4xe”は、エコカーではなかった!

まずはJeep初のプラグインハイブリッド車であるレネゲード フォーバイイーのステアリングホイールを握る。“4xe”とは、外部電源にプラグインして充電した電力で後輪のモーターを駆動する4駆システム。満充電の状態だと、48kmの距離をモーターだけで走るEV走行が可能となる。

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▲『レネゲード トレイルホーク フォーバイイー』

「HYBRID」「ELECTRIC」「E-SAVE」の3つのモードから「ELECTRIC」を選び、アクセルペダルを踏み込むと、最高出力128psのモーターの駆動力だけで加速する。ほぼ無音、無振動のまま滑らかに速度が上がる感覚は、未来的で新鮮だ。

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▲レネゲード トレイルホーク フォーバイイー車内

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▲(写真左)インフォテイメント内に4xe専用ページを設けたコンソール上の8.4インチタッチパネルモニター

「SPORT」「AUTO」「SNOW」「SAND/MAD」「ROCK※」(トレイルホークにのみ装備)の5つのドライブモードから「SNOW」をセレクトしてゲレンデの特設コースに入る。このモードではエンジンやトラクションコントロールの制御が雪道に最適化される。

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▲5つのドライブモードを駆使することでさまざまな路面をパワフルに走破。

滑りやすい登り勾配でも、前輪がガソリンエンジン、後輪をモーターで駆動する4輪駆動車として、しっかりとトラクションを確保していることがステアリングホイールとアクセルペダルから伝わってくる。
おもしろいのは、後輪のモーターのレスポンスが素早いことだ。滑りそうになると4輪の連携でグリップを確保するけれど、電流が流れた瞬間に最大の力を発揮するモーターの特性を活かして、瞬時に後輪にトルクが伝わる。したがって、すぐに安定した姿勢を取り戻すのだ。
プラグインハイブリッドというと、省燃費のための技術だと思われがちだ。それは間違いではないけれど、レネゲードの“4xe”に乗ると、エコカーというよりもいままでにない新しい4駆のパフォーマンスを発揮する可能性を感じた。

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“4xe”にはトレイルホークとリミテッドがあり、トレイルホーク 4xeのほうがよりパワフルだ。リミテッド 4xeのシステム出力が191psだったのに対して、トレイルホーク 4xeは239psに強化されている。
雪の路面をしっかりととらえる4xeの特性に違いはない。けれども、パワーに余裕があること、最低地上高がリミテッド 4xeの170mmから210mmに引き上げられていること、より強く悪路を意識した懐の深い足まわりになっていることから、コブ状の路面や急勾配が連続する特設コースでは、トレイルホーク 4xeのほうがリラックスしてステアリングホイールを握ることができた。

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オンロード主体に使う方なら快適装備充実のリミテッド 4xe、オフロードに重心を置くユーザーの方ならトレイルホーク 4xeといった棲み分けになるだろう。
プラグインハイブリッドに注目が集まりがちではあるけれど、同条件で乗り比べると、1.3ℓ直列4気筒ガソリンターボエンジン搭載のトレイルホークを見直すこととなった。ひとことで言えば、トレイルホークは素直で軽快に走るモデルだ。エンジンは気持ちよく吹け上がり、乾いた快音とともに元気よく加速する。

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セレクテレインシステムを「AUTO」にセットしておくと必要に応じて自動で2×2から4×4に切り替わる。除雪が行き届き、路面のところどころに雪が残る程度の北海道の一般道だったら、「AUTO」で充分だ。
特設コースのようにタフなコンディションでは、「4WD LOW」をセレクトすることで、“Trail Rated”の本格的な悪路走破性能を発揮する。

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なお、今回の試乗会では、レネゲードなどにミシュランのスタッドレスタイヤ『X-ICE』を装着していた。ご存知の通りミシュランはフランスのメーカーだが、日本に研究開発拠点があり、日本市場向けのタイヤはここで開発を行っている。したがって日本で販売される『X-ICE』も、日本の気候や雪質を入念に研究したものとなっている。
今回、レネゲードをはじめとするJeep各モデルが雪道でしっかりグリップしたことには、ミシュラン『X-ICE』も貢献している。

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▲冬の道に強いミシュランのスタッドレスタイヤ『X-ICE』

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