山とキャンプと音楽を満喫するキャンプイベント“New Acoustic Camp 2023”が、9月16日(土)〜18日(月・祝)の3日間にわたって、群馬県の水上高原リゾート200で開催された。このイベントをサポートしてきたJeepは、14年目となる今回もブースでの車両展示やオフロード試乗会などで会場を盛り上げた。イベントとJeepが用意したスペシャルなコンテンツをレポートするとともに、キャンプを楽しむみなさんのテントスナップをご紹介したい。
だれもが楽しめるイベント、ニューアコ。
Jeepは車両展示&オフロード試乗会で盛り上げる
“ニューアコ”の愛称で親しまれる『New Acoustic Camp』は、一般的な音楽フェスとはひと味違う個性的なイベントだ。「山とキャンプと音楽が“同じくそこにある”」というのがコンセプトで、来場者は思い思いのスタイルでのんびりと過ごす。だから会場には、ゆったりとした時間が流れている。
奥田民生や秦基博、JUN SKY WALKER(S)、それに清春やACIDMAN、the LOW-ATUSといった豪華出演者のライブを楽しむもよし、ヨガやSUP体験といった多種多様なワークショップやアクティビティを楽しむもよし。会場にはラーメンからスイーツ、三陸の牡蠣までバラエティ豊かな飲食店が出店、この“アコ飯”を目当てに訪れる人も多い。どんな方でも受け入れる間口の広さがニューアコの魅力だ。
入場ゲートをくぐった来場者がまず取り掛かるのが、テントの設営。幸いにも初日の午前中は快晴に恵まれ、設営は順調に進む。標高900mを超える立地だけに、木陰では涼しい風が吹く。広大な敷地内にはいくつものキャンプサイトがあり、愛車をテントの近くに停められるオートキャンプ&キャンプサイトも用意される。
テントサイトを巡ってみると、玄人キャンパーが多いイベントだけに、アウトドアのギアも凝っていることに気づく。初めて見るテントや、新製品がたくさん並んでいるのだ。色とりどりのテントを見ているだけで、こちらまでワクワクしてくる。特に素敵な雰囲気でアウトドアを楽しんでいる方には、おしゃれテントスナップを撮らせていただいたので、最後に紹介したい。
設営が終わると、その場でバーベキューを始める家族連れ、ワークショップやサウナに向かう人、“アコ飯”の屋台に並ぶ人など、それぞれのニューアコがスタートする。印象的だったのは、Tシャツを筆頭に今年のニューアコのアイテムを身に着けている人が多いことで、このイベントが愛されていることを実感する。
今年も盛り上がりを見せたJeepブース
オートキャンプ&キャンプサイトがあるだけに、クルマで来場する人も多い。クルマとの距離が近いということもニューアコの特徴で、Jeepブースにも多くの方が訪れた。今年のJeepブースは、2つあるステージのうちメインとなる“stage YONDER”のすぐそば。ステージの音も聞こえるし、ステージへのアクセスも容易な好立地だ。
このJeepブースに展示されたのは、『ジープ コマンダー リミテッド(Jeep Commander Limited)』と、『ジープ レネゲード リミテッド フォーバイイー(Jeep Renegade Limited 4xe)』の2台。クルマでアウトドアを楽しむ人が多いだけにJeepへの関心は高く、特にレネゲード フォーバイイーのプラグインハイブリッドシステムについて質問をされる方の姿が目立った。おそらく、山と自然を愛する方は環境性能に注目しているのだろう。
▲『ジープ コマンダー リミテッド(Jeep Commander Limited)』
▲『ジープ レネゲード リミテッド フォーバイイー(Jeep Renegade Limited 4xe)』
40°傾いても大丈夫⁉︎迫力満点のオフロード体験
Jeepブースには「オフロード試乗会」の受付が設置され、興味を持っていただいた方を特設試乗コースへご案内した。特設試乗コースでスタンバイしているのは、『ジープ ラングラー アンリミテッド サハラ(Jeep Wrangler Unlimited Sahara)』、『ジープ ラングラー アンリミテッド スポーツ(Jeep Wrangler Unlimited Sport)』、『ジープ グランドチェロキー リミテッド フォーバイイー(Jeep Grand Cherokee Limited 4xe)』、そして『ジープ グラディエーター ルビコン(Jeep Gradiator Rubicon)』の4台だ。
「オフロード試乗会」に先立って、コースの確認と準備をするインストラクターの方の助手席でラングラーのオフロード走行を体験させていただいた。
前日の雨でぬかるんだ芝生の斜面を悠々と登る、というところまでは想定の範囲内だった。けれども、路肩の急斜面を登り降りするシーンでは、横転の恐怖を感じるほどクルマが傾いた。ここでインストラクターがダッシュボードのディスプレイを指差して、「Roll(=横傾き)」が20°になっていることを説明してくれる。「この数字が40°くらいまでなら大丈夫」とのことで、つまりポテンシャルの半分しか使っていないのにこれだけの走破性能があるということだ。
世の中にはたくさんのSUVがあるけれど、ラングラーのように本格的なラダーフレーム構造を採用するモデルは少ない。ここに先進的な4輪駆動システムが加わるわけで、まさに鬼に金棒だということを体感することができた。
正午より、いよいよ「オフロード試乗会」がスタート。インストラクターがドライブするJeepの助手席や後席でオフロード試乗を体験したみなさんは、大満足の様子だ。たとえばクルマが大好きで音楽よりJeepを楽しみにして来たという3歳の男の子は、グラディエーターと離れがたい表情だった。また「ペーパードライバーです」という20代の女性二人組は試乗を終えると、「運転したくなりました」と笑顔を見せていた。
インストラクターの方にも感想を聞いた。悪路を乗り越えながら、「こうした段差を乗り越えるためにSUVは大きなタイヤを履いている」とか、「4輪駆動のほうが2輪駆動よりグリップが高くなる理由」、あるいは「駆動力やブレーキ力を電子制御するテクノロジーが年々進化している」と説明することで、Jeepの悪路走破性能の高さを理解していただけたという。
日が西に傾く頃、不穏な黒い雲が空に広がり、やがて雷鳴が聞こえてきた。けれどもさすがニューアコの参加者は手慣れたもので、素早く雨具を取り出して雨に備えた。もちろん晴天に越したことはないけれど、風雨の自然現象と一体化して悪天候すら楽しむことも、このイベントの醍醐味なのだ。やがて日が暮れると、CANDLE JUNE氏がプロデュースした照明が会場の至る所をライトアップ、水上高原は幻想的な雰囲気に包まれた。