Jeepのモデル別・積載企画はラングラー、コンパスに続いて第3弾のレネゲード編をお届け!今回のテーマは“レネゲードで行くソロ・ブッシュクラフト”。この企画のレクチャー役を務める人気スタイリストの平健一さんが積載のポイントはもちろん、ブッシュクラフトにぴったりなギアの数々や、レネゲードで行くオススメの楽しみ方などをご紹介する。
「Jeepにはどれだけ荷物が積めるの!?」といった読者の声にお応えし、2020年からスタートした【Jeepモデル別・積載企画】。ラングラー編、コンパス編に続いて、第3弾に登場するのはアーバンサイズのボディにパワフルな4×4性能を凝縮した『ジープ レネゲード(Jeep Renegade)』だ。そして今回は、アウトドア&キャンプ界隈で近年注目を浴びている“ブッシュクラフト”をテーマにした積載にチャレンジする。この企画のレクチャー役を務めるスタイリストの平健一さんとともにレネゲードにこだわりのギアを詰め込んで山梨県のPICA富士吉田へ!
レネゲードならブッシュクラフトで十分なギアを積載可能!
まず今回のテーマであるブッシュクラフトとは、シンプルに言えば“自然をより身近に感じられるアウトドアのスタイル”のこと。必要最低限の荷物だけを持って自然へ入り、アウトドアにおける知恵や技術を駆使してサバイバルするその楽しみ方から“ミニマムキャンプの究極系”とも呼ばれている。ブッシュクラフトは一般的なキャンプ以上の刺激を求める玄人たちの目に留まり、さらに芸能人などの中から愛好家が現れたことなども追い風となって、近年注目度が急上昇中しているジャンルだ。
アウトドア界のキーマンであり、RealStyleにもたびたび登場している本企画のレクチャー役・平健一さんも注目しており、今回はさまざまなブランドからリリースされているブッシュクラフトにぴったりなギアをセレクト! それらをレネゲードにたっぷり積み込み、さまざまな楽しみ方ができる充実の設備が魅力の山梨県・PICA富士吉田へと向かった。
──まずは今回のレネゲードにおける積載のポイントを教えてください。
基本的にほかのJeepのクルマと同様に大きなギアから先に積んでいきました。今回で言うとクーラーボックスからですね。実際のブッシュクラフトではここまで大きなクーラーボックスは無くても大丈夫ですが、装着しているMOLLEシステムにギアを引っ掛けられますし、これ自体をテーブル代わりにしてもいいかなと思って持ってきました。
──今回のテーマでギアを選ぶ際に意識したポイントはありますか?
テーマがソロのブッシュクラフトということでしたので、けっこうストイックかつマニアックなギアを選びました。ただし、今回選んだギアは全体的に値段が安いんですよ。バックパックやベストといったアパレル系はもちろん、焚き火台やランタン、そしてナイフといった玄人好みのギアは特に男性が好きなものばかりだと思います。
──いわゆるブッシュクラフトは、極端に荷物を少なくして自然をサバイブするスタイルが注目されていますね。
そうですね。本来、ブッシュクラフトはリュック一つだけに荷物を収めて行く人も多いですし、現地に着いたらその場の木や草などを使って寝床や焚き火台なども作り込んで野営するんですよ。そのために斧やナイフも10本ぐらい持っていく人もいますし。僕も今回のテーマに合わせて、あとで紹介するオルファを始め、今日はいつもよりたくさんのナイフを持ってきました。
──先ほどそのナイフで、タープを張る用に落ちている木の枝を切ったり削ったりしていましたね。あと今日のタープは、一般的なキャンプの派手なカラーとは違ってブラックというのが珍しいですね。
ブッシュクラフトが好きな人は自然の中で目立ちたくないので、タープの色もあえてブラックなんですよ。あとこれは一般的なタープの倍ぐらいループがあって、いろいろな張り方をできるのが一番の特長ですね。今日はブッシュクラフトというテーマに合わせてあえてポールは使わずに、拾った木を使って張ってみました。ただし、もちろん場所によって勝手に木を切ってはいけないところもあるので注意してください!
──積載やギア選びの点に関して、レネゲードとブッシュクラフトの相性はいかがでしたか?
今回はブッシュクラフトの基本的なスタイルを踏まえつつ、クルマに積めるメリットを生かしてこだわりギアを少し多めにセレクトしました。その意味で、レネゲードにはブッシュクラフトでは十分な量のギアを積むことができますね。