Outdoor

2016.07.29

『Jeep® Wrangler Unlimited Rubicon Hard Rock』で夏の渓、もっと奥深く。

志賀高原を舞台に活躍するフィッシングガイドの関貴彦さんが、夏を迎える沢へと『Jeep® Wrangler Unlimited Rubicon Hard Rock(ラングラー アンリミテッド ルビコン ハードロック)』で向かった。

信州・中野市で、カフェを営みながら、地元の山や川を案内する異色のフィッシング&登山ガイドの関貴彦さん。
一見、順風満帆にみえる関さんの人生には、すぐには伺い知ることができない、深い逡巡と転機、そしていまに至る決断の物語があった。『Jeep® Wrangler Unlimited Rubicon Hard Rock』とともに雨のダートを走り、ダートからみえた風景について語っていただいた。

幼少期より競技スキーを始め、国内外の数々の大会に出場。その後、大手スポーツメーカー勤務を経て帰郷。現在、登山ガイドとして山や川を案内する傍らカフェを営む関貴彦さんいわば憧れの人生を描く関さんだが、その道のりは平坦な一本道ではなかった。

平日は朝から晩まで。週末は出張で全国を飛び回る。そんな生活に疑問を感じ、終止符を打ったのが35歳。生まれ育った志賀高原に戻り、スキー場での仕事に就いた。

転機となったのは、上司の畠山さんとの出会い。「日本山岳ガイド協会」の理事でもある畠山さんは冬はスキー、夏は山案内をする。彼に接したことで、関さんは少しずつ生き方を見直すようになった。いつか自分も、登山ガイドをやってみたい・・・。

「それまでも山には親しんでいましたが、山登りの基礎技術はなく、一から勉強してガイド資格を取得。一方で、資格だけではガイドは務まりません。自分の強みとはなんだろう。思い浮かんだのが釣りでした」

関さんが幼少のころ、志賀高原・雑魚川にはまだ職漁師がいた。脳裏には、彼らの言葉が浮かんでいた。「川を守り、伝統を絶やさないこと」。北信に生まれ、育ち、戻った自分だからできること。その問いかけはやがて、2年前から本格実施した<Mountain stream fishing tour>へと結実してゆく。

「訳せば“渓流釣り”にはなりますが、単なる釣りではなく、山歩きとハンティング(釣り)を融合させた新しい遊びと位置づけています。北信には有名な山も、大きな山もない。けれど、北信ならではの自然はある ─ 豊かな森が清流を育み、天然イワナが棲む。その川は平野へと流れ、千曲川となります。雑魚川を通じて自然に接し、それを楽しみ、慈しみ、自然の恵みを次世代へと継いでゆくこと。そんな体験を提供したいのです」

次ページ【川の状況を気にしていた関さんは雑魚川へと『Wrangler Rubicon Hard Rock』を走らせた】

RECOMMEND

RECOMMEND