自然をダイレクトに感じられることはもちろん、観光スポットも自由に巡れる自転車旅がブーム!サイクリストの聖地・しまなみ街道をはじめ、北海道から九州まで、全国のおすすめサイクリングロードを厳選してご紹介。
ゴールデンウィークに遠方へのドライブを計画しているJeepオーナーは多いはず! そして、ドライブ先で楽しめるアウトドアアクティビティとしておすすめしたいのがサイクリングだ。雄大な自然をダイレクトに感じられるだけではなく、周辺の観光スポットを巡るのにも小回りが利くのが自転車の魅力。さらに春シーズンは気候もちょうどいいため、大人から子どもまで快適にサイクリングを楽しむことができるだろう。今回は自然・観光・グルメなど、ご当地の魅力が詰まったサイクリングロードを全国各地から厳選してご紹介!
※この記事は、2018.04.05に掲載した「【全国サイクリングコース12選】GWに行きたい、絶景やグルメなどご当地の魅力が詰まったおすすめサイクリングロードをご紹介!」の内容を再編集し、増補改訂したものです。
北海道オホーツクサイクリングロード(北海道)
北の大地の広大なサイクリングロードでオホーツクの絶景を望む
▲能取岬(のとろみさき)は映画の撮影スポットとしても有名。
サロマ湖、オホーツク海、能取湖を通る北海道の旧国鉄湧網線跡地を利用した全長40.2㎞のサイクリングコースが『北海道オホーツクサイクリングロード』だ。最大の特徴は、北海道ならではのどこまでも続く広大なコースと、オホーツクの雄大な景色。中でも能取岬の風景は現地を訪れた多くの人々に愛されている。また、北海道の海の幸や大地の恵み、サイクリングの疲れを癒してくれる源泉掛け流しの天然温泉も楽しみのひとつ。北見市のカーリングホールやワッカ原生花園など、近隣のスポットも含めて旅の計画を立てよう!
▼INFO
オホーツク地域サイクリングブランド化推進協議会
http://hokkaido-okhotsk-cycle.com/
十和田湖グリーンロード(青森県)
滝や清流が続く渓流に沿って進む、自然豊かなサイクリングロード
▲奥入瀬の澄んだ空気を胸いっぱいに吸い込みながらサイクリング!
▲サイクリングロードのゴールでは、ご褒美に十和田バラ焼きが待っている。
奥羽山脈の最北端に位置する奥入瀬渓流は、美しい滝や清流が全長14kmにわたって続いている。その渓流に沿って木々のトンネルを進むような感覚が楽しめるのが『十和田湖グリーンロード』で、荒々しい阿修羅の流れ、断崖から三段に落ちる雲井の滝、渓流最大の銚子大滝といった迫力のある自然景観が続く。また、コケやシダが一面に自生しているため、“隠花(花をつけずに胞子によって繁殖する植物)帝国”という別名でも知られている。ゴールの十和田湖では、ヒメマスやご当地グルメ・十和田バラ焼きなども楽しみたい。
▼INFO
青森県サイクル・ツーリズム推進協議会
https://aomori-cycling.com/
国営ひたち海浜公園(茨城県)
約450万本のネモフィラなど、四季折々の花々も存分に楽しめる
▲約450万本のネモフィラは、例年4月中旬から5月上旬までに見頃を迎える。
▲海浜公園の名の通り、公園のすぐ側には太平洋が。自転車なら広大な園内を巡るのも楽々。
開園面積が約200ヘクタールの広大な園内で、四季折々に咲き誇る美しい花々を観賞できる国営ひたち海浜公園。特に4月中旬から5月上旬までは、みはらしの丘を約450万本の青いネモフィラが覆い尽くし、幻想的な風景とともに見頃を迎える。加えてこの園内には4つのサイクルセンターがあり、園内の全長約11kmのコースで気軽にサイクリングを楽しむことができるのも魅力。レンタルサイクルの保有台数は約1,400台もあるため手ぶらで行っても楽しめるほか、もちろん自分の自転車を持ち込むことも可能だ。
▼INFO
国営ひたち海浜公園
http://hitachikaihin.jp/
秩父サイクリングコース(埼玉県)
都会の喧騒を忘れさせてくれる秩父の自然と名産品の蕎麦を堪能
▲可憐な白い花をつける蕎麦。見頃は6月上旬(春蕎麦)と9月下旬(秋蕎麦)の年2回。
▲4月中旬から5月上旬までに見頃を迎える、羊山公園の芝桜の丘は立ち寄りたいスポット。
東京都心からクルマで2時間ほどの距離にある秩父は、日帰りで気軽に出かけられる人気スポットで、西武秩父駅をスタート&ゴール地点にした初心者向けのコースが『秩父サイクリングコース』だ。コースの途中には、都会の喧騒を忘れさせてくれるような清流・水車・花々が眼前に現れる。そして忘れてはならないもうひとつの楽しみが、絶品の蕎麦。四方を山に囲まれた盆地の秩父地方は、古くから埼玉県屈指の蕎麦の名産地として知られている。秩父の自然を満喫し、蕎麦に舌鼓を打つ……そんな心穏やかな週末をぜひ。
▼INFO
秩父市 産業観光部 観光課
https://navi.city.chichibu.lg.jp/
青梅の清流 御岳渓谷サイクリング(東京都)
レンタサイクルで4時間かけて青梅や奥多摩の観光スポットを巡る
▲澤乃井蔵(左)や福島家住宅(右)など、歴史風情が残る建築物も見どころのひとつ。
都心からアクセスしやすく、ぶらっと日帰りでも自然を満喫できる青梅や奥多摩で、走行距離が約10kmのコースを寄り道しながら4時間かけてゆっくり回るコースが『青梅の清流 御岳渓谷サイクリング』だ。東京アドベンチャーラインJR御嶽駅構内にあるレンタサイクルスポット・MINACLEで電車から自転車に乗り換えてスタート! 清酒『澤乃井』で知られる創業300年の老舗酒蔵・小澤酒造や、東京都指定有形文化財の福島家住宅などに加え、温泉・公園・甘味処といった魅力的なスポットをとことん堪能しよう。
▼INFO
青梅市 経済スポーツ部 商工観光課
https://www.omekanko.gr.jp/
富士山&伊豆半島をゆく ダイナミックな旅(静岡県)
ダイナミックな富士山や伊豆の海・山・川の絶景とともにライド!
コース名にもある通り、雄大な富士山や伊豆の海・山・川のダイナミックな絶景とともにライドするコースがこちら。富士山と一口に言っても、ここでは季節は時間によって表情が移り変わる、さまざまな富士山を堪能できる。さらに平坦な川沿いルート、入りくんだ海岸線、山深い峠道など、初心者から玄人まで満足させるコースがそろっているのも魅力だ。自転車でがっつり走ったら、修善寺温泉をはじめとしたコース周辺にある温泉地でリラックス。さらに、伊豆の伊勢海老グルメなどもぜひ味わいたいものだ。
※静岡県内の詳しいサイクル情報は「SHIZUOKA CYCLING」を参照
▼INFO
静岡県スポーツ・政策課
https://www.pref.shizuoka.jp/bunka/bk-370/rugbyworldcup2019top.html
▼画像提供
静岡県東部地域スポーツ産業振興協議会HP
https://www.east-sports.org/
山中湖畔サイクリングロード(山梨県)
富士山を眺めながら、約14kmの湖畔を回るサイクリングロード
▲『山中湖畔サイクリングロード』から望むことができる雄大な富士山。
▲湖畔の風景や観光スポットを楽しみながら、マイペースに走れるコース。
約14kmの湖畔をほぼ1周できるように整備された『山中湖畔サイクリングロード』の最大の魅力はやはり、サイクリングをしながら自然の風景を存分に楽しめることで、雄大な富士山を眼前に眺めながら進んでいくコースになっている。また、国際的な自転車競技・ロードレースのコースを実際に走ることができるのも特徴だ。加えて湖畔にはさまざまな飲食店・美術館・体験施設などもあるため、休憩を挟みながら自分のペースで湖畔を回ることが可能。風のない穏やかな日には、“逆さ富士”を望むことができるスポットも!
▼INFO
山中湖村役場 観光課
https://www.vill.yamanakako.lg.jp