UNMAP YOUR LIFE 〜秋田県、駒ヶ岳&森吉山編〜 自分を解放する、こだわりの時間
「人生は、どこへ行くかではない。どう楽しむかだ」を体現する企画、UNMAP YOUR LIFE。今回はジープ ラングラー アンリミテッド スポーツとともに、秋田県の秘湯『乳頭温泉郷』と『杣温泉』を巡りつつ、東北を代表する山スキーエリア、駒ヶ岳と森吉山へ向かった。
▲秘湯、乳頭温泉へ向かう最後のパートは氷あり凸凹ありのラフロード。ラングラーが本領を発揮。
温泉ファンならずとも憧れの“秘湯”として知られる『乳頭温泉郷』と、北秋田を代表する森吉山の北側に佇む名湯『杣(そま)温泉』。この2つが今回の旅の目的地だ。その温泉に加えて、それぞれに隣接する東北を代表する山スキーの人気エリアでのスキー&スノーボードにも挑戦するため、非日常感溢れる世界へ向かった。
取材時は、3月初旬とはいえ寒波が来ると一晩で真冬のコンディションに一変する時期。そんな山道でも、『ジープ ラングラー アンリミテッド スポーツ(Jeep Wrangler Unlimited Sport)』なら実に心強い。起伏が連続しても8速オートマチックトランスミッションがスムーズな加速をサポートしてくれる。また、3.6リットルのV型6気筒DOHCエンジンは最高出力284psとパワフルで、しかも先代に比べて燃費性能も23%改善されている。
また、V型6気筒DOHCエンジンはパワーと高燃費性を兼ね揃えている。そして、片道500kmを越える今回のドライブは改めて快適さを確認したのがアダプティブクルーズコントロールだった。
▲田沢湖から乳頭温泉郷へ。雪が被った広葉樹に囲まれた道を走る。
▲雪道の走破性と安心感はラングラー独自の乗り心地といえる。
▲秋田駒ケ岳の主峰、男女岳(標高1637m)へ向かう最後の稜線。森林限界を越えており植物の姿は見当たらない。
秋田藩主の湯治場、乳頭温泉『鶴の湯』
首都圏から東北道を北上した後、秋田県の田沢湖方面へ。乳頭温泉に至る最後の3kmほどは、雪壁に囲まれたオフロードが現れる。取材時は降雪後ということもあり、かなりの凸凹道だったが、そこでラングラーの足回りの安定感を再確認できた。“秘湯”と言われることにも納得しつつ、鶴の湯旅館へ到着。
この宿は乳頭温泉郷で最も古い歴史を持ち、もともとは秋田藩主の湯治場として開かれた。本陣と呼ばれる茅葺き屋根の長屋を見ると、その歴史観にも納得。夜は、ろうそくに照らされて一層の趣が感じられる。
温泉は、その名の通り乳濁色で、硫黄を含んだ炭酸水素泉。乳頭温泉郷には7種類の源泉があり、宿ごとに異なる泉質は合計10種類以上にのぼる。
夕食は囲炉裏を囲んでのゆったりと落ち着いた雰囲気。岩魚の塩焼きと、宿オリジナルの味噌仕立ての芋鍋など、まさに非日常感の溢れる時間となった。
▲鶴の湯の入り口。左に長屋が立ち、その奥が露天風呂となる。乳頭温泉郷の八軒の中でも最も古くからある温泉宿。
▲古き良き旅館の佇まいを残しつつも、滞在空間は快適に施されている。
▲鶴の湯の名物、混浴露天風呂。この他、4種類の泉質の異なる源泉がある。
▲日本秘湯を守る会の会員であることにも納得。
▲囲炉裏を囲んでの夕食。岩魚に芋鍋、山菜と、特に日本酒好きにはたまらないラインナップが揃う。
絶景! 秋田駒ケ岳で森林限界を超えた山スキー体験
乳頭温泉郷の脇にそびえるのが、十和田八幡平国立公園の南端に位置する山々だ。その男女岳や男岳、女岳などを総称して秋田駒ケ岳と呼ばれている。周辺は秋田を代表する山スキー&スノーボードエリアで、ファンには魅力的な斜面が複数あり、登山ルートのバリエーションも豊富。
今回は、秋田アドベンチャーガイドの藤村岳毅さんのガイディングにより男女岳(標高1,637m)を目指した。秋田駒ケ岳エリアの最高所であり、展望も抜群。8合目より上部は森林限界エリアで木がなく、下界とは別世界が広がっていた。
▲前日には山麓でも30cmほどの新雪があった。最初の1時間は旧スキー場跡地の緩やかな斜面を登る。
▲山スキーでは動物の足跡を発見することも珍しくない。こちらはウサギの足跡。
▲中盤パートでは、夏道に沿ってブナ林をゆく。
▲八合目小屋は冬季には避難小屋となる。トイレが使えるのは嬉しい。
▲今回のガイドでお世話になった秋田アドベンチャーガイドの代表、藤村さん。生まれも育ちも田沢湖エリア。
▲男女岳山頂からの景色。右奥に見えるのが田沢湖だ。3月は1〜2月よりも天候が安定するので、眺めの良い確率も高まるという。
▲山頂直下、北面には良質で滑りやすい雪が残っていた。右奥に見えるのは男岳。
▲山頂北面。それぞれ、気持ちの良いターンを描く。4時間のハイクアップのご褒美の瞬間だ。
▲滑り終わった瞬間。安堵とともに笑顔が溢れる。
▲下山途中に見つけた沢、斜面の向きによっては良い雪質がキープされていた。
▲取材日は終日好天に恵まれた。
熊鍋と江戸時代からの名湯『杣温泉』
山スキーを終え、田沢湖のほとりのドライブを経て北上し、北秋田の名峰、森吉山とその麓の杣温泉へ向かった。この阿仁地方はマタギの里とも呼ばれている。マタギとは、クマなどの大型獣の狩猟を生業としてきた人々のことで、そのシンボルこそが森吉山なのだ。
杣温泉はそんな山深さを感じられる名湯。江戸時代に開湯し、8代目が引き継ぐ。夕食には熊鍋を選ぶこともできる。
▲杣温泉旅館へは国道から専用道が伸び、その行き止まりにある。秘湯感抜群。
▲100%天然の源泉かけ流しで、ナトリウム、カルシウム、塩化物硫酸泉。中庭にある混浴露天風呂は手作り。
▲熊鍋(写真)の他、鯉、岩魚、山菜やキノコなど、素朴な味わいの田舎料理を堪能できる。
▲入り口には立派な2本の杉がそびえている。
日本三大樹氷が広がる森吉山
宿から車で約40分、この日の目的地である森吉山の東面に広がる阿仁スキー場へ向かった。山麓から伸びるゴンドラで一気に標高1.200mのゲレンデトップへ。そこから山スキーの準備をし、まずは樹氷エリアを抜ける。
30分ほど歩くと、森吉山の山頂とそこから広がる樹氷の森が一望できた。我々は、スキー場の北側に広がる樹氷とブナ林のエリアへ。美しいブナ林は、スキーやスノーボーダーが気持ちよくターンできる間隔で、雪質も抜群。森吉が山スキーファンに人気だという理由にも納得。
▲ゴンドラを降りて、山スキーのハイクアップ用の専用シールを貼る。
▲右奥にかすかに見えるのが、前日に登った秋田駒ケ岳。直線距離にして約40km。
▲樹氷の間を滑る。例年は木の緑がまったく見えないほどの雪に覆われるという。
▲ブナ林は、滑るのにちょうど良い間隔だ。
▲森吉山のガイドをしてもらった齋藤直昭さん。秋田市出身で、シーズンは阿仁スキー場をベースにしている。
▲樹氷の合間をハイクアップできるのも森吉の魅力。
▲奥に見えるのは秋田平野。
今回は首都圏からの温泉旅&スキー旅としては、比較的距離の離れた秋田エリアを選んだが、滞在した2箇所はどちらも、他では決して感じられない非日常感に溢れた場所だった。冬季に限らず、季節ごとに敢えて遠出するのも良いなと感じさせてくれる旅だった。
今回使用したクルマ
『ジープ ラングラー アンリミテッド スポーツ(Jeep Wrangler Unlimited Sport)』
【主要緒元】
全長:4,870mm/全幅:1,895m/全高:1,840mm/エンジン:V型6気筒 DOHC/総排気量:3,604cc/右ハンドル/乗車定員:5名/無鉛レギュラーガソリン/最高出力(kW/rpm):209(284ps)/6,400(ECE/最大トルク(N・m/rpm):347(35.4kg・m)/4,100(ECE)
商品に関するお問い合わせは、Stellantisジャパン株式会社まで。
ジープフリーコール 0120-712-812(9:00~21:00、無休)
https://www.jeep-japan.com/
▲ラングラーの黄色は、アンリミテッド スポーツとアンリミテッド サハラのみで展開。
▲バックモニターはスペアタイヤの真ん中にある。
▲スクエア形状がラングラーっぽさを演出するバックライト。
▲ドア下部は小物入れとして便利なネット式スペース。
▲8速オートマチックトランスミッションのシフトバー。左側のバーでは走行モードを切り替える。
▲ラングラー アンリミテッド スポーツには3.6リットルペンタスターV型6気筒DOHCエンジンが搭載されている。
▲ラングラーっぽいこだわりに溢れる室内パネル。
▲メーター間の表示エリアは、フルカラーの7インチマルチビューディスプレイ。車両データがフルカラーで表示される。
▲ラングラーはキーレスエントリー&ゴーシステムなので、キーがポケットに入っていればSTART&STOPのボタンを押すだけでエンジンを始動できる。
▲超硬質スチールを採用したホディと同色塗装のスポーツバー。室内に荷物を引っ掛ける際にも役立つ。
▲もしものスタック時に役立つフック。テールランプ下の引っかけやすい位置にある。
今回の旅で使用した、こだわりギア紹介
▲(左) MSR/Dynalock Explore Poles (右下) MSR/Lightning Assen(右上) MSR/Snowshoe Bag
▲(左下)Insta360/Insta360 One X(左上)Salomon/Lo Fi Sigma Green GABL+1 Xtra L(右下)7Hestra/Omni GTX Full Leather(上)Salomon/Sense Ride2 GTX Invisible Fit
▲(左)K2/Mindbender 120(右)Exped/Padded Zip Pouch L
▲(左手前)K2/Mindbender Skin(左)(ストック)K2/Scepter Adjustable Carbon(左から)(スキー)K2/Reckoner 122, K2/Reckoner 102, K2/Mindbender 99 Ti
【Information】
乳頭温泉郷 鶴の湯
秋田県仙北市田沢湖先達沢国有林50
TEL:0187-46-2139
http://www.tsurunoyu.com/
※宿泊は2020年4月20日~5月31日まで、日帰り入浴は2020年4月20日~5月6日まで休止となっております。
湯の沢湯本杣温泉旅館
杣温泉
秋田県北秋田市森吉字湯ノ沢7
TEL:0186-76-2311
http://www.somaonsen.com/
森吉山 阿仁スキー場
秋田県北秋田市阿仁鍵ノ滝79-5
TEL:0186-82-3311
http://www.aniski.jp
※2019-2020シーズンの営業は終了しております。
秋田アドベンチャーガイド
TEL:090-9516-5114(9:00〜17:00)
https://www.akita-adventure-guide.com/
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Text:Tatsuya Tayagaki
Photos:TAKAHIRO NAKANISHI
Skier:Tatsuya Tayagaki
Snowboarder:Kensaku Yamane