Interview

2013.03.29

Jeep®をカスタムした“仰天計画”を立てる元オリンピックスキーヤー、スティーブン・リー氏インタビュー

キャタピラ装着のJeep® Wranglerで、雪山アウトドアも完全制覇!!

1980〜90年代、アルペンスキーのオーストラリア代表として冬期オリンピックやワールドカップに出場し、国民的ヒーローの一人として知られるスティーブン・リー氏。オーストラリア史上いまだ3選手しか成し遂げていないW杯優勝の偉業を筆頭とする、華麗な競技人生を終えた今も、スキー競技の解説者としてテレビに登場するなど、母国ではお馴染みの人物だ。
現在では、バックカントリースキーツアーのビジネスを立ち上げ、実業家として活動する一方、Jeep® Australiaのブランドアンバサダーの顔も持つ。そのスティーブンさんが、長野県・白馬に長期滞在中と聞きつけ突撃インタビューを試みた!

──どのようないきさつでJeep®とコラボすることになったのでしょう。

バックカントリーツアーのビジネスを始めたのが、約3年前。最初の年は、ビジネスの立ち上げに注力したんだけど、2年目になって、世界観やコンセプトを共有し、いっしょに仕事ができるパートナーを探していたんだ。そこで目にしたのがJeep®の『Don’t Hold Back』(躊躇するな!)というキャンペーン。タグライン、ヴィジュアル、コマーシャル映像のすべてが、限界に挑むアクションを想起させる素晴らしい出来で「これだ!」ってひらめいたのさ。すぐさまJeep® Australiaのマーケティングマネージャーとミーティングをして意気投合。こうして始まったJeep®とのパートナーシップも2年目に入って今年はもっと拡大していく計画なんだ。

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──具体的にはどんな計画が進行中なのですか?

バックカントリーツアーのゲストを送迎する車両にWranglerを導入するため、装備の開発などをJeep®と進めているところ。今は、Jeep®のグリルを付けた(!)スノーモービルを使っているんだけど、今シーズンは、タイヤの代わりに雪面専用のキャタピラを装着して、オープントップにしたWranglerでゲストを、バックカントリースキーのできるところまで運んで行くんだ。オーストラリアの山は、日本みたいに高く、険しいことがないので最適だと思う。スノーキャット(雪上専用車)仕様のWrangler! オープンだから、天気の良い日に大自然のど真ん中までJeepで行けたら楽しくてしょうがないだろうね(笑)。このクルマは、普通に車道を走ることもできるから、そんな特別仕様のWranglerを見たらみんなびっくりして目を丸くするに違いない(笑)。

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──オーストラリアでもバックカントリースキー/スノーボードは人気ですか?

バックカントリーは、オーストラリアでも次第に市民権を得たスポーツになってきているんだ。日本でもそうだけど、世界的なトレンドだよね。以前は、限られた人しかやらない類いのスポーツだったけど。リフトに乗って、さらに徒歩で山を登って、スキーやスノーボードで滑り降りる。一度やったらもう病み付きになるくらい楽しくて気持ち良い。最近では、ギアも各種あって性能が向上しているのも人気の後押しをしていると思う。

“バックカントリーサーフィン”にも最適だね(笑)。

──現在は、Grand Cherokeeに乗っているそうですが、クルマの印象は?

ブラックのGrand Cherokeeに乗ってるんだけど、Wrangler同様、雪道でも走行性能はバッチリ。オーストラリアの中でも雪の多いエリアで育ったから、雪道の運転には精通しているつもりだけど、Jeep®の走行性能は本当に高レベル。居住性もとても高いしね。そしてスキーとならぶ僕のもうひとつの趣味がサーフィン。リアのトランクスペースにサーフボードを積んで、草原、砂浜、トレイルを抜けて、秘密のビーチへドライブするんだ。言ってみれば“バックカントリーサーフィン”だね(笑)。メルボルンから3時間ほど行くと国立公園があるんだけど、そこを通り抜けていく。Jeep®は、それをいとも簡単にこなしてくれるから、僕にとっては理想的なクルマさ。

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──オーストラリアでのJeep®ブランドのイメージは?

オーストラリアでも、Wranglerや歴代のJeep®に対するイメージからマッチョでオフロードな印象を持つ人が多いけど、最近は、ラインナップもエントリーレベルからWranglerみたいなハードコアなモデルまで幅広く、とてもモダンなイメージにシフトしていると思う。その証拠に、子どもの送り迎えやショッピングなどの街乗り用にヨーロッパ系の高級SUVを買うのが典型だったいわゆる富裕層も、いまではJeep®に乗ってるっていうファミリーも多いくらいなんだ。

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──プロスキーヤーにとって、スキー板、ブーツなどの装備はとても重要だと思いますが、ではJeep®を装備に喩えると?

WranglerもGrand Cherokeeも、掛け値無しにトップクオリティの“装備”だね。タフで、僕が行きたいところすべてへ連れて行ってくれる。雪山でも、ビーチでも、トレイルでも、どんなロードコンディションでも決して期待を裏切らない。スキーと同じさ。最高の体験のためには、最高の装備が不可欠。さらにはドレスアップして、奥さんやガールフレンドとシャレたレストランへディナーに行くときにも使える。こんな理想的なギアはなかなかないよ。

プロスキーヤーとして、世界各国のスキーリゾートを滑ってきたスティーブンさん。選手時代は、1年のうち250〜300日ほどスキーする時期もあったという百戦錬磨の彼にしても、素晴らしい雪質と3,000メートル級の日本アルプスを擁する白馬はとても特別なエリアだという。故郷オーストラリアに次ぐ土地として白馬を選んだスティーブンさん。果たしてスノーキャット仕様のWranglerで、長野の道を走る日はやって来るのだろうか?

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