Camp Gear

2022.03.10

“アウトドアの何でも屋”こと、牛田浩一さんが厳選紹介!2022年最新アウトドアギア特集

Nicetime(ナイスタイム)『NMG 001 Nata』

MoMAに展示されていてもおかしくない鉈

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▲『NMG 001 Nata』¥19,800(税込)

渋谷区幡ヶ谷の閑静な住宅地に洒落た佇まいのSHOPがある。アウトドアセレクトショップ「Nicetime Mountain Gallery」(以後、NMG)だ。並べられた商品達は売り物というより展示品のよう。そう機能面も然ることながらデザイン性にも優れたアイテムを数多く扱っている。そんなNMGが初のオリジナルプロダクトを作ったという。それがこのNMG 001 Nataだ。武骨を極めた道具のひとつは鉈ではないだろうか。これをNMGが作るとやっぱり洒落た鉈になる。単純にカッコイイと思う。でも鉈にお洒落でカッコよさを求めるものなのか? と思った時にWEBで詳細を閲覧して感動すら覚えた。ぜひ、その開発経緯をご覧いただきたい。シンプルさの中にある機能美とデザイン性。NMGにして初のオリジナルプロダクト、NMGのコンセプトをそのまま反映し、物欲をかき立てられる。使い心地? そりゃ最高ですよ。

▼INFO
Nicetime Mountain Gallery
https://www.haveanicetime.jp/

outdoor element(アウトドアエレメント)『フェニックス タロン サバイバルナイフ』

これ一本持っていれば安心できるサバイバルナイフ

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▲『フェニックス タロン サバイバルナイフ』※2022年3月発売予定

サバイバルナイフというとランボーよろしく、ごついナイフを連想しがちだが、このアウトドアエレメント社のサバイバルナイフはひと味違う。同ブランドはファイヤービナーという火花を出すスパークホイールなど、5つの機能を搭載したカラビナを展開しており、この「ファニックス タロン」は本当にサバイバルで必要な機能を凝縮させた新商品。全長は約27cmと小ぶりながら重量バランスと堅牢性が高いフルタング仕様、鋼材はステンレスと炭素鋼の中間でセミステンレスともいわれる“D2”を採用しているので、羽持ちの良さと研ぎ易さを兼ね備えている。グリップエンドには同社ならではのスパークホイールを搭載し、刃先にはパラコードなどのカットに楽なガットフックが付いている。このガットフックを使う時はハンドルそばの大きな穴に人差し指を掛けると力が入りやすい。またハンドル内にはポケットがあり、このガットフックの替え刃が入っているため、着火剤などを収納したりと意外と重宝する。シースも手を抜いていない、側面にダイヤモンドシャープナーが付いているので、切れ味が落ちたと思ったらその場でシャープニングができるのだ。なにより一番うれしいのはスパークホイール! 禁煙や電子タバコへの移行でライターを持ち歩かなくなり、バーナーのイグナイターが壊れたときや火おこしの際にあってよかったと思うはずだ。

▼INFO
株式会社モチヅキ
https://www.e-mot.co.jp/

belmont(ベルモント) 『御料理板(ORYOURIBAN)まな板&包丁セット』

痒い所に手が届く、こんなまな板待ってました!

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▲『御料理板(ORYOURIBAN)まな板&包丁セット』¥8,360(税込)

ベルモントから昨年発売された抗菌バタフライカッティングボードを愛用中ではあるが、同ブランドからまた物欲をかられる魅力的なまな板が発売される。パッと見は竹のまな板なのだが、本体側面に取り付けられた磁石により通常のまな板サイズから横長やL字型にしてみたり、2人で別々なものを切ったり、生肉用・野菜用と分けてみたりと、とにかく使い勝手がよい。包丁セットにはツールケースが付属されており、なにかと重宝する。その名のとおり、キャンプでの料理番にもってこいの機能満載。

▼INFO
株式会社ベルモント
http://belmont.co.jp/

Fireside Outdoor(ファイヤーサイドアウトドア)『スイッチバック』

やっぱり真っ平に収納できるのはよいことだ

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▲『スイッチバック』※2022年4月発売予定

こちらも2020年の前回の企画で紹介をした日本に初上陸したアメリカのブランド。その際には焚き火台を紹介したが、今年の新商品はまな板&包丁のセット。今回はもう1点ベルモントの変形するまな板を紹介したが、こちらは一枚もの。普通のまな板より、少し奥行があり、そこに包丁がすっぽりと収納でき、シリコンカバーを被せて持っていくことができる。この収納時に本当に薄く真っ平になるという点が
評価が高い。キッチン道具をまとめたボックスなどに入れる際に一番下にしても良いし、横の余った隙間に入れてもいいし、とにかく収納のしやすさがGOOD。まな板本体は竹の再生素材100%を使用している点もサステナブル。またこのシリコンカバーは滑り止めとしてもいいが、トレーとしても重宝しそう。

▼INFO
株式会社モチヅキ
https://www.e-mot.co.jp/

thermacell(サーマセル)『バックパッカー』

世界一の殺人鬼“蚊”から身を守る

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▲『バックパッカー』※2022年6月発売予定

世界一の殺人鬼をご存じだろうか。それは熊でもサメでもなく、人間でもない小さな“蚊”。蚊そのものが殺しているわけではないのだが、蚊がデング熱やマラリヤ、黄熱病、日本脳炎などの病原体を媒介してしまうのがその理由。数年前には東京でもデング熱感染者が出て、最終的に都内で100名を超える人が感染した。その要因は温暖化等さまざまあるが、実際に感染者が出たことは事実。転ばぬ先の杖的に身を守る必要がある。今回紹介するのは、世界32ヶ国以上で虫除け剤を販売するメーカー・サーマセル社から登場した、肌に薬剤を付けることなく防虫効果が得られるアイテム「サーマセル バックパッカー」。ベープマットのようなマットタイプで、“プラレトリン”という有効成分を加熱し、揮散させることによりユスリカには直径4~5m、ブヨには1~2mの範囲で効果を発揮する。火を使わず煙も出ないので、テント内でも使用できる。OD缶仕様のこのアイテムは最大75時間効果が持続する。マット自体は1枚で約4時間有効なので、一番刺されやすい夕方から寝るまでに1枚、就寝時も気になるようであればもう1枚使うとよいだろう。何より普通の虫除けスプレーでは防ぎきれないブヨにも効いてくれるのは嬉しい限りだ。

▼INFO
株式会社モチヅキ
https://www.e-mot.co.jp/

FLOAT(フロート)『FLOAT KIDS KUMA-BLACK』

買い替えず使用し続けられる!これまでにないキッズサングラス

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▲『FLOAT KIDS KUMA-BLACK』※2022年5月発売予定

日本でもサングラスが市民権を大分得てきたように感じる今日この頃。紫外線から目を守る、怪我から守るという観点でいうと子どもだからこそ着けさせたい。けど、いいものは高いから壊されたりしたら……と悩むのも正直なところ。そこで紹介するのは、2020年でも紹介したFLOAT OUTDOORの今年発売となる新しいシリーズ「FLOAT KIDS」。日本メガネ大賞2022年「キッズ部門」で受賞も果たした本商品は、本家FLOAT OUTDOORで使用されている蛇腹式のテンプル構造で顔幅を選ばず、しなやかにフィットし、このテンプル自体が柔らかい素材なので、成長に合わせて簡単に長さの調整ができる。10歳前後からしばらくの間使用できるので買い替えずに着用し続けられるから経済的。もちろんレンズは偏光で内側には乱反射を防ぐコーディングがされているので、視界良好! FLOAT OUTDOORと同じように首に掛けておくことができるので、頭に掛けておくより汚れず、落としづらいという点も嬉しい。モデルはウェリントン型のKUMA-BLACKとボストン型のRISU-BROWNの2種類あるので、子どもに合わせて選ぶことができ、何より価格帯も高すぎないのでキッズ用として丁度いい。

▼INFO
アルファ株式会社
https://float-glasses.com/

▼PROFILE

牛田 浩一(うしだ・こういち)

Ushida_Photo “アウトドアの何でも屋”こと、牛田浩一さんが厳選紹介!2022年最新アウトドアギア特集

化石堀りが趣味だった父親の影響で幼少よりアウトドアに親しむ。アウトドア用品の輸入卸会社で広報・マーケティングを経て、アウトドア専門のアタッシュドプレスとして独立。PR・マーケティングをベースに撮影コーディネート、イベント運営など“アウトドアの何でも屋”。著書に「キャンプ雑学大全 2020」がある。

Text:牛田浩一

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