Jeep® Compass in Rishiri

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稜線に立つ仲間の向こう側に光る水平線。ここは世界有数のBCアイランド。

嵐が過ぎ、とうとう利尻の核心に迫るときが来た。尾根沿いを進み標高を1,000m近くまで上げると、自分たちが求めていた崖の絡んだ大斜面を見ることができた。今回強風でそこに近づくことはできなかったが、足元を見ると気持ちの良さそうなラインが無数にあった。映像に残したいのはアグレッシブなラインだと言いつつも、ノートラックのロングバーンはもちろん大好物である。軽すぎない利尻の雪は妙高エリアをホームとする僕好みの踏み心地で、緩い沢状の地形をニヤケながらハイスピードで滑った。

無数にある利尻の沢のひとつに飛び込む中村陽子。標高差約300mを数秒で滑り降りる。

悪天候時の森のなかでのパウダーショット、水分少し多めのパウダーは僕好み。

先シーズンは滑りをレベルアップさせることに専念していた佐々木悠。小さいジャンプでもしっかり技を決める。

そして、最終日。ついに飛べそうな崖を発見。少し雲に隠れているが、向かいの尾根に崖を絡めたラインが見える。足元の日陰になった斜面を滑り降り、また200m登るのだ。雲が抜けるかどうかは賭けでしかないが、もちろん行くしかない。
光も弱く影になった起伏の見えない斜面を足裏感覚を研ぎ澄ませて滑り降り、また登る。30分ほどかけて細い稜線に立つと反対側もいい感じの斜面だった。利尻山は無数の尾根が張り出していて、数えきれないほどラインがある。ふと海の方を見ると稜線の上に立つ仲間の先に光る海が見えた──。
「雲が切れたらドロップします」
対面で待つカメラマンと無線でやり取りしたあとドロップイン。理想的には、十分なスピードと綺麗なターンで、途中にたまたま崖があったという感じで滑りたいがパウダーが浅めなので、飛びすぎるとやられると思いスピードを抑え気味に飛ぶ。しかし着地点の雪は想像以上に硬く、弾かれそうになったが、真正面に木が見えたので無理やり板を押さえ込んでかわす。流れを止めずに滑り終えることはできたが、満足な滑りとはならなかった。しかも無理な動きで腰を痛めてしまった。
下山中に見た海に沈む夕日は、6日間やりきった充足感と敗北感が入り混じり、なんともいえず心に染みた。

このまま永遠に斜面が続けばいいのにと思った今回のトリップでいちばん気持ちよかったラン。ハイスピードノートラックパウダーは最高デス。

僕が40歳を越えてもプロとして滑り続けられているのは、周りの仲間、スポンサー、家族のおかげだ。目標に向かって猪突猛進といったタイプではないが、どんなことにも対応できる柔軟性を持っている。幾つになっても、「スノーボードがうまく、かっこよくあること」を心がけているし、事実、滑りは年々進化している。
Jeep® というブランドは、スタイルを大切にしつつも、現場で使える本物の性能を求め続けるクルマ作りが支持されているのだろう。僕も本物であり続けるために、芯をぶらすことなく滑り続けていきたい。

利尻を共に過ごした4人。このメンバーに、オリンピックの解説で一躍名を馳せた中井孝治が加わったアラスカや、北海道でのトリップを収めた、ハートフィルムス最新作「In the Moment」をぜひ!

今回の旅をまとめたムービーはこちら! 
【Jeep®️ Compass 利尻 ~バックカントリーの島へ~】

●小西 隆文(こにし たかふみ)
プロスノーボーダー。23歳からプロ活動を始め、20代はビッグエアの大会を中心に活動。同時にカナダ、アメリカ、アラスカ、スイス、オーストリアなど世界中を旅し、国内外バックカントリーでの経験も豊富で、安定感ある滑りと的確な判断に定評がある。2017年白馬コルチナで開催された「Japan Freeride Open」で2位、「天神 Banked Slalom」では日本人最高位。ストリートレール、ジャンプ、パウダー、ビックマウンテンで魅せれる国内屈指のオールラウンダー。ハートフィルムスの活動には初期から参加しているベテランメンバー。

今回使用したクルマ

ジープ コンパス リミテッド(Jeep® Compass Limited)
 

【主要諸元】
全長:4,400mm/全幅:1,810mm/全高:1,640mm/乗車定員:5名/エンジン種類:直列4気筒マルチエア16バルブ/総排気量:2,359cc/使用燃料:無鉛レギュラーガソリン/最高出力(kW/rpm):129(175ps)/6,400(ECE)/最大トルク(N・m/rpm):229(23.4kg・m)/3,900(ECE)/4輪駆動(オンデマンド形式)/全国メーカー希望小売価格¥4,190,000~(消費税込)

Jeep® フリーコール 0120-712-812
https://www.jeep-japan.com/

Text by Takafumi Konishi
Photos by Keiji Tajima, Loki

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