『Jeep® Cherokee』と楽しむウイークエンドキャンプ
キャンプサイトで映える『Cherokee』のグッドデザイン
茨木さんの家は5人家族。だが、この日は一番上の娘さんが、どうしても都合が合わず欠席。今日は4人でのキャンプだ。
「うちは5人家族だし、やっぱりイベントなどに出展する関係で、ときには大量の荷物を積まなければいけません。だから大きなクルマにしていますが、今回のように4人までのキャンプ装備なら、ラゲッジルームの積載量は問題ないですね。もしスペースが足りなくても、上にキャリアを付けたり、ボックスを乗せたりすれば、解決できますしね。そういう風にカスタムするというのは、このクルマに合っていると思います。なんだったら自作でウッドのキャリアを作ってくっつけるなんていうのも楽しそうですね。
キャンプ道具もそうなんですが、名作といわれているものほど、カスタムする自由度が高かったりするんですよね。そして、自分仕様に仕上げようと、いろいろ試行錯誤しているうちに、さらにそのモノの良さが見えてくる」
クルマもギアの一部。
キャンプ道具を自分が使いやすいようにカスタムしていくという茨木さんにとって、クルマもその例外ではないのだ。
つぎつぎに運び出されるキャンプ道具。両手が塞がった状態でも、ボタンひとつで自動的にリアゲートが開閉できるので、積み降ろしはいつも以上に楽だという。
「僕が家具を作るときには、どんな人が、どんなシチュエーションで、どのように使うか、ということをよく考えて作るんですが、このクルマを開発した人も、きっとそういう風にいろいろなことを考え抜いて作ったんじゃないかなと思います」
荷物を降ろしたら、キャンプサイトのセッティングが始まる。父と息子がテントを張り、焚き火を熾す。母と娘は料理の下ごしらえに取りかかっている。
「キャンプをしょっちゅうしているからか、家でも結構お手伝いしてくれるんですよ。僕らがイベントなどで外出するときも、料理まで作って留守番してくれますからね」
経験が人を育てる、とはいうが、茨木家は“ソト育”がとてもうまく行っているパターンのようだ。みんなが率先して動き、そして手が足りなそうなら手伝う。抜群のチームだ。
「キャンプって、子どもの教育の場として最適だと思うんですよね。たとえば火や刃物の使い方にしても、どこまでやったら危ないのか、というのを実体験できる場所です。親はすぐに手伝うのではなくて、まずはやらせてみる。そして危ない部分があったら、その都度助言してあげる。
こういうやりとりがいまこそ大事なんじゃないかなと、キャンプを通じて思うようになりましたね」
もちろん、サイトを作り終わったら、子どもといっしょに思いっきり遊ぶ。この日はスラックラインを持参して、思う存分楽しんでいた。
「オートキャンプの場合は、クルマの存在はすごく大きいんです。移動する足であり、荷物を積む場所でもある。なによりも、自分のサイトの中で一番目立つ存在になるわけですからね。キャンプのギアを選ぶように、デザイン性、機能性、使い勝手、さまざまな視点から検討しなければいけないと思うんです」
日も暮れてきて、キャンプサイトにはランタンが灯った。焚き火の上のダッチオーブンからは、リブロースの香ばしい匂いが漂ってくる。キャンプ特有のゆったりとしたいい時間が流れている。
「うん。絵になるクルマですね」茨木さんが満足そうに呟いた。
その視線の先には、茨木さんの作り上げたシエルブルーのウッドの家具にチェリーレッドの『Jeep® Cherokee Longitude』が良く映えていた。