Jeepのモデル別・積載企画第5弾&ラストはグランドチェロキー編！今回のテーマは“カップルでアウトドアバイクを積んで行くキャンプ”。本企画のレクチャー役である人気スタイリストの平健一さんが、テーマに合ったギアの数々をグランドチェロキーに積み込んで、カップルにオススメの秋キャンプをご紹介！

「Jeepにはどれだけ荷物が積めるの！？」という読者の声にお応えして、2020年からスタートした【Jeepモデル別・積載企画】。ラングラー編、コンパス編、レネゲード編、チェロキー編とお届けしてきた本企画も今回のグランドチェロキー編でラスト！ 力強さとラグジュアリーさを兼ね備えたプレミアムSUV『ジープ グランドチェロキー リミテッド（Jeep Grand Cherokee Limited）』に、“カップルでアウトドアバイクを積んで行くキャンプ”をテーマにギアを積載し、本企画のレクチャー役・平健一さんとPICAさがみ湖（神奈川県）へ向かった。

快適性＆居住性が高いグラチェロには電動自転車と厳選ギアをIN！

アウトドアにぴったりのシーズンである秋を迎え、日本全国のキャンパーたちのテンションも上がっている今日この頃。大自然の中で自分たちだけのプライベート空間を満喫できるキャンプ場も大盛況で、こんなときこそ愛車に乗って羽を伸ばしにいくのが最高だろう。今回はカップルでのお出かけにぴったりな快適さとラグジュアリーさが魅力のグランドチェロキーで、神奈川県相模原市にあるPICAさがみ湖へ。

PICAさがみ湖はテント、トレーラー、ログキャビンなどから豊富な宿泊スタイルを選べることや、宿泊施設に寝具や調理器具、アメニティーなどの備品や冷暖房設備がそろっていることなどから幅広い層に人気のスポット。さらに、ここはそもそも『さがみ湖リゾート プレジャーフォレスト』という遊園地内にあるキャンプ場ということもあり、かわいいテントを始めフォトジェニックなエリアが多いためカップルにも人気だ。

▲PICAさがみ湖、トレーラーコテージ・TAKIBI

▲ログキャビン

積載企画のレクチャー役・平健一さんとともに現地に到着し、設営を始めようとトランクを開けてビックリ！ 中にはインパクト抜群のどデカイ自転車が……アウトドアでキャンプをしながらアクティブに自転車も乗るカップルでの秋キャンプにおける、ギア選び＆積載のポイントを平さんにレクチャーしてもらった。

──まず今回のグランドチェロキー編のテーマを教えてください！

今回は“カップルでアウトドアバイクを積んで行くキャンプ”というテーマで、カップルでゆったりするキャンプに加えて、メインで積載した電動アシスト自転車に乗って遊ぶというイメージですね。

▲スタイリストの平健一さん

──積載したギアはどういったポイントで選びましたか？

今回はこの自転車がかなり大きいので、ギアはできるだけ軽いものかつ厳選して積んでいます。テントはヒルバーグの3人用を2人で使うイメージ。ただ念のため電動アシスト自転車用のバッテリーは持ってきました。

──グランドチェロキーにギアを積載する際のポイントを教えてください。

グランドチェロキーは快適性や居住性が高くて、荷物もたくさん乗るので今回はあえて大きな自転車をチョイスしたんですが、その自転車を傷つけないような積み方をしました。ブランケットを引いたり包んだりしつつ、自転車の周りには柔らかいものを挟みながら中で荷物が動かないように固定しています。

──今回のテーマに合う車種としてグランドチェロキーに乗ってきましたが、印象はいかがですか？

開放感がありますね。あと走りもやっぱり良かったです。スムーズに加速しますし、パワフルですし、なおかつスピードがある程度出ると速度を自動で調整してくれる安全機能も付いている。都会で映えるラグジュアリーなクルマでありながら、悪路も今日みたいなキャンプも行ける素晴らしいモデルだと思います。

グランドチェロキーに合う、平さんオススメのキャンプギアをご紹介！

【電動自転車】super73『SUPER73-SG1（Black）』

カリフォルニア生まれの電動アシスト自転車がついに日本上陸！ 電動アシストが利いた状態での時速は24km＆1回の充電で通常60〜70kmの走行が可能で、まるでバイクのようなタフなビジュアルがインパクト抜群。

「35万円ほどするので決して安くはないですが、今の自転車ブーム、中でも電動を含めた高級自転車ブームもあって月に60台も売れています。夏にネイバーフッドの別注も発売されて話題になりましたね。“これ原付！？”と思うぐらいスピードが出るんですよ。なかなか場所と乗り方を選ぶと思いますが、興味のある方はぜひ！」

【焚き火台】flames『ファイヤースタンド』

2020年夏に誕生したソロキャンパー向けの焚き火台は、炎を引き立てる重厚かつシンプルなデザインと、最小限のパーツで組み立て＆収納ができる携帯性の高さが多くのキャンプ好きたちからの支持を得ている。

「フレイムスはナガサキ工業さんという鉄加工の会社が2018年に立ち上げたアウトドア向けブランド。この焚き火台はソロでキャンプをする方向けで、鉄の重厚感やソリッドな感じが魅力的で、最小限のパーツでコンパクトにL時型で収納することができますし、中央に薪を乗っけるだけのシンプルな使い方もいいですね」

【カセットコンロ】Iwatani『カセットフー タフまる』

耐荷重20kg＆風に強いカセットコンロは、アウトドアで簡単に料理を楽しみたい方向け。別売りの専用アクセサリーシリーズを使えば、焼肉、グリル、網焼き、お好み焼きといった料理も作ることができる。

「このカセットコンロはキャンプなどで風が強くても火が消えにくくて、ダッチオーブン料理なども作ることができます。あとアウトドアに持って行きやすいように専用のキャリングケースが付いているので、持ち運びも楽なんですよね。タフまるはキャンプにはもちろん、災害グッズとしてもおすすめしたいです」

【チェア】Liberaiders『フォールディングチェア』

日本発信のストリートウェアブランド・リベレイダースが初めて制作したアウトドアチェア。タフな素材感、使いやすいディテールに加えて、フォールディングタイプなので畳むとコンパクトに持ち運べる。

「3年目のストリートブランドで、ミリタリー×ロック的なウェアに加えてアウトドアギアも出してるんですね。これはよくあるディレクターズチェアを自社でオリジナルのパイプを使って頑丈にして、さらにコーデュラナイロンを使っているのですごく頑丈。背もたれに付いている収納ポケットも便利ですね」

【テント】Hilleberg『アンヤン 3（レッド）』

持ち運びと設営が苦でない軽さと、雨風に耐えうる強さを併せ持ったテント。2人で使用すればゆったりとしたスペースを確保することが可能で、アウトドアにおける3シーズンのキャンプで活躍するだろう。

「カップル2人ならちょっとだけ余裕のあるサイズかなということでこれを選びました。それでいてかなり軽量で、張り方も角を4点留めてポールを入れるだけなので、テントを張り慣れていない方でもすごく楽だと思います。あとこのテントは風にすごく強くて、シェルナイロンを使っているので雨にも強いです」

【ポンチョ】GRIP SWANY『FIREPROOF PONCHO / OLIVE』

国内の検査機関で難燃生地として認められた、グリップスワニーの独自素材を使ったポンチョは、キャンプの焚き火や料理で火の粉が飛んできても問題なし！ また、胸の大型ポケットは小物を入れるのに便利。

「これは難燃性のポンチョでして、焚き火するときなどに冬ですと高いフリースとかダウン、シェルなどはナイロンとかポリエステルが多いのですぐ溶けちゃうんですね。それだともったいないので、それらのウェアの上にこれを着ておけば火の粉が飛んできても全然大丈夫。これは身体と洋服を守るウェアですね」

【ランタン】Goal Zero『Lighthouse Micro Flash』

3つの点灯モードの切り替えと輝度調節、そして最大170時間の点灯が可能というコンパクトなLEDランタン。耐水性に優れた設計とコンパクトなサイズ感は、アウトドアシーンで使用するのにぴったりだ。

「アウトドア好きには、もはや説明不要な170時間もつランタンです。USB充電ができて、軽くて、扱いやすく、明るい。キャンプだけでなく日常でも持ち歩きやすいというのがウリでして、ただ……手に入りにくい。それでも僕がやっている平屋ならタイミング次第で買えるのでぜひチェックしてください、ハハハ！」

【テーブル】UNIFLAME『焚き火テーブル Orange別注モデル』

通常はホワイトアッシュを使用するサイドの素材にくるみ（ウォルナット）素材を使用した、和歌山県のアウトドアショップ・オレンジの別注モデル。熱・キズ・汚れに強いのでアウトドアのテーブルにぜひ。

「ユニフレームで定番の焚き火フレームを、チェロキー編で紹介したアウトドアスパイス『ほりにし』を出しているオレンジさんが木目の部分に別注をかけているのがこちら。ユニフレームとオレンジの焼き印も入っています。これはサイドテーブルとして使えますし、2人ぐらいならメインでも使えそうですね」

【ポータブル電源】Mighty『ポータブル電源』

アウトドアでFMラジオやBluetoothで繋ぐことで音楽も聴くことができるポータブル電源は、ランタンにもなるLEDライト1、懐中電灯の役割を担うLEDライト2も本体に搭載。さらに防塵・防水機能を備えている。

「これはBluetoothで音楽も聴けて、ラジオも聞けて、ライトも点けられる。電源バッテリーも携帯充電もいけまして、さらにクルマのバッテリーが上がってしまったときにも繋ぐことができるんですよ。アウトドアでスクリーンタープを使って映画を見る方にもいいですし、これも防災グッズとしておすすめです」

【ソフトクーラー】AO Coolers『24パック キャンバス ソフトクーラー デラックス』

500mlが20本、2Lが4本入るエーオークーラー社のソフトクーラー。少人数で行くキャンプに必要な飲み物を入れるには十分な容量で、外側にある2つのポケットに栓抜きなどちょっとした小物を入れることもできる。

「最近はハードクーラーを2つ持ち歩くよりも、ハードクーラーとソフトクーラーを持っていく方が増えています。カップルで行くキャンプで食事なども手軽に済ませるなら、このぐらいのサイズの方が持ち運びも楽。ハードクーラーには食材だけ、ソフトクーラーには飲み物だけみたいな感じで使い分けるといいですよ」

【タンブラー】ORCA『Chaser 27oz』

クーラーボックスの定番中の定番ブランドであるオルカのタンブラーは、二重真空断熱構造で保温＆保冷のどちらにも抜群の効果を発揮する。全4色のカラーラインナップからあなた好みをチョイスしよう。

「これは中に氷を入れてもすごく持ちがいいタンブラーで、特に割ものを入れて冷たいものを持っていくのにいい。あとは飲み口にふたの返しがあって、よく見るとオルカのトレードマークであるシャチの尾びれになっているのもかわいいですね。前までこのカラーは日本未発売だったんですけど、ボディに刻印がしてあります」

お気に入りのギアを積載して、Jeepとともに在るライフスタイルを満喫！

平さんのレクチャーで全5回にわたってお届けしてきたJeepのモデル別・積載企画。それぞれの車種に応じて積載できる荷物の数と量、そして似合うギアはどのようなものなのかがJeepオーナーたちに伝わったなら幸い。もし見逃している回があればぜひこの機会にチェックしてほしい。今回の企画を参考に、これからの季節もキャンプをはじめとするアウトドアへ繰り出し、Jeepとともに在るライフスタイルを満喫しよう！

今回使用した車

『ジープ グランドチェロキー リミテッド（Jeep Grand Cherokee Limited）』

【主要諸元】全長：4,835mm／全幅：1,935mm／全高：1,805mm／乗車定員：5名／エンジン種類：V型6気筒DOHC／総排気量：3,604cc／使用燃料：無鉛レギュラーガソリン・93／最高出力（kW/rpm）：213（290ps）/6,400（ECE）／最大トルク（N・m/rpm）：347（35.4kg・m）/4,000（ECE）／常時4輪駆動

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商品に関するお問い合わせは、Stellantisジャパン株式会社まで。
ジープフリーコール 0120-712-812（9：00～21：00、無休）
https://www.jeep-japan.com/

Text：ラスカル（NaNo.works）
Photos：佐藤 大輔