UNMAP YOUR LIFE 〜山梨県、八ヶ岳・本沢温泉&硫黄岳編〜 温泉のある山旅で自分を解放する、こだわりの時間
「人生は、どこへ行くかではない。どう楽しむかだ」を体現する企画、UNMAP YOUR LIFE。今回はジープ レネゲードで、温泉のある山登り、そしてテント泊の醍醐味を満喫するのがテーマ。秋を先取りして、“ちょうど良さ”で人気の八ヶ岳へ向かった。
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今年は、好天の日が多い夏で、各所で山歩きをする人が増えているという。
そして山歩きは、これから秋が絶好の季節。
猛暑は去り、天候は安定し、虫は減り、紅葉が始まる。
そしてなにより、山での天然温泉は至福の極みといえよう。
今回は、そんな秋にこそ訪れたいエリアをご紹介。
山梨県と長野県にまたがる八ヶ岳は30kmにおよぶ山域の総称であり、最高峰の赤岳(2,899m)を筆頭に3,000m弱の稜線が南北に伸びる。
エリア全域に渡って個性的な山小屋も多く、火山地帯だけに温泉、鉱泉も複数点在する。
我々が向かったのは、日本で最も標高の高い露天風呂を有する本沢温泉。テント泊の翌朝は、その標高の割には登りやすい硫黄岳(2,760m)に登頂した。
ぜひ、仲間で、家族で、カップルでこの秋の旅計画の参考にどうぞ。
首都圏発、中央自動車道を爽快ドライブ
8月、午前5時に都内を出発した。
今回の相棒は、『ジーブ レネゲード ロンジチュード(Jeep® Renegade Longitude)』と、学生時代の友人。
お互い平日は仕事に忙殺されているが、そのぶん週末は目一杯楽しむ主義。社会人10年目を過ぎ、趣味のアウトドアでは厳選した遊び方を追求するのがこだわりだ。
山歩きと温泉をテーマに、こだわりの山道を愛車に山道具を詰め込んで、いざ出発。
レネゲードは、都会の日常では使いやすいサイズでありながら、悪路ではジープ本来の走破性を併せ持つ。機能的な室内は様々な工夫を凝らされており、空間アレンジも自由自在。しかも、ボディカラーが多数用意されているので都会でのライフスタイルに合わせたチョイスが可能。
中央自動車道、諏訪南ICからワインディングロードを経て標高1,900mの登山口へ。
南諏訪ICから原村を抜け、桜平駐車場を目指す。
登山スタートは標高1,900mの桜平
夜明け前に都内を出発して約1時間、山梨県の大月を過ぎた頃には、目の前に抜けのよい山景色が広がる。
左手に南アルプス、右手に八ヶ岳連峰が徐々に見えてくると気分は山モードに。明日にはあの山の頂上に立つ予定だ。
緑のトンネルのような木々に囲まれたワインディングロードを抜けると、アスファルトからオフロードに変わる。
唐沢鉱泉との分岐。桜平の登山口を目指す場合は右手の夏沢鉱泉へと進む。ここから先がオフロードだ。
左右上下へと揺られながらさらに山奥を目指すと、一気に都会で過ごす日常から解き放たれた気分が増してくる。
桜平登山口の入り口。ここから先は車両での侵入は禁止。
車を停め、愛車とは翌日までしばしの別れとなる。
いよいよ山歩きの始まりだ。登山口を過ぎると一気に力がみなぎってくる。
最初の30分、夏沢鉱泉までは急な登り坂が続く。
夏沢鉱泉からさらに50分でオーレン小屋へ、ここで水分補給と小休憩。八ヶ岳は水分補給ができる場所が多いのが便利。
苔が多いのも八ヶ岳の特徴。樹林帯ではこういう景色はよく見られる。
オーレン小屋からは比較的勾配が落ち着き、約20分で夏沢峠に到着。一気に視界が開け、明日目指す硫黄岳の爆裂火口の一部が左手に見えてくる。
初日の最高地点となる夏沢峠(標高2,400m)を過ぎると、今度は下り道を40分ほど歩いて、お目当ての本沢温泉に到着。
利用料を払って、早速温泉へ。
奥に見えるのが、翌日目指す硫黄岳の爆裂火口。ここが日本最高所野天風呂『雲上の湯』だ。秋には周囲の木々が黄葉する。例年、この辺りが最も色付くのは10月の中旬(入浴料600円)。
テントの夜は、こだわりの時間に
温泉から上がってテントを設営。事前に調理してきた素材で料理を作る。
本沢温泉小屋で冷えたビールを飲んだ後は、持参したこだわりワイン。乾き物の酒の肴も、都会の日常とは少し味わいが違う。
テント泊は友人と過ごす時間の密度をより深いものにしてくれる。
日没後は早めの就寝。9時に目を閉じるなんて平日ではあり得ないが、山では自然と眠りにつける。
温泉から歩いて10分ほどの場所にテントサイトがある。木々に囲まれており、自分のお気に入りのロケーションを選べる(1泊1サイト600円)。
モツ煮と赤ワイン。なお、本沢温泉では平日に限り山小屋の食堂で食事のみとることも可能(夕食2,000円)。
食後は、持参したお気に入りのコーヒー豆を挽いて入れたての香りも楽しむ。
日の出とともに、硫黄岳を目指す
日の出前に鳥の声で目を覚まし、テントを畳んでいざ硫黄岳へ。
約2時間で到着すると、八ヶ岳の主峰、赤岳が見事に見えた。
夏沢峠から先、樹林帯を抜けると一気に視界が広がる。
北アルプス、穂高連邦がハッキリと見えた。右側で一つ突き出ているのが槍ヶ岳だ。
奥に見えるのが天狗岳で、今回の登山口、桜平はこの樹林帯の左奥になる。
硫黄岳の手間、標高2,600mを超えたあたり。
硫黄岳の爆裂火口。この火口の下、写真左下の方に本沢温泉が位置する。
硫黄岳からの景色。左が赤岳(2,899m)、右が阿弥陀岳(2,805m)。登頂とともに見事に雲がなくなった。
『ジープ レネゲード ロンジチュード(Jeep® Renegade Longitude)』
都会での日常で使いやすいサイズでいながら、悪路ではJeep® 本来の走破性を併せ持つ。機能的な室内は様々な工夫を凝らされており、空間アレンジも自由自在。あざやかなボディカラーも用意されている。また、4輪駆動(オンデマンド方式)仕様のトレイルホークなら、5つの専用モードに切り替えることであらゆる路面状況でさらに優れた走行安定性を発揮する。
【主要緒元】
全長:4,255mm/全幅:1,805mm/全高:1,695mm/エンジン:直列4気筒 マルチエア16バルブ インタークーラー付ターボ/排気量:1,368cc 駆動方式:前2輪駆動/燃料消費率:15.5km/l/乗車定員:5名/使用燃料:無鉛プレミアムガソリン/最高出力(kW/rpm):103(140ps)/5,000(ECE)/最大トルク(N・m/rpm):230(23.5kg・m)/1,750(ECE)
ジープフリーコール 0120-712-812
https://www.jeep-japan.com/
フロントグリル
ジープらしい7本の空気孔はレネゲードにも踏襲。
テールライト
1940年代、米軍がガソリン運搬用に仕様していたジェリー缶から意匠を受け継いだXマークは、一目でRenegadeとわかる特徴的なデザイン。
BeatsAudio™プレミアムサウンドシステム スピーカー(9基)
米国の人気ミュージシャン、ドクター・ドレが開発したBeatsAudio™。Longitudeには、Renegadeのために特別にチューニングされ、楽曲を手がけたアーティストが意図した通りのサウンドを再現する高音質スピーカーが搭載されています。
ステアリング マウント式オーディオ音量・選局調節機構
運転中、ハンドルを握りながらでもボイスコマンドやナビゲーションの操作が可能。
フロント8ウェイパワーシート
長時間の運転でも疲れにくいクッション性を追求。柄にはJeep® の文字が入っている。
給油口
給油口の右下には蜘蛛の絵とともにCIAO!(イタリア語)の文字が。レネゲードの車体の設計はヨーロッパで行なっている。
高さ調整機能付カーゴルーム
リアシートを倒してカーゴルームを拡大させれば収納スペースが一気に広がる。しかも、リアシートは片方だけを倒すことで3:7のバランスで空間を作ることができ、居住性とのバランスを調整可能。下降させれば、高さのある荷物を簡単に積載できます。
2.4L 直列4気筒マルチエア 16バルブ インタークーラー付ターボ
最高出力140馬力、最大トルク23.5kg・mを発生。トランスミッションは6速乾式デュアルクラッチオートマチックを搭載。
今回の旅で使用した、こだわりギア紹介
OUTDOOR RESEARCH(アウドドアリサーチ) ヘリオスサンハットマルチカム
UPF50+ の効果によって、強烈な日光から頭を保護する。ヘッドバンドが額の汗を発散させ、つばが日陰のオアシスを作リ出し、ドローコードでの調節機能によりハットをしっかりと定位置に固定する。
Oakley(オークリー) ホルブルックミックス
PRIZM™偏光レンズはコントラストを鮮明にする特徴を持つ。つけ心地に優れた確実なグリップ性は山歩きをはじめアウトドアアクティビティで活躍。
LEATHERMAN(レザーマン) スケルツール
ミドルサイズツールの強度をベースに軽量化からの携帯性を重視された設計で機能数を最小限まで絞りこんだ一品。142gの本体にはカラビナが一体されている。軽さとデザイン性、シンプル性にこだわった独創的なスケルトンボディは、まるでポケットナイフのようなマルチツール。
Arc’teryx(アークテリクス) ボラAR63バックパック メンズ
ハイブリッド素材とヒップベルトテクノロジーが特徴。ヒップベルトは横に回転し、上下に可動することで摩擦を抑えてバランスを保つことで、より自然な歩行を可能にする。ボディ素材の採用されている420dと630dの耐久性ナイロン素材は耐候性に非常に優れている。
OUTDOOR RESEARCH(アウドドアリサーチ) バックカントリーオーガナイザー#2
小さなアイテムの収納に便利なポケットやコンパートメントが数多く備わっている。 98gの重量と、23cm×14cm×6cmは救急キットセットにもちょうど良いサイズ。
Platypus(プラチパス) プラティプリザーブ
開栓したワインの風味を落とさずに保存できるソフトボトル。簡単に空気を絞り出せるのでワインが酸化しにくくなる。特別な道具を必要とせず、重たいガラスの瓶を持ち歩かずに済むのでアウトドアの旅では一石二鳥。
LUMENA(ルーメナー) ルーメナー2
アウトドアはもちろん、カメラ撮影、車の修理、スポーツなど屋外で照明が欲しいときに幅広く使えるモバイルLEDランタン。防水・防塵機能・耐衝撃。10,000mAhの大容量モバイルバッテリー機能付なので、モバイル機器の充電にも使用可能。
SEATOSUMMIT(シートゥサミット) スパークSpl
850+フィルパワー90/10プレミアムグースダウンの保温性とULTRA-DRYダウンの撥水性など軽量素材にこだわった。高い保温性かつ軽量コンパクトを求めるミニマリストのために作られたスリーピングバッグ。
INFORMATION
本沢温泉
創業135年の山小屋。通年営業で日本最高所の露店風呂の他に内湯もある。大人一泊二食8700円〜。
TEL:090-3140-7312
URL:http://www.yatsu-honzawaonsen.com/
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Photos: Wataru Sugimura