UNMAP YOUR LIFE ~長野県 白馬バックカントリー編~ 自分を解放する、こだわりの時間
「人生は、どこへ行くかではない。どう楽しむかだ」を体現する企画、UNMAP YOUR LIFE。今回はジープ レネゲード トレイルホーク フォーバイイーとともに、春の装いをみせはじめる3月下旬に長野県白馬村を訪れ、雄大な北アルプスの懐に抱かれた。
冬と春が交錯する白馬へ
ジープ レネゲード フォーバイイーに乗って
長野の北西部にある山間に囲まれた白馬村といえば、冬はスキーやスノーボードをするために多くの人が訪れる土地だ。夏は登山をはじめさまざまなアウトドアアクティビティが盛んに行われるとあって、四季を通じてアクティブな人で賑わっている。
村の西側には、5つのスキー場が並び、その背後には標高3,000m近い北アルプスの峰々が連なっている。ここ数年は、スキー場のトップからすぐにアクセスできる山々に、国内外を問わずバックカントリー愛好者が惹きつけられて止まない。
壮大なロケーション、標高の高さや地形がもたらす雪質や雪の量などを求め、経験値の高い滑り手をはじめ、ガイドツアーに参加するビギナーもここでしかできない滑走体験を得にやってくる。
連日にわたって降雪に恵まれパウダーが堪能できる厳冬期に比べ、3月下旬ともなれば、天候や雪の状況は随分と落ち着く。冬から春へと季節が移りゆくこの時期ならではの山を体感すべく、一路白馬へと向かった。
旅の相棒は『ジープ レネゲード トレイルホーク フォーバイイー(Jeep Renegade Trailhawk 4xe)』。この車はガソリンエンジンと電気モーターを組み合わせたJeep初のプラグインハイブリッド車(PHEV)。これは、Jeepが長年培ってきたオフロード走行性能を犠牲にすることなく、電気モーターで走る際は排ガスをいっさい出さない環境性能を併せ持ったものだ。バッテリー容量は11.4kWh。約4時間で充電が完了し、電気モーターのみで走る「ELECTRIC」モードでは走行距離48kmを実現する。
このガソリンエンジンと高効率な電気モーターのパワーユニットは、さまざまな面で従来のレネゲードを凌駕している。
ひとつは燃費の向上。できる限りエンジンを回さないモーターファーストによって、これまでのレネゲードよりも燃費がよく、取りも直さず環境に配慮した仕組みになっている。
ふたつ目はパワーの進化。低燃費1.3L直列4気筒マルチエア16バルブインタークーラ付ターボのトレイルホーク フォーバイイーのエンジンの最高出力は179ps、プラグインハイブリッドのeモーター最高出力は60ps。組み合わさった新しいパワーユニットは最高出力239ps、最大トルク270N・mを発揮する。
それでいて、あらゆる路面状況で安定した走行を支えるJeepのセレクトラックフルタイム4×4システムは健在だ。
再生エネルギーに力を注ぐ白馬エリア
これからは自然への負荷を考える時代に
例年以上に暖かく春の訪れが早かった3月。冬から春の装いに移るスピードがいつも以上に早く感じたのは白馬も例外でなく、3月は麓の降雪がほぼなく、普段なら標高の高い場所や麓の街の日陰に残る雪も、にわかに減っていた。
白馬村は2019年に“気候非常事態宣言”を表明し、2020年には温室効果ガスの排出量または二酸化炭素を実質ゼロにすることを目標にする“ゼロ・カーボンシティ宣言”を行った。
それを受け、例えば八方尾根スキー場ではリフト9基を再生可能エネルギー100%の電気で運行し、白馬五竜スキー場ではナイターゲレンデのすべてを再生エネルギーで賄っている。また、白馬岩岳ではカーシェアリングを推進するためのカープール優先駐車場を設置するなど、持続可能な環境を作るために大きく舵を切っている。村内の各事業者が未来に向けて、いま何かをしなければならないと感じ取っているのだ。
変わりゆく雪山環境に施策を行う白馬村。自然で遊ぶことの楽しさを知る僕らはその恩恵を十分に受けるだけなく、変化する環境をいち早く感じ取ることができる。
この先、2050年までには世界はCO2排出ゼロを目指し、国内においても2035年までに新車販売はすべて電動車を実現するとしている。そうしたなか、自然環境のことを考えると、Jeep初となるプラグインハイブリッドカー・レネゲード トレイルホーク フォーバイイーは、これからの時代にあった選択肢の一つとして挙げられるのではないだろうか。
穏やかな天気の合間を縫って
標高の高い雪山に足を進める
夜には翌日のバックカントリーをガイドする古瀬和哉から、ここ最近の白馬エリアのコンディションを告げられた。会話の中でも、麓は例年よりも融雪が進んでいることを耳にする。標高を上げれば積雪が豊富なことを知り、翌日の滑走場所は八方の上部を目指すことになった。
そして翌朝。下り坂傾向の天気と聞いていたが、上空には青空が広がり、スキー場の背後にそびえる白馬の山並みがくっきりと見える。早速満充電されたレネゲードに乗り込み、電動のみで八方尾根スキー場のリフト乗り場へ向かう。標高を一気に上げ、ゲートからバックカントリーエリアへと出てハイクアップの準備をはじめた。
狙うは八方尾根の南側斜面。1時間ほどのハイクでボトムまで標高差約1,300mを落とすことができる。ほどよく急斜面があり、距離も長くとれるとあって、白馬八方エリアではオーソドックスに滑られている場所だ。
春のバックカントリーは移動や休憩時も暖かくて山にいること自体が気持ちがいい。落ち着いた天気のもと、安全な場所でゆっくりと滞在し、滑り終えた斜面を眺めたり、周囲の山々を見やったりと、景色を見ているだけで得も言われぬ充足感が味わえる。
360度に渡って山並みが見渡せる展望台のような場所で、ふと頭をよぎったのは、できる限り長くこの楽しみを味わい尽くしたいということだ。南北に長い日本は11月末から初夏まで滑れるフィールドに恵まれている。何十年先も自然に身を置きながら、この雪を滑る楽しさを減らしたくない。
ベースへ戻ると静かに起動するジープに荷物を積み込み白馬の山を後にする。帰りの道中は春山の気持ちよさを反芻しながら、雪や自然のことに思いを馳せる旅路となった。
今回使用したクルマ
『ジープ レネゲード トレイルホーク フォーバイイー(Jeep Renegade Trailhawk 4xe)』
レネゲードに関連する他記事はこちら!
レネゲードの写真はこちら!
商品に関するお問い合わせは、Stellantisジャパン株式会社まで。
ジープ フリーコール 0120-712-812(9:00~21:00、無休)
https://www.jeep-japan.com/
今回の旅で使用した、こだわりギア紹介
【Information】
白馬樅の木ホテル
〒399-9301
長野県北安曇郡白馬村北城4683-2
TEL:0261-72-5001
https://www.mominokihotel.com/jp
Locus Guide Service【ローカスガイドサービス】
山岳ガイド&バックカントリーガイド
https://locus.guide/
Text:BRAVOSKI
Photos:WATARU SUGIMURA