New Wranglerの関⻄地区・初お披露⽬の舞台は、神戸の港エリアで開催された“ぶっ飛んだ”イベント『Red Bull Flight Day 2024』。訪れた2万人以上の観客は、大空に羽ばたく(？)飛行機を目撃＆大迫力のJeepを体験！

渋谷・MIYASHITA PARKで5月中旬に開催された発表イベントで華々しく登場した新型『ジープ ラングラー（Jeep Wrangler）』が、今度は関西地区で初お披露目！ その舞台は、レッドブルが5月26（日）に兵庫県神戸市の神戸ハーバーランド・高浜岸壁で開催した『Red Bull Flight Day 2024』だ。日本で9年ぶりの開催となった同イベントをサポートするJeepは、港エリアのイベント会場でブースを展開し、プロのインストラクターが運転する⾞両に乗る試乗体験や、BF Goodrichとのコラボレーション展⽰などを実施！ 今回はJeepブースの盛り上がりを「ぶっ飛んでる」イベントの内容と併せてお届けする。

「ぶっ飛んでるヤツらが、優勝。」のイベントが9年ぶり日本開催！

まずは今回Jeepがサポートした『Red Bull Flight Day』がどのようなイベントなのか、というところから説明しよう。『Red Bull Flight Day』はその名の通りレッドブルが主催のイベントで、メインは水上にせり出した滑走路から、動力を持たない手作りの人力飛行機で大空に羽ばたくショー型コンテストだ。

同コンテストの特徴は、単純な“飛行距離”だけを競うのではなく、機体デザインの“クリエイティビティ”やフライト前の“パフォーマンス”も審査対象となること。それは裏を返せば、「めちゃくちゃ飛べなくてもOK!?」ということを意味する。事実、先にネタバレをするとこのコンテストでは、大空に羽ばたくどころか滑走路から“落ちる”チームが続出。それでも先ほど挙げた“クリエイティビティ”や“パフォーマンス”も含め、トータルで「ぶっ飛んでるヤツらが、優勝。」というイベントテーマの陽気でクレイジーなお祭りなのだ。

遡ると第1回大会が開催されたのが1992年（オーストリア・ウィーン）と歴史は古く、それ以降も世界各国で180回以上にわたって開催されている知る人ぞ知るイベント。日本では2015年に今回と同じく神戸市で初開催されているため、『Red Bull Flight Day 2024』は国内2回目の開催となる。

この日はカラッとした日差しの強い晴天で、イベント自体が観覧無料で会場が商業施設と隣接していることもあり、神戸ハーバーランド・高浜岸壁には午前中からたくさんの人が続々と訪れていた。

“ぶっ飛んでる”人としてコンテストの審査員に選ばれたのは、お笑い芸人のゆりやんレトリィバァ、スキージャンプ選手の小林陵侑と高梨沙羅、ラッパーの呂布カルマなどの豪華なメンツ。コンテスト以外にもBMXフラットランド・フリースタイルフットボール＆バスケット・ブレイキンなどによるショー『Red Bull Street Jam』なども華々しく行われたことから、幅広い年齢層と趣味嗜好の人たちが集まっていた。

▲Suguru Saito / Red Bull Content Pool

▲Suguru Saito / Red Bull Content Pool

そしてイベント会場の正面から入り、左手にそびえるコンテストの滑走路を眺めたのちに、右に目を向けた先に待っていたのがJeep特設ブース！ 渋谷・MIYASHITA PARKの発表イベントで国内デビューを果たした新型ラングラーをはじめとしたJeep車両たちが、開放的な海をバックに堂々と並んでいた。

関西では初お披露⽬！新型ラングラーでオフロード試乗体験

今回のJeep特設ブースの目玉は、話題の新型ラングラーをはじめとしたJeepによるオフロード試乗体験！ プロのインストラクターが運転する試乗車で、スチール製のモーグルキットや⽊製の丸太を乗り越えながら、Jeepのトラクションコントロールを実践するオフロード試乗体験は、新型ラングラーに乗れてなおかつJeepの本物の走行性能を感じられる、“2度おいしい”コンテンツだと言えるだろう。

今回のオフロード試乗体験で用意されたのは、ラングラー ルビコン、ラングラー サハラ、ラングラー スポーツ。新型ラングラーの詳細は、RealStyleで前編と後編にわたって発表イベントのレポートをお届けしているので、そちらをぜひチェックしてほしい。

だがやはり、7スロットグリルの意匠変更によって新たな表情を浮かべるラングラーは、Jeepのことを知っている人であればあるほど新鮮。なおかつ、『Red Bull Flight Day 2024』の会場に訪れていたほとんどの人にとって、この日が新型ラングラーを生で見る初の機会となったことだろう。

今回のオフロード試乗体験について、その狙いや面白みの部分をインストラクターの方に聞くと、「今回のセクションはローレンジでゆっくりと、車体が浮いても確実に進めることを体感してもらうことが目的なので、できるだけスローで進むようにします」との答えが。そしてその意味が、体験してすぐにわかった。

まずはゆっくりとした速度で左側のセクションに前輪、そして後輪を進めていく。続いて数メートル先の右側のセクションにタイヤを同様に進めていくと、ある段階で右の前輪と左の後輪のみ接地した状態で、車体が“浮く”。

その状態に同乗する参加者はもちろん、見ている観客からも「おおお……」という驚きの声が上がる。そしてさらにゆっくり進んだ先でふわりと左の前輪が着地する際には、悲鳴と拍手が半々の歓声が巻き起こった。

Jeepの潜在顧客に、ブランドの魅力を知ってもらった熱い1日

この日のJeepブースにはもうひとつ大きな見どころがあり、それは1870年にオハイオ州で設立されたという歴史を持つ、アメリカンタイヤブランド・BF Goodrichとのコラボレーション展⽰だ。

BF GoodrichはJeepとの関わりが深く、現在もオフィシャルタイヤを提供し続けているいわば“同胞”。これまで『Jeep Adventure Academy』や『Camp Jeep』など、Jeep関連のイベントに参加したことのあるJeepオーナーであれば、Jeepオフィシャルタイヤサプライヤーとしてお馴染みのブランドだろう。

今回はBF GoodrichのMud-Terrainタイヤを履いたカスタムJeepが、岩山に左の前輪をがっつり載せたコラボレーション展示で観客をお出迎え。その物珍しさと迫力に、展示の前は記念撮影スポットとして盛況だった。そしてオフロード試乗体験の試乗車のうち、ラングラー スポーツとラングラー サハラはBF GoodrichのAll-Terrainタイヤを履くコラボバージョンだったことも付け加えておこう。

そしてJeepブースではオフィシャルグッズの販売に加えて、SNSフォロー＆カタログ請求・試乗・見積などの申し込みで、ステッカー・アンブレラ・今治フェイスタオルなどのJeepオリジナルグッズをプレゼント。この日は日中を通して暑かったので、会場でイエローが輝くタオルをすぐに使っている人を多く見かけた。

最後に「Red Bull Flight Day 2024」のコンテストに話を戻すと、チャンピオンに輝いたのは秋田の魅力を広めるべく、なまはげをモチーフにした機体“復活のNAMAHAGE”で出場したチーム「んだんだ」！ なかなか飛行にまで至らないチームが多い中、今大会最長となる15.6mのフライトを記録し、クリエイティビティやパフォーマンスも最高水準。コンテストのテーマ通り「ぶっ飛び」を披露して、見事に1位の栄冠に輝いた。

今回のイベントのメインはあくまで飛行機のコンテストで、観覧無料ということもあり、たまたま訪れてJeepを見に来た観客も多かっただろう。そういったJeepの潜在顧客に、生でJeepのヴィジュアルのカッコ良さやトラクションコントロールのような走行性能を体感＆体験してもらうことは、Jeepの未来にとって意義のあること。同時に新型ラングラーのプレス発表会で、Stellantisジャパン代表取締役社長の打越 晋氏が発した「Z世代にJeepをアピールしたい」というメッセージにも通じる、熱い神戸の1日だった。

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ジープ フリーコール 0120-712-812（9：00～21：00、無休）
https://www.jeep-japan.com/

Text：ラスカル（NaNo.works）
Photos：大石 隼土