RealStyle by Jeep® にも度々登場するJeep® オーナー・藤村育三さんのノースウェストアメリカ ロードトリップレポート【後編】。大自然豊かなアイダホ、モンタナを、ジープで旅しながら出会ったRealStyleな人やワイルドな場所をJeeperならではの切り口でお届け。
RealStyle by Jeep® のアドベンチャートリップ企画やJeep® Focus Real Ownerで登場していただいたクリエイターの藤村育三さんが“本物の冒険”をテーマに掲げるJeep® に共鳴し、『ジープ ラングラー アンリミテッド(Jeep® Wrangler Unlimited)』(※記事内のラングラーは米国仕様になります。)とともにノースウェストアメリカ3,600km 20日間を自由に旅する。今回の後編では、アイダホ〜モンタナ州へ。ジープで旅しながら出会ったRealStyleな人やワイルドな場所を紹介します。
20日間のロードトリップ
▲オレゴン州ポートランドでリラックスしたタウンライフを満喫したあとアイダホ州ボイシへ向かう。
▲ラングラーのルーフトップと窓を全開にしてノースウェストのカラッとした暖かい空気を感じながらドライブする至福の時間。
なかなか長期休暇をとる習慣がない日本、とくに40代の働き盛りの男が「20日間アメリカを旅してくる」というと、かなり長い休暇と思われがち。だが、よく考えてみると365日中20日は約5%。これを1日に例えると72分、1時間12分。ちょっと長い昼休み程度の時間となる(笑)。年に一度くらいはいつもより12分長いランチブレイクで自分にご褒美、そんな詭弁をつかって今年も旅にでる。
▲ノースウェストの日は長い、夜10時ごろにやっと日が沈む。ひたすら地平線にむかって走り変わらない景色を楽しむ。
▲ぽつんと暗闇に浮かび上がるガソリンスタンド。ひたすら砂漠を運転してきたあとはオアシスに見えることがある(笑)。なんの変哲もないこういうガソリンスタンドの1ドル99セントのホットドックが異様に美味しく感じてしまうのもロードトリップの旅情ならでは。
▲日が暮れたら最初に目についたモーテルにチェックイン。
治安の良さで知られるアイダホ州 ボイシ
初アイダホ、まずいい意味で期待を裏切られた。ただの田舎だとおもっていたが大間違い! とてもお洒落で居心地が良い、そして何より人がフレンドリーで暖かい! 治安の良さで知られるアイダホ州だが、その中心都市であるボイシも治安が良いことで有名。実は、モーテルの駐車場のど真ん中にアウトドアギアを満載にいれていたバッグを丸一日忘れて来てしまったことがあったが、他のお客さんがモーテルに届けてくれて保管されていた。その話を地元の人にしたら、「まあ俺らはそんなもんだよ。ほかのアメリカとはちがってここら辺はそれが当たり前だよ」と。嬉しい驚きである。
▲アイダホ州でもリバースポーツは盛んで人々のライフスタイルに溶け込んでいる。
コーヒーカルチャーがここでも深く広く展開されていた。ボイシの川沿いにあるこのカフェ『push and pour』のコールドブリューにハマり毎日来てしまった。
▲このカフェの写真をみて誰がアイダホを連想するだろうか? ボイシにはハイセンスでコンセプチュアルなカフェやショップが多い。
▲バリスタのシェルビーさんはカリフォルニアから移住してきたアーティスト。LAの忙しい生活に嫌気がさして移住してきた人が多いらしい。
ボイシの街の中を流れる川でサーフィン!
ボイシにも前回のレポートで紹介したようなホワイトウォーターパークがあるので早速波乗り! このリバーパークではSUP、カヤック、サーフィンなどを楽しむ人や、のんびりピクニックをしているファミリーなど、いろんな人が楽しい時間を過ごしていた。ここのリバーサーファーたちは全員が驚くほどフレンドリーでいいショップやレストラン、穴場の温泉などいろいろと教えてくれた上に「泊まるところ決まってなかったらうちの家に泊まんなよ」って言ってくれるほどに懐が深い。
▲ウォータースポーツやアウトドアのギア満載のラングラー。
ありとあらゆる遊び道具を積み、山川湖どこでも満喫できるようスタンバイ! 空気をいれて膨らませるインフレータブルタイプのSUPはロードトリップに最適! インフレータブルSUPはキャンプなどでマットレスの代わりにもなり便利だ。サーフボードは頑丈なソフトボードを旅用にチョイス。
少年の夢をそのまま形にしたような基地を発見!
▲ウェットスーツを吊るして、ボンネットにシューズなどを干しても絵になるラングラー。
アイダホにサーフショップ? そう思うかもしれないが、海がない州ではリバーサーフィンがここ数年ですごい盛り上がりを見せておりアメリカ中のリバーサイドにこういったサーフショプが増えている。どんな環境でもクリエイティブに本気で遊ぶアメリカ人らしい。
サーフィン+バイク+ガレージ+キャンピングカー。まるでJeep® 乗りが少年のころ憧れたものをすべて集めたような店、それが、『Corridor Surf Shop & Necessary Goods』。広大な土地にガレージがあり、そこで車とバイクをカスタムしさらにキャンピングカーまで組み立てているというオーナーのヴィクター。サーフショップと併設されたバーも最近オープンし、ますますこの辺のアウトドア・モーターファンの集いの場となっている。
▲『Corridor Surf Shop & Necessary Goods』
オーナーのヴィクターは小さい頃からウォータースポーツに精通し、20代はアラスカでリバーガイドやインストラクターとして過ごし、7年前にこのショップをオープンしたそう。生粋のウォーターマンの彼は、実は僕も出場したことのある『Gopro Mountain Games』にも出場しており共通の知人がたくさんいることが発覚! SUPなどウォータースポーツをやっているとこういうことが世界中どこに行っても多々ある。偶然入った店が友達の友達の店だった! など。とにかく彼とは意気投合しアイダホに滞在中は一緒によく遊んだ。
▲『Corridor Surf Shop & Necessary Goods』オーナー・ヴィクターと。
▲『Corridor surf shop』の隣にある『The YARDARM』。ここは昼も夜も人気のスポットで、川でサーフィンした後はここでタコスを食べながらまったり過ごすのがローカルたちの定番の過ごし方らしい。
▲バーテンのガイ。一緒に朝サーフィンして「あとで店に遊びにおいでよ」と誘ってくれた。
▲ここのタコスとグリルドアスパラガスは皆が口を揃えてオススメするだけあって絶品。アイダホにいるのに陽気なメキシコにいるような空気感が満載。
アイダホは全米一の温泉地
「一緒に温泉に行かないか?」ヴィクターから夕方電話がくる。じつはアイダホは全米でも有数の温泉地でいたるところに写真のような温泉があるらしい。冷たい水がながれる川のすぐ横に熱々の温泉があり気持ちよく体の疲れをほぐしてくれる。そういえばドライブしていると“Hot Springs”という看板があちこちにあった。
ボイシを後にし、カスケードという小さい町に北上する途中、湖畔でまったりと午後を過ごす。気ままな一人旅ならではの時間の過ごし方、日本にいるときと時のながれがまったく違うリズム。
▲Jeep® だから出会える景色、Jeep® でしか行けない場所がある。
▲映画にでてきそうな味のある雰囲気のガソリンスタンド、燃料は半分を切ったらこまめに補給していた。