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2019.08.15

Jeep® ロードトリップ、ノースウェストアメリカ 〜生粋のJeeperがラングラーで行く、3,600km 20日間の旅(前編)〜

RealStyle by Jeep® にも度々登場するJeep® オーナー・藤村育三さんのノースウェストアメリカ ロードトリップレポート【前編】。ワシントン、オレゴン、アイダホ、モンタナ州の大自然の中を旅して訪れた街、出会った人、アウトドアスポット、ショップ、レストランなどJeeperならではの切り口でお届け。

RealStyle by Jeep® のアドベンチャートリップ企画Jeep® Focus Real Ownerで登場していただいたクリエイターの藤村育三さんが“本物の冒険”をテーマに掲げるJeep® に共鳴し、『ジープ ラングラー アンリミテッド(Jeep® Wrangler Unlimited)』とともにノースウェストアメリカ3,600km 20日間を自由に旅する。そのロードトリップレポートを前編・後編に分けてご紹介。果たしてどんな旅になるのだろうか? 今回の前編では、ワシントン〜オレゴン州の旅をお届け! まずは、ワシントン州のシアトルからオレゴン州へ。

Jeeperが旅にでる理由

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ハタチのころから愚直なまでに貫いてきたことがある。それは「年に最低一回は一人で知らない土地を旅する」こと。仕事も軌道に乗り、家族もでき、いわゆるオトナになった40代になった今も続けている。その理由? とくにありません(笑)。Jeeperの遺伝子にたぶん「旅にでる」という要素が入ってるのでしょう。快適すぎる東京を飛び出して、ただの旅人になるフリーダム、もちろんJeep® に乗って。さあ出発!

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▲シアトルからポートランドへ行く途中、湖畔でコーヒーを飲みながら本を読んで過ごす夕方。何も予定を立てないからこそできる贅沢。

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Hit the road! 出発

行きと帰りのフライトだけ決めてあとはなにも決めずにGo!
シアトルから入国し、なんとなくコロラドを目指す。宿も予約せず気の向くままに走り、いい所をみつけたらそこに滞在するシンプルスタイル。情報が溢れるインターネット、「ここに行くべき!」って教えてくれるガイドブックもいいけれど何も決めずに旅する開放感が心地良い。どこに行くか? ではなくどう行くか? それを楽しむのがJeep® との旅。

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▲今回旅したルート。なんとなくコロラドを目指したが途中で気が変わりモンタナに北上。アイダホがすごく気に入り長居してしまった。アメリカを訪れる日本人は年間約360万人いるらしいが今回のロードトリップでは一人も会いませんでした(笑)。

「全米一住みたい街、ポートランド」

オレゴン州ポートランドは全米一住みたい街のトップランキングの常連だ。横浜市より少し小さいくらいの広さに約60万人が住むこの街には緑が多くすべてがコンパクトにまとまっているちょうどよい規模感のおしゃれな都市。車で20分も走れば大自然の中に行けることもあり都会のオシャレさとアウトドアライフの良い所が合体したようなJeeperにとってはたまらない魅力のある街。

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▲週末にはフリーマーケットやポートランド名物フードトラックが街中に溢れて活気づく

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▲ハイエンドホテルの前でも違和感がないラングラー。ここからちょっと車を走らせるだけで大自然の中! アウトドアショップスタッフのオススメのトレッキングコースを満喫!

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▲タウンの中にはこのようなファンキーな壁面が多くドライブしているだけでも楽しい雰囲気を味わえる。

クリエイティブで感度がいい人たちが集まるカフェやレストランで情報収集すると、どんなガイドブックやネットの情報よりもリアルで旬な話を聞ける。カフェの店員に「このへんで一番美味しいピザ屋さんってどこ?」って聞くと、周りの地元のお客さんを巻き込んでピザ談義が始まり色々な意見が飛び交う。この日に行ったのは『Stumpton Coffee Roasters』の店員がオススメだという『Ken’s Artisan Pizza』。

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▲(写真右下)Ken’s Artisan Pizza。ネットやガイドブックより、リアルなコミュニケーション!Jeep® の旅スタイル。

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▲おしゃれな店しかない!? ポートランド。地元のアーティストの作品や家具を扱う『Beam & Anchor』

ポートランドの街中を地図も見ず適当にドライブ、面白そうな看板を見つけたらそのショップに入ってみるとだいたいアタリます。地元のアーティストの作品や家具を扱う『Beam & Anchor』、この無骨な外観と洗練された店内の空気感のギャップがたまらない。

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ファッション+アウトドアをリラックススタイルで楽しむ

「地元愛、地産地消、ローカルクリエイター」がどのショップに入っても感じるキーワード。ファッションとアウトドアライフスタイルが肩に力がはいらないリラックスした感じで高い次元で融合している。人もお店も“頑張ってる”感がないオシャレさが居心地よい。

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旅先でサーフショップを見つけると寄らずにはいられないのがサーファーの習性。知らない土地に行ったらまずサーフショップで波やローカルのサーフシーンの様子を聞く。

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▲COSUBE“cold water surf”地元サーファーたちのオアシス

「コーヒー、サーフィン、ビール」その順番で過ごすライフスタイル、冷たい水に5mmのウェットスーツを着て飛び込み、サーフィンを楽しみたい人たちが寄り添う暖かい家になりたい、そんなコンセプトで2017年にオープンしたばかりの店『COSUBE cold water surf』。
サーフショップに併設されたカフェでは本格的なコーヒークリエイティブが早朝からローカルたちにコーヒーを淹れている。ノースウェスト流のサーフライフスタイルを確立し、この界隈にサーフィンコミュニティーを形成している。ボードやウェットスーツのレンタル、レッスンなども積極的におこない『COSUBE』がきっかけでサーフィンを始めた人もたくさんいるとか。

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いろいろと話を聞かせてくれたのはショップスタッフのミカエラさん(写真中段右)。生まれも育ちもオレゴンの生粋、アーティストとして植物を題材にしたアブストラクト作品を作りながら『COSUBE』で働いている。
「コミュニティーにどんどん新しいことを提案できるし、いろんな人と出会えるのが楽しい」という彼女はショップがどう地域に根ざしているかを楽しそうに語ってくれた。

そんな話をバリスタのジョッシュ君(写真下段)が淹れてくれたシナモンラテを飲みながら聞いていた。彼はポートランドのコーヒー文化やシーンの活発さに惹かれて最近カリフォルニアから引っ越してきたそう。@untitledcoffeecoでは彼独自のコーヒーワールドが展開されている。

このショップの最大の特徴はここ! なんと店内にシェイピングルームがありお客さんにサーフボードの作り方を教えている。遊び道具を作るところから遊びを始める、こんなところがいかにもアメリカらしく、ジープ乗りの心をくすぐる。

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▲ジープ乗りの心をくすぐるシェイピングルーム

コーヒーとJeep® と旅

サードウェーブコーヒーの先駆者の一つ、『Stumptown Coffee Roasters』はポートランド生まれ。街中におしゃれなコーヒーショップやアパレルがあふれていますが、ここのオシャレは“格好つける”っていうよりももっと地に足ついたリラックス感満載の肩の力がぬけた気取らない感じ。
『COSUBE』のジョッシュ君に勧められて訪れた『Coava Coffee Roasters』もそんなポートランド風リラックス感満載の店。運転席に座るときには必ずコーヒーを手にしないと落ち着かない僕にとって行く先々でこのコーヒー文化を堪能することができ非常に満足。大量生産ではない質の高いものをきちんと手間をかけて提供する豊かなマインドをもった人が多いのもポートランドの特徴かもしれない。

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▲Coava Coffee Roastersの店内。ロードトリップの先々でコーヒーショップに寄るのも旅の楽しみの一つ。

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▲ロードトリップの途中に点在する小さなヒストリックタウンがものすごくフォトジェニック。

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▲観光色がまるでない街に寄って散策するのも結構楽しい。

アウトドアショップ巡り

ジープ乗りにとってアウトドアショップ巡りはどこの国に行っても楽しい。
アイダホやモンタナの大自然の中に行く前に寝袋や簡易アウトドアグッズを揃えることにした。
コロンビア、キーン、ダナー、ナイキ、ポーラーなどはこの街でうまれたアウトドア・スポーツブランドとしてあまりに有名。

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▲とにかくスケールが大きい。マリンスポーツ、リバースポーツ、キャンプ、すべてのジャンルで圧倒的な品揃えと知識が豊富なスタッフ。

中古のアウトドアグッズショップも大規模なものが数件あり、人々の生活にアウトドアライフが溶け込んでいるのがうかがえる。実際僕も旅の初めに買った寝袋や、チェア、ランタン、ナイフなどのギアを、帰国前に中古ショップで売ってきたが、スタッフが丁寧にチェックし結構いい値段をつけてくれた。

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▲この店内すべてのグッズが中古、もちろんアタリもハズレもあるのでじっくり選ぶべし(笑)。

カラフルな交差点、これは?

近所の人たちが集まって交差点に絵を描くポートランドで始まり徐々にいろんな州に広がっている“シティリペア”。自分たちが住んでいる環境を自分たちのクリエイティビティで明るく楽しいものに改善していくために自発的にうまれた運動。住民同士が協力して作業し、訪れるひとを楽しませ地域の絆を深めていく素敵な運動。ドライバーが作品に気がつきゆっくり走るようになり安全面でもメリットがあるようです。90年代からゲリラ的に行われていたこの運動は2000年ごろから市議会で認可を得て今では大きなムーブメントとなっている。滞在中ペイントされた交差点をみつけるのもドライブする楽しみの一つになった。

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▲シティリペア

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▲どこの国でも一緒か? 「今でしょ!」まるで「さあ旅にでよう!」と言っているようなサイン

ポートランドからベンドへ!

ポートランドでコーヒーカルチャーとアウトドアショップを堪能したあとベンドという小さな町に向かう。ここにあるホワイトウォーターパークを訪れるのが目的。ホワイトウォーターパークとは、河川に人工ウェーブをつくりカヤックやSUP、リバーサーフィンなどウォーターリクリエーションを楽しめる。またリバースポーツを通して地域を活性化させる“町おこし”的な役割もある。

さっそくパークにつきリバーサーフィンを楽しんでいると、地元のリバーサーファーたちからいろんな興味深い話を聞けた。このパークが2015年にオープンして以来リクリエーションを楽しむコミュニティーができ、少しずつ街が活気づいてきことを実感しているらしい。人が集まり、店ができ活気と仕事が生まれる。このホワイトウォーターパークを中心に新しいムーブメントがベンドの街で起きていた。

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▲ホワイトウォーターパークにて、夕日の中リバーサーフィンを楽しむローカルたち

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▲さっそく僕もローカルサーファーにボードを借りてサーフ!

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▲遊び道具を満載に積んだラングラー、最近できたこのパークでサーフィンを始めたアンジェラさん

アートやスポーツをきっかけに人が集まり、おしゃれな店ができ、地域が活性化する。シティリペアやホワイトウォーターパークなどがいい例で現在このホワイトウォーターパークは全米で増えている。

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▲ホワイトウォーターパークの管理人・ライアン。彼が指差す先に絶滅危惧種を保護するエリアが広がる。

ライアンはこのパークの立ち上げから関わったパークの管理人。川底に埋め込まれた可動式のフラップを操作することにより人工ウェーブを作ったり水位の調節をしている。また上流部の池には絶滅危惧種のオレゴンスポッテッドフロッグというカエルが生息しているが、水位を調整することにより保護しているのも彼の仕事。「リバーリクリエーション/スポーツを通して社会的、環境的に貢献している」と語ってくれた。

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▲リバースポーツを楽しむ人たちで賑わう公園はやはりJeep® 率が高い。

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前編はオレゴン州のタウン編でした。次回はアイダホ、モンタナへ!
お気に入りの音楽をセット、こだわりのコーヒーを伴に窓とルーフトップを全開にして大自然のなかへとロードトリップは続きます。

ジープ ラングラー(Jeep Wrangler)

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Text & Photos:藤村育三