【Jeep×星野リゾート・後編】Jeepフルラインナップとリゾナーレトマムのコラボで展開する、スノードライブ・エクスペリエンス
伝統と革新に裏打ちされた4WDスペックを存分に味わうべく、この時期ならではのスノードライブを楽しむため北海道に上陸。前編に引き続き、目的地とした占冠村の星野リゾート リゾナーレトマムとのコラボレーションでお届けする後編は、山岳リゾートが用意した冬季だけの楽しみから始まり、凍った道でも最大の安心を与えてくれたJeepのパフォーマンスを報告する。
トマムが仕掛ける冬の北海道ならではのアミューズメント
トマム山の斜面に広がる広大なゲレンデに加え、計4本の塔を有し、唯一無二の山岳リゾートとしてその名を知られる星野リゾート リゾナーレトマム。『Media Tour@TOMAMU Resort』に参加した雑誌媒体各社は、日中の活動を終えた後、12月初旬から3月中旬までの冬季限定でオープンする『アイスヴィレッジ』に招かれた。リゾート内の一角に設けられた文字通りの氷の街は、青のライティングによって幻想的な雰囲気をまとい、どこか別の惑星に踏み込んだような高揚感を与えてくれた。
実際に挙式が挙げられ、すでに予約が殺到しているという『氷の教会』。露天風呂が備わる宿泊可能な『氷のホテル』。カウンターからグラスに至るまでアイス製の『氷のBar』。子供も楽しめる『アイスリンク』等々、冬季はマイナス30度に達するトマムだからこそ実現できる施設だが、聞けば管理はかなり大変らしく、スタッフが夜通し水を撒いて氷質維持の作業にあたることもあるという。
リゾートの楽しみと言えば食。星野リゾート リゾナーレトマムには、長期滞在客を飽きさせない各種20以上のレストランが控えている。一行のディナーで招待されたのは、リゾナーレトマム サウス31階の『OTTO SETTE TOMAMU(オットセッテ トマム)』。イタリア料理のフルコースを提供するこのレストランは、他の星野リゾートのレストラン同様、その土地の優れた食材を生かすことを特徴としている。「ただし」とシェフが教えてくれた。
「北海道は広いので食材の豊富さは群を抜いています」
その言葉通り今回用意されたコースメニューの中には、ウニや白子、鹿や子羊など、北海道に来た実感を味わえる皿もそろっていた。
さらにもう一つ。『OTTO SETTE TOMAMU』の下の30階には、同レストラン利用客向けのキッズルームが用意されている。これは、たとえば幼い子供がいる夫婦でイタリアンをゆっくり楽しみたいときに重宝するサービスだ。専属スタッフが付き添い、シェフによる子供向けディナーが供されるという。星野リゾート トマム内には随所にキッズ向けスペースがあるが、レストラン階下の専用ルームはこの冬から始まった。あるスタッフは「ずっとつくりたくて、ようやく実現できました」とうれしそうに話した。
このエピソードを加えたのは、すでに知名度と実績で日本有数の宿泊施設となった星野リゾートの真実の一端を伝えたかったからだ。アクティビティやサービスのプログラムは、実のところ各リゾートのスタッフが試行錯誤の末に生み出しているという。すべては訪れる人々のために。そうしたたゆまぬ努力が、施設の場所や設備に留まらない今日の星野リゾートの評判をつくり上げた。だからこそキッズルームの完成を語る言葉に「ようやく」という喜びの実感がこもっていたのだと思う。