N.ハリウッド デザイナー 尾花大輔さんが温泉へのドライブで車に積んでいる愛用品12選【MY STANDARD】
無類の温泉好きで知られる尾花さんが車に積んでいるものとは?
毎月恒例の本連載。第10回のゲストは尾花大輔さん。先日公開したこちらの記事で、N.ハリウッドのデザイナーとして歩んできたこれまでの道のりとともに自身の原点である古着、ライフワークとして楽しむ温泉、そしてクルマにまつわるエピソードとさまざまな角度から、その豊かな「掘り下げ」人生を語ってくれています。
そんな尾花さんのライフスタイルとクルマを繋ぐこだわりの愛用品とは。「クルマには自分自身のキャラクターや生活を映し出すアイテムが自然と積まれていくもの」と語る尾花さんらしい、理にかなうと同時にウィットに富んだ、数々のアイテムをご覧ください。
ブランケット『Calvin Klein×PENDLETON』など数種
「クルマには常に2枚以上積んでいます。運転中家族がうたた寝したときに使ったり、公園で地面に敷いたり。ブランケットはあれば何かと役立つので必需品と言えますね。このカルバン・クラインはラフ(・シモンズ)になってからのもの。さすが雰囲気がいいなぁと思ってNYで2枚買いしました」
タオル『N.HOOLYWOOD EXCHANGE SERVICE×HIPPOPOTAMUS』
「当初は温泉用を意識して作りましたが、今ではパッとどこかに行く時など日常のあらゆるシーンで使っています。これは2月から発売する新作で、生地を以前のものからさらに改良して水はけや肌触りが良くなっていますね。オリーブ同様実際に米軍で正式採用されている、新色のコヨーテもリリースします」
FMトランスミッター『ROIDMI』
「USB充電ができてBluetooth®に繋げられるトランスミッターは大げさな見た目のものが多い中、これは、コンパクトでイージーな機能なので気に入っています。内側で発光するLEDライトも数種類から色を選べるのですが、僕は、旧車のライティングとも合うオレンジのライトに設定しています」
温泉用のpH計と温度計
「今では当然のように常備している『泉質セット』。最近は泉質表がしっかり貼られている温泉も多いのでpH計はさほど出番は多くないのですが、温度計は安易に入ってやけどしないためにも、雑誌『UOMO』の連載取材時からずっと使っています。ちなみに個人的に好きな温度は36℃。今では『あ、このお湯いいな』と思ったところは測ってみるとたいてい36℃です」
軽量トートバッグ『IKEA』など
「まぁ便利ですよね。とにかく車内に積んでおいて、ガサッと買い物した時の荷物運び用などで使っています。白の方はちょっと変わったトラッシュアートやマガジンを発行しているLAのとあるお店で。ジョークのきいたデザインが気に入っています」
マイクロチェア『ADIRONDACK』
「ワンタッチで簡単に広げたり折りたためる軽量スツールはA&Fさんのオリジナルブランド。こういうアイテムを積んであるかどうかで、いざという時に全然違う。場所も取らないし、本当に便利です」
カーディフューザー『diptyque』
「芳香剤は元々あまり好きではないのですが、これはなんとなく臭いなと思った時にパッと装着できて、置いておくだけでもほのかに匂う感じがちょうどいい。見た目もクラシックでかわいいなと」
千社札
「これは本当にいいなと感じた宿や湯場に、相談をした上で『どうぞどうぞ』と了承頂いた時にだけ貼らせてもらっています。取材時ならお願いしやすいのですが、プライベートの時は、お願いは至難の技(笑)」
ティッシュケース『PORTER』
「車に箱のままティッシュを積むのは生活感が出すぎてちょっとなぁ、と常々思っていた時に、この吉田カバンさんから頂いたノベルティのティッシュケース。バックシートのポケットにさりげなく入れて使っていますが、これがあまりに便利すぎてさらに2個いただきました(笑)。ぜひ販売してほしいくらいです」
サンダル『Chaco』
「ソールが厚いチャコは、山の中の秘湯などハードなシチュエーションの温泉でとくに重宝します。以前、大自然に囲まれた秘湯に裸足で入った瞬間、なんか足元が真っ暗だなと思ってよく見たら水の底全面が蛭でいっぱい(笑)という身の毛もよだつ体験がありました。そういうことが自然では普通に起こりうるので、とにかく用心して入らないといけませんね」
懐中電灯『MAG-LITE』
「警棒にもなるアメリカのポリス仕様のマグライト。使うシーンは多くありませんが、いざという時のために必ず備えているアイテムの1つです」
ボストンバッグ『MHW MOUNTAIN HARDWEAR SPECIALLY FOR N.HOOLYWOOD』
「このボストンは先シーズンのもの。1泊ないし2泊の家族3人旅にぴったりなサイズで、肩からかけられるショルダータイプ。真ん中のファスナーラインが餃子みたいにラウンドしているのでスムーズに開けられて、なおかつ開口面積が大きい。両サイドに大きめの取っ手をつけているので、ちょっと重いものを入れても持ち運びしやすい。タウンユースでもアウトドアユースでも使える名品を作ることができたなとわれながら思っています」
Photo_Fumihiko Ikemoto
Text_Kai Tokuhara
Edit_Shinri Kobayashi