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2019.06.28

古民家ラグジュアリーホテル“Zenagi”がついにOPEN!Jeep® が共鳴するMENEX南木曽プロジェクト特集 〜第2弾(前編)〜

“本物の冒険”をテーマに掲げるJeep® が、アウトドア観光開発を地方創生に繋げるMENEXの南木曽プロジェクトを特集。昨年11月に公開された第1弾の記事に続き、第2弾(前編)では長野県南木曽にとうとうオープンした古民家ラグジュアリー・ホテル“Zenagi”をあらゆる角度からご紹介する。

2019年4月11日、株式会社MENEXは長野県南木曽に“日本の田舎を探検する”をコンセプトにしたThe Expedition Hotel『Zenagi』をオープンさせた。“本物の冒険”をテーマに掲げるJeep® はMENEXによる南木曽プロジェクトに共鳴し、Zenagiがオープンする半年ほど前に現地取材。RealStyle by Jeep® で公開された
第1弾の記事では、江戸時代の面影を残す宿場町・妻籠宿やトレッキングに人気の柿其渓谷など、南木曽の文化・自然を堪能できるスポットを訪れるとともに、当時はまだ改修中だった江戸時代の古民家にも足を運んだ。特集の第2弾(前編)では、ついに完成したZenagiをとことんご紹介。古民家の魅力を生かしつつインテリアもこだわり抜いた施設、ミシュランシェフがプロデュースした“木曽でしか食べられない料理”などの魅力を探りに、オフロード性能に長けた『ジープ グランドチェロキー トレイルホーク(Jeep®︎ Grand Cherokee Trailhawk)』で日本の秘境へと向かった。

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4つの“ZEN”の意味が込められた、オール・インクルーシブなホテル

木曽路はすべて山の中ーー古くから奥深き山々に隠された長野県の南木曽地方は、日本の秘境として歴史を紡いできた。その意味で、“日本の田舎を探検する”をテーマとしたMENEXによる南木曽プロジェクト、そして古民家ラグジュアリーホテル・Zenagiが、ここをその舞台に選ぶのは必然だったのだろう。

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ただし前回、ホテルの予定地である古民家を訪れた際は、まだ木材などを跨ぎながら吹き抜けの空間を眺めている段階。MENEX代表の岡部統行さんからZenagiの構想や展望を聞いたものの、まだこの場所がどんな空間になるのか想像が付かなかった。それがまさか……これほどの姿に。あの古民家は、厳かな姿で凛々しく田園風景の中に佇んでいた。

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第1弾の記事にもある通り、日本の原風景のような農村が残る田立地区にあるこの建物は、もともとこの地の豪農が住んでいた築200〜300年もの歴史を持つ文化財級のお屋敷だ。完成したZenagiに一歩足を踏み入れてまず感じたのは、その建物としての魅力を損なうことなく、しっかりと歴史を継承した上で生まれ変わらせたということ。

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釘を使わずに組み合わされた巨大な木の柱や梁(はり)、囲炉裏の煤(すす)に燻されて黒光りする天井、和紙に金属を焙煎して水墨画のような風合いが出た壁など、眼に映るどれもがこのお屋敷が本来持つ魅力を生かしていた。

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Zenagiという名前には、4つの“ZEN”の意味が込められているという。木曽の神々しい山と森と川が織りなす大自然の“然”、農家や漁師が大切に育てた恵みをいただくお膳の“膳”、呼吸を整えるような静かな時間を過ごす座禅の“禅”、そしてMENEXのプロジェクトにおけるメインテーマにも繋がる、すべてを地方再生につなげる善行の“善”。

これらの“ZEN”をNagiso(南木曽町)で行うことからZenagiと名付け、宿泊・食事・アクティビティのすべてをトータルでプロデュースしたオール・インクルーシブなホテルとして、ここでしか味わえない特別な体験を提供する。

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“調和”をテーマに、こだわり抜いたインテリアたちが彩るモダンな空間

1階は、地元の職人たちによって作られたモダンな椅子やソファをぜいたくに配置し、入り口から左手奥にある枯山水で表現する盆庭も風情を醸す、まるで美術館のような空間でゆるやかな時間を過ごすことができる。

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ただし「すべて和ではコントラストが無い」と岡部さんは、和を立たすために独創的なデザインが世界中で評価されるイギリスのブランド、トム・ディクソンの照明などをアクセントにし、“調和”をテーマとした空間を作り上げた。

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▲トム・ディクソンの照明

そして客室は全3室(定員12名)のみ、左から“松”“宮”“紀”と名付けられている。各部屋は1階に専用のトイレ・お風呂・洗面所があり、2階がベッドとリビングになっているメゾネット式だ。

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▲各部屋のキー

部屋に入ってまず感じるのは、ふくよかな檜(ひのき)の香り。各部屋には木曽の檜をぜいたくに使ったお風呂が備えられ、そして浴室の大きなガラス張りの窓からは、積み上げられた石垣の先に木曽の森や山々を臨むことができる。

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▲松の部屋のお風呂

また、部屋ごとにお風呂の形は異なり、例えば宮の部屋は、女性や家族連れに向けてティアラをイメージ。手がけたのは、JR東日本の豪華列車『TRAIN SUITE 四季島』のお風呂も手掛ける南木曽の職人で、「なかなか難しい注文をお願いしたのですが、同じ地方再生の思いから対応いただいた」と岡部さんは教えてくれた。

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▲宮の部屋のお風呂

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▲アメニティグッズも充実

2階はベッドやソファーなどを配したリラクゼーション空間。この2階はもともと、お蚕さんが繭を育てていた場所だという。その歴史と記憶を継承する意味で、照明は繭をイメージし、テーブルは繭を育てていた籠をリメイクしたもの。さらに、就寝の際に下ろすロールスクリーンには繭のテクスチャーを施すというストーリー性に粋さを感じた。

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▲宮の部屋の2階

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▲松の部屋の2階

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▲繭をイメージした照明

さらに、「古臭くなく、モダンさを感じさせる空間にしたかった」と岡部さんが語る部屋へのこだわりは徹底されていた。椅子はジャパニーズモダンの巨匠と称される剣持勇氏のコレクション。茶室の記憶を残す四畳半の畳は特殊な組み合わせ方をされ、見る角度によって異なる色に見えるという趣向が凝らされていた。そして、テーブルや提灯、クッションなどを含めて、こちらも随所に地元の作家さんとともに作ったオリジナルの作品が華を添えている。部屋ごとに異なるアイテムで彩られていたが、そのどれもが心地よい調和を感じさせる空間だった。

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▲剣持勇氏のコレクションの椅子(写真左)。特殊な組み合わせ方をされた四畳半の畳(写真右)

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