【Camp Jeep 2025(後編)】苗場で「見て、走って、体感できる」!2年ぶりに開催されたJeepオーナーの祭典をレポート
苗場スキー場に舞台を移し、<Feel EARTH>との共同開催で2年ぶりにカムバックした<Camp Jeep 2025>。特集の第2弾では、オンロード試乗会&オフロード体験会や、体験型アクティビティ&ワークショップなど、2日間にわたって盛りだくさんのコンテンツが実施されたイベントの模様をお届け。
新潟県の苗場高原オートキャンプ場で、8月23日(土)・24日(日)に開催されたJeepオーナーの祭典<Camp Jeep 2025>! <Feel EARTH>との共同開催で、2年ぶりとなった同イベントを心待ちにするJeepオーナーたちが、文字通り日本中から大集結した。テントスナップをお届けした前回に続く後編は、イベントレポートをお届け。最新のJeep⾞両で実施したオンロード試乗会&オフロード体験会、Jeepオーナー専⽤ラウンジで実施されたさまざまな体験型アクティビティやワークショップ、そしてラストのコンボイ走行など。Jeepを「見て、走って、体感できる!」イベントの模様をご紹介する。
Jeepオーナーが会場入り!2年ぶりの<Camp Jeep>の舞台は苗場
<Feel EARTH>との共同開催で、2019年までは<Jeep Festival>として開催され、2023年に<Camp Jeep>という名称になったイベントが2年ぶりのカムバック! 前回の“ふもとっぱら”から苗場に会場を移して開催を迎えた<Camp Jeep 2025 with Feel EARTH>は、Jeepオーナーとその家族や仲間たちが日本中から集まり、Jeepと共に過ごす特別な2日間がスタートした。
イベント初日にまず注目を集めたのは「#ピンクラングラーキャラバン」。RealStyleで8月に掲載した記事(『Jeep Duckが先導するピンクラングラー キャラバン。東京を皮切りに全国を巡る旅へ!』)で詳しく紹介しているが、「見て、走って、体感しよう!」を合言葉に、ピンクラングラーが2025年末までの期間で、全国の正規ディーラーや各地のイベント会場を巡る旅を展開している。
その連動企画として今回、ピンクラングラーと<Camp Jeep>に参加するJeepオーナーが、23日の朝に赤城高原サービスエリアで集合し、苗場を目指して走行。高速道路を隊列で進む光景からはワクワク感が伝わってくるとともに、先導車両のルーフに乗るBig Duckがインパクト抜群だ。
会場に到着したJeepオーナーたちは、苗場プリンスホテルを横目に専用受付へ。そこにはすでに、さまざまな車種のJeepが列を成していた。そして受付でJeepオーナーたちは、Jeepのサコッシュ・うちわ・ステッカーや、ワークショップで使えるコインなどが入ったノベルティをゲット!
そしてJeepオーナーたちは専用サイトに愛車を置き、お気に入りテントやギアで自分たちのキャンプスペースを準備。そのときも周りを眺めると、Jeep、Jeep、Jeep! それだけでテンションが上がったJeepオーナーは多かったことだろう。各モデルがそれぞれの個性を放ちながらフィールドに溶け込んでいる光景は、単なる自動車イベントを超えた“コミュニティの祭典”と呼ぶにふさわしいものだ。
Jeepラウンジでオーナーをおもてなし & 関連ショップでお出迎え
<Camp Jeep>は<Feel EARTH>との共同開催のため、タイムテーブルは“Jeep Lounge Timetable”と“Feel EARTH Timetable”のふたつ。来場者はチェックインを済ませ、サイトにテントを準備したら、その後は各ブースを巡ってコンテンツを楽しみながら思い思いの時間を過ごせる。
準備ができたJeepオーナーたちは、まずはJeepラウンジへ。そこでは大型ストレッチテントの下に、Jeepオーナー限定のウェルカムドリンクやスナックといったおもてなしが用意され、到着したばかりの方たちが休憩を兼ねてテーブルに座りながら、早くも和やかな交流をスタート。さらに塗り絵、ラジコン、タトゥーシールが体験できるスペースも用意され、子どもたちは大盛り上がり。
そしてJeepエリアには、オーナーが楽しめるショップもズラリ! 定番グッズから限定アイテムまで揃うJeepオフィシャルストアに加えて、Jeepと親和性の高いブランド(ハピキャン・Haglöfs・LEATHERMAN・BFGoodrich・PoLeR)の出店で来場者を迎えていた。
そこに広がっているのは単なる物販や展示ではなく、“Jeepと共にあるライフスタイル”をイメージさせる空間。モノ・コトのすべてがJeepオーナーの感性を刺激し、次なる旅や新たな遊びのイメージを膨らませてくれる、<Camp Jeep>ならではのブランドと人をつなぐ場となっていた。
「オフロード体験会」と「オンロード試乗会」でJeepの魅力を堪能!
そして、<Camp Jeep>の定番と言えば「オフロード体験会」! 特設オフロードコースを舞台に、インストラクターが運転する『ジープ ラングラー(Jeep Wrangler)』に同乗し、日常ではなかなか挑戦できないオフロードドライブを体験できるという屈指の人気コンテンツだ。
今回のオフロード体験会では、『ピンク ラングラー アンリミテッド ルビコン(Pink Wrangler Unlimited Rubicon)』『ラングラー アンリミテッド サハラ(Wrangler Unlimited Sahara)』『ラングラー アンリミテッド ルビコン(Wrangler Unlimited Rubicon)』などが登場!
そしてイベント会場内の斜面も使った特設オフロードコースには、ヒルステージ・モーグルエリア・V字走行エリア・キャンバーエリア・ブッシュエリア・ヒルダウンエリアといった自然さながらの過酷な障害が数多く設けられ、Jeep屈指の走破性を誇るルビコンやサハラが次々と挑んでいく。
オフロード体験会はこれまでもさまざまなJeepイベントで実施されてきたが、過去と比べても今回はとりわけ広いコース。結果的にそれによってもたらされる迫力と臨場感は格別で、助手席に同乗した参加者たちの多くは悲鳴にも似た歓声を上げ、体験後は「ものすごいコースだったけど想像以上に安心感があった」「タイヤが浮くのは怖かったけどまた乗りたい!」などの感想を話していた。
そして今回の<Camp Jeep 2025>では、オフロードだけではなく「オンロード試乗会」も実施! 『ラングラー アンリミテッド スポーツ(Wrangler Unlimited Sport)』『レネゲード アルティチュード イーハイブリッド(Renegade Altitude e-Hybrid)』『コマンダー リミテッド(Commander Limited)』が用意され、インストラクター同乗によって苗場プリンスホテル発着で行われた。
オフロード体験会もオンロード試乗会も、Jeepオーナーにとっては最高のアトラクションであり、エンタテインメント。どちらも体験できた方はさらにJeepの魅力を堪能できただろう。
アウトドアの面白さを味わう体験型アクティビティとワークショップ
そしてJeepエリアでは、両日ともに家族で楽しめる多彩なコンテンツが実施された。
序盤を盛り上げたのは、アウトドアメディア・ハピキャンによる「ハピキャン グリルアカデミー」(23日・13:00-)。たけだバーベキューと江崎ばもんが出演し、家族で楽しめるキャンプ料理のコツを伝授。ふたりの小気味の良いやり取りで笑いの絶えない時間となり、参加者にふるまうステーキ肉も絶品だった。
「Jeep Quiz」(23日・14:00-)は、Jeepにまつわるクイズを出題、クイズの正解者にはJeepオリジナルグッズをプレゼント。また、会場内に隠されたJeep Duckを探す「Treasure Hunt」(24日・10:00-)は、Jeepオーナーの子どもたちが夢中に! 宝探しを終えた小さな手には、Jeep Duckが誇らしげに握られていた。
<Feel EARTH>のステージに出演したGaku、優河、THE BAWDIESが出演した「J-WAVE Finding Earth SPECIAL TALK LIVE with Jeep」(23日・15:30-)は、MC・nicoの進行のもと、音楽・自然・クルマなどのテーマで、自然と都市をつなぐライフスタイルについてトークセッション。
「MY FOOTBALL KIT ~オリジナルマイボールをつくろう~ from NAO’s FARM」(23日・17:00-)では、元日本代表の石川直宏と藤田泰成を迎え、親子でサッカーボールの手作り体験。完成後には作ったボールで遊び、ラストには石川が長野県飯綱町で育てるなおもろこしをプレゼントした。
初日の夜にはキャンプファイヤーでマイム・マイムの音色が山に響き、翌朝はラジオ体操やアロマ体験などでさわやかな1日がスタート。2日間を通して朝から晩まで、さまざまな角度からJeepとアウトドアの面白さを味わえる内容だった。
Jeepオーナーたちで記念撮影 & 名物の「コンボイ走行」でお別れ!
イベント終盤には、<Camp Jeep>では恒例となっている協賛企業の豪華景品をもらえるじゃんけん大会と、参加したJeepオーナーたちが集結する記念撮影を実施! 加えて、Stellantisジャパン株式会社でアメリカン・イタリアンブランド事業部 事業部長を務めるブレット氏から、参加者たちに向けてメッセージが贈られた。
「今朝、4名のJeepオーナーにダッキング(素敵なJeepを見かけたら車両の上にダックを置くこと)しました。とてもカッコいいグラディエーターが2台と、レネゲードが2台です。今回は約200台・600名の方々にご来場いただき、ありがとうございました。私たちにとって<Camp Jeep>は、Jeepオーナーに直接お会いできる貴重な機会です。ぜひJeepのカッコ良さを広めてください、皆さまに託しています。また来年もお会いしましょう」
そしていよいよフィナーレは、こちらも引き継がれている名物企画の「コンボイ走行」! Jeepが列を組んで走行するお別れのセレモニーであり、一台でも絵になるJeepが何十台も連なる光景は、まるで映画のワンシーンのよう。再会を誓って見送り、見送られる──そのオーナーとのコミュニケーションの仲睦まじさに、Jeepコミュニティの良さが詰まっていた。
昨年は<Camp Jeep>の開催がなかったことから、テントスナップなどで話を聞いたJeepオーナーたちからは、「待ち望んでいた」という声を数多く聞いた。そして改めて2日間で行われた多種多様なコンテンツを通して感じたのは、Jeepならではのコミュニティとオーナーの個性的なスタイルにとことん触れられるのが<Camp Jeep>の醍醐味だということ。Jeepと共にあるライフスタイルを充実させ、来年も再会できることを願いながら、オーナーたちはそれぞれの日常へと帰っていった。
Text:ラスカル(NaNo.works)