『Jeep® Wrangler』オーナー、高田晃一さんインタビュー。職人が語る、ものづくりとJeep®の共通点とは?

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ものづくり大国、富山。グッドデザイン賞を受賞した「15.0% アイスクリームスプーン」(デザイナー:寺田尚樹氏)の製造を手がけた『高田製作所』に潜入!

前回お伝えした食文化、自然の魅力に加え、富山にはもうひとつの顔がある。それが北陸屈指のものづくり大国であるということ。中でも富山湾の西側に位置する高岡は、富山の職人産業の拠点として多くの優れたプロダクトを世に送り出している。

そんな高岡のものづくりを牽引する人物のひとりが、『Jeep® Wrangler(ジープ ラングラー)』のオーナーでもある高田晃一さん。戦時中に名古屋陸軍造兵廠(ぞうへいしょう)にて、大砲等の製作に従事した高田さんの祖父が、終戦後「人々の心のよりどころになるものを」と黄銅鋳物による仏具の製作会社『高田製作所』を興した。そこに入社すると、アルミの鋳造を開始するなどデザイン・プロダクトにも注力して新たな分野を開拓。富山デザインウエーブでの優勝や世界最大級の見本市イタリアミラノサローネへの出展などを経て、その評判は今や世界にも広がっている。

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工場の来客室には、すず製のぐいのみやアクセサリースタンド、アルミ製のフラワーベースなど、デザイン性の高いプロダクトが数々展示されている。近年建築された門前仲町にある「成田山不動堂梵字壁」や、2015年に開通する北陸新幹線新高岡駅広場のモニュメント(デザイン・鋳金作家 畠山耕治氏)を手掛けるなど技術の活動は幅広い。

また、グループ会社のタカタレムノスが企画、販売している話題の「15.0% アイスクリームスプーン」(デザイナー:寺田尚樹氏)の製造をおこなうなど、優れたプロダクトは、『高田製作所』の技術の魅力を多くの人に伝えるきっかけになった。今回は高田さんの案内のもと、『高田製作所』で製品が出来上がるまでの工程を見学させて頂いた。

職人のものづくりの現場に潜入!

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左:砂型/右:金属の加熱

職人のものづくりは、“ものを作るためのものづくり”から。まずは配合を独自に調整した砂で砂型を製作。その後1100度を超える窯で溶かされた金属が砂型に流し込まれる。その後、別棟で研磨作業が施され、多くの職人さんの技術を介してひとつの製品が形になる。これらほとんどが手作業だ。

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また、高田さんは県内・外でものづくりにまつわる講義を担当したり、東京など都市部にも出向いて地産グルメや酒とコラボレーションした様々なイベントを企画運営したりと、富山のものづくりを発信する活動にも積極的に参加。この日も朝から地元の工芸高校の生徒へのレクチャーを担当し、ものづくりの未来について時に冗談も交えながら、真摯に語る姿が印象的だった。

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高田さんのモットーは「モノを作ることは、人を愛すること」。伝統工芸の技術に敬意を払いながらも、同時に製品を使う人の使い勝手を第一に考えた新商品を次々に考案し、富山・高岡のものづくりの歴史を未来へと引き継ぐために新たな可能性に挑み続けている。その姿は、自由と冒険を愛するJeep® のテーマとも繋がるものだ。そこで今回は、高田晃一さんにものづくりの魅力や、愛車であるJeep® への思いを語っていただいた。

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