Freeride World Tour with Jeep YU SASAKI AYANA ONOZUKA in FWT EURO
どこを滑っても良い。その自由度こそが魅力であり競技としての難しさ。
昨シーズンの『FWT』の3戦目はアンドラ、4戦目はオーストリアで行なわれた。その地での足として選んだのが『ジープ コンパス(Jeep Compass)』と『ジープ グランドチェロキー(Jeep Grand Cherokee)』。ツアーは競技だけじゃなく、旅としても楽しむのがふたりの方針。地元の食を楽しみ、繁華街も訪れる。もちろん山も楽しみのひとつ。「技術2割、メンタル8割」と言い切るトップ選手がいるくらいメンタルが試される競技なだけに、オンとオフの切り替えがとても大事。当然、移動手段の快適さはコンディションにも影響するから、選ぶ基準はライン選び同様、厳しい。
「アンドラはフランスとスペインの間に位置する小さな国なんですが、ひとつの谷にすべてが凝縮されている感じです。だから道が狭くて、細かい。小回りは効いてほしいんだけど、スキーなども積める容量がないとダメ。山道を走るからある程度のパワーも欲しい。コンパスは絶妙なバランス感でした(小野塚)」
「オーストリアへはミュンヘンから入ったので、アウトバーンを走るんです。区間によってはスピード無制限なので、安定感のあるグランドチェロキーを選びました。160㎞/hでも不安感はゼロ。車高が変えられるのもよかった。高速では低く、山に入ったら車高を上げるという使い方をしました(佐々木)」
大自然のなかに自由にラインを刻むふたりにとって、自然の地形で鍛え上げられたJeepはシンパシーを感じる存在でもあるという。
大会結果は佐々木選手がアンドラ12位、オーストリア14位。小野塚選手はアンドラ8位、オーストリア4位。世界に存在感を示した。
「結果はどうあれ、自分の実力は出し切れたと思います。満足ですね。僕は天才肌ではないので、失敗ばかりです。それを地道な努力で乗り越えるという繰り返し。でも、それってある意味、これから目指す人の励みにもなると思うんです。僕でもできたんだから、みんなもできるようになる、ということを次世代に伝えていきたいですね(佐々木)」
「成長を感じられたのがうれしいですね。まだまだ可能性を感じたシーズンでした。いつも言っているんですが、オンリーワンでありたいんです。小野塚彩那だからできると言われることをやっていきたい。そういう意味でもフリーライドの自由さというのはいまの自分にフィットしていますね(小野塚)」
ふたりが描く自由なラインは、自分たちの未来へと繋がって行く。
今回の旅をまとめたムービーはこちら!
Freeride World Tour with Jeep 佐々木悠 × 小野塚彩那 FWTヨーロッパ大会参戦記
●プロフィール
小野塚彩那(右)
ソチオリンピックのスキー・フリースタイル女子ハーフパイプ銅メダル。2年連続W杯年間総合優勝など輝かしい経歴。2019年のFWT 白馬から本格的にフリーライドのカテゴリーに参戦し、FWQ Hakubaでは2年連続優勝を果たした。
佐々木悠(左)
カナダでスキーのキャリアをスタート。2017年のジャパンフリーライドオープン白馬での優勝を皮切りに、2019年にはFWT 白馬にて4位という好成績をおさめる。YouTubeチャンネルの「Freeride Adventure」も開設している。
今回使用したクルマ
『ジープ コンパス リミテッド(Jeep Compass Limited)』
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『ジープ グランドチェロキー リミテッド(Jeep Grand Cherokee Limited)』
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ジープフリーコール 0120-712-812(9:00~21:00、無休)
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Text:Takashi Sakurai
Photo:Keiji Tajima、freerideworldtour.com