四季を遊ぶアウトドアの道具をJeep Grand Cherokee Lに積んでみた
道具選びのプロ・牛田浩一さんが新型グランドチェロキーLにこだわりのギアを積み込み、伊豆へ。
10年ぶりのフルモデルチェンジとなった『ジープ グランドチェロキー L(Jeep Grand Cherokee L)』。多くの新作アウトドアギアのPRに携わる道具選びのプロ、牛田さんの目にこのフラッグシップSUVはどう映るのか? 自身の遊び道具をまるごと積み込み、快晴の伊豆でキャンプ&ドライブを謳歌!
敏腕アウトドアPR・牛田浩一さんのギア選びの条件
東伊豆の小高い丘にある『ストーンチェアキャンプ場』。展望テラスに出ると、海の向こうに伊豆大島が見えた。今日は島内の三原山の雪が見えるほど快晴。温かい陽光のなか、フロートのサングラス姿でやってきたのが牛田浩一さんだ。
アウトドア用品の輸入卸会社の広報を経て、アウトドアブランド専門のPR会社を立ち上げた。いわばアウトドアギアの目利き人だ。夏は渓流釣り、冬はBCスノーボードまで遊び倒す、生粋のアウトドアマンでもある。
今日は、牛田さんに道具選びの哲学を教えてもらいつつ、今年2月にデビューした『ジープ グランドチェロキーL リミテッド(Jeep Grand Cherokee L Limited)』を通じて“自身が外遊びで車に求めるもの”まで語ってもらうつもりだ。木漏れ日あふれるテントサイトを選び、まずはogawa(オガワ)のワンポールテントを設営。幕体は軽量なナイロンやポリエステル単体ではなく、ポリエステルとコットンの混紡素材だ。
▲キャンプの相棒一式。テントで最近ヘビロテなのが、通気性が良く薪ストーブも使いやすいオガワの『タッソT/C』。6~8角形まで変形できるのが魅力。寝袋は、キャンプでも登山でもNANGA(ナンガ)の3シーズン用・4シーズン用を使い分けている。中央のTEPPAのナタは薪割り用に。焚火台は、一昨年登場したBelmont(ベルモント)の『BM-263焚き火台TABI』を使用。チタン製で軽量コンパクトながら、耐荷重は5kgと十分で、大きな薪もくべられる。
「通気性が高いポリコットンなら夏は涼しく、熱にも強いので冬は薪ストーブも使えます」
軽さだけを追うのではなく、多少重くても機能重視。長く使えて、かつ快適なもの、というのがギア選びの指針のひとつだという。
「軽量コンパクトなギアもいいですが、それにより、快適性や耐久性まで失いたくないんです」
たとえば、登山で愛用するmacpac(マックパック)のバックパック。アズテックという独自素材は、UL系バックパックに使われる薄手の生地に比べ、重い。だが、堅牢で加水分解しないことから、リペアをして30年以上使い続けるハイカーもいるのだとか。
▲マックパックの『ウェカ40』はフロントポケットが使やすい。
「薪割りに使っているTEPPA(テッパ)のナタも、刃の研ぎ直しや刃付けのメンテナンスがしやすい鍛造鋼付という技術で長く使える。一生モノですよね」
愛用の道具は20年選手もざらという牛田さん。ギアを見回すとMYSTERY RANCH(ミステリーランチ)からMSR(マウンテンセーフティーリサーチ)、SEATTLE SPORTS(シアトルスポーツ)といったUSブランドを筆頭に、過酷な自然条件でも信頼を置けるものが多い。
「車も自分にとって“道具”のひとつ。だから見た目よりも、機能・快適性が大切で、悪路を走破でき、どんなフィールドにもたどり着ける四駆というのが絶対条件です」
▲登山では、icebreaker(アイスブレーカー)のロングスリーブジップフーディをミドルレイヤーに。臭いにくいメリノウールを愛用。
▲MSRのウィンドバーナーは強風の影響を受けにくく、湯がすぐに沸く。
▲人間工学に基づいた立体設計で動きやすいTeton Bros.(ティートンブロス)のソフトシェルパンツ。
▲Salomon(サロモン)のXウルトラ4ゴアテックス。ふたつの関節の可動域をサポートする新開発のシャーシで、足が外側へ捻れにくい。
▲本体を握り込むだけで浄水できるMSRのトレイルショットマイクロフィルター。
▲テントは足元や頭側がまっすぐ立ち上がり、デッドスペースの少ないMSRのハバNX。
▲BCスノーボードで愛用の板は適度なしなりで操作しやすいサロモンのシックスティック。バインはヒールカップの可動域が広く足の動きを制限しないディストリクトHPS、フィット感の良いシューズのダイアログなど、サロモンを愛用。
▲渓流釣りにも傾倒。竿はやわらかめで魚の引きをよりダイレクトに楽しめるフェンウィックのイエローグラスを使用。
▲リールは知人からもらった英国製のオービス。
▲毛鉤は手製のものを含め、最低でもこの量は持っていく。
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