まだまだ続く物語性のある撮り方！！

これも“寄り”のカットですが、Jeep®のディテールがわかる者だけがうなずく共犯者的な構図であることと、何より写り込みを積極的に利用して画全体に彩りを持たせた点で、実に絵画的な作品に仕上がっています。

これは「寄り」を越えた、メッセージ性の強さとセンスが際立つ作例です。マクロと呼ばれるレンズや設定を使い、被写体により近づきました。「Jeep®×紅葉」というテーマでこういう写真を送ると、選者の目を引くこと間違いなしです。

いかがでしたか。撮影の基本を知り、応用を重ねるとこれまで以上に写真を撮ることが楽しくなるのではないでしょうか。今回紹介した4大ポイントは、クルマが静止した状態を軸にお話ししまたが、走行シーンであったり、あるいは人物が絡んでくる場合でも、角度や高さ、背景に気を配るだけで画の豊かさが変わってくることは理解していただけると思います。

また、一眼レフであれスマートフォンであれ、4大ポイントを知っていればカメラ機材に関係なく、より美しく、またセンスあふれる写真が撮れます。あなただけの、あなたにしか撮れない物語性に満ちた一枚を＜REAL OWNER PHOTO CONTEST ＞に送ってください。そこに込められたメッセージをひも解く楽しさ、皆で分かち合いましょう！

次ページ：【参考にしたいフォトギャラリー】