愛車を誰でも上手に撮影できるたった4つの秘訣！あなただけのオンリーワンな写真を撮ろう！
4大ポイントをベースに、物語性のある写真を撮ろう
以上、4大ポイントと銘打って基本中の基本を紹介してきましたが、写真というのは1枚の画ですから、何かを伝えたい気持ちを持つことがもっとも大事です。以下で披露するのは、基本を踏まえた上で工夫を凝らした作例です。ふっと引きつけられるでしょう？それはその写真に物語性があるからです。
車体角度は6：4。カメラの高さを下げ、ステアリングも切っています。この画は、天に向かって伸びるイチョウ並木とクルマの画角をシンクロさせ、構図全体をていねいに整理しているのが特徴です。
車体角度10：0、つまり真横は案外間延びしがちですが、これは背景選びに成功している例です。単調に並んでいるイチョウの幹に合わせてJeep®を置き、まるでクルマから木が生えているようなダイナミックな構図をつくりました。
編集者やフォトグラファーが“寄り”と呼ぶカットです。クルマの真正面ですが、あえて左のヘッドライトをフレームから切り、Jeep®特有の7本スリットグリルに目が向くよう仕掛けている点で、Jeep®好きを唸らせる構図と言えるでしょう。