Jeep® Wrangler in Montana

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注目のウールブランド『DUCKWORTH』を育んだ、モンタナの空の下をJeep® Wranglerで駆ける。

Made in U.S.A.にこだわるアウトドアウエア・ブランド『DUCKWORTH』の創業者ロバート“バーニー”バーンサルと共同創業者であり、牧羊家のジョン・ヒーリー。彼らとともに『Jeep® Wrangler』に乗って米国西部モンタナ州に広がる『ヒーリー・ランブーリーランチ』牧場へと向かった。

モンタナ州南西部に広がる『ヒーリー・ランブーリーランチ』。3世代にわたり牧羊業を営んできたジョン・ヒーリーがメリノ羊の群れを追いながらひとまとめにしていく。その後ろでは、『Jeep® Wrangler』に乗った『DUCKWORTH』創業者ロバート“バーニー”バーンサルが見守っていた。

米国西部のなかでも、とりわけ古き良き時代の面影を残すモンタナ。

州の南西部を縦に貫く州間高速道15号線から州道へ、さらに未舗装のダートロードへと『Jeep® Wrangler (ジープラングラー)』が進んでいく。すると、ハンドルを握っていたメリノウール製アウトドアウエアを作る『DUCKWORTH』創業者、ロバート・バーンサルの表情が和らいだ。助手席に座っていた同社の共同創業者であり、牧羊家のジョン・ヒーリーは彼のことを親しみを込めて“バーニー”と呼んだ。

「ここからが『Jeep® Wrangler』の本領発揮だ。バーニー、そうだろう?」

冗談混じりに微笑むと、ジョンは美しい山並みの先に目をやった。ここからは、1930年代から続く牧場『ヒーリー・ランブーリーランチ』の敷地となる。この牧場のオーナーであるジョンは、祖父の時代から3世代にわたってこの地で牧羊業を営んできた。彼の牧場では、8000から1万頭のメリノ種の羊が育てられていて、夏になると羊たちは、標高3000m前後の高地へと移動する。そこで新鮮な天然ハーブを食む。秋になれば2~3カ月かけて低地へと戻り、そこで冬を越す。

『DUCKWORTH』のアイディアは、スキーリフトの上で生まれたんだ。

2012年、“バーニー”とジョンはここで生育された高品質なメリノウールを使ったアウトドアウエアを作るために『DUCKWORTH』を立ち上げた。

ウール製品のスペシャリストとして、グラハム・スチュワートも共同創業者として参加している。3年前にスタートしたプロジェクトは、この春に実が稔り、世界中のマーケットへと製品が届けられ始めた。「あまり知られていないけれど、米国西部のこのあたりでは20世紀初頭から牧羊業が盛んに行われていたんだ。高品質なメリノウールの産地としてはニュージーランドやオーストラリア、南米などが有名だけれど、モンタナ産の羊毛も品質の確かさでは負けないよ」

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ジョンが一頭のメリノ羊を引き寄せて、毛刈りの方法を教えてくれた。こうして仰向けにすれば、羊は自然とおとなしくなる

天然素材のウールは夏に涼しく、冬に温かいという性質を持ち、古くから登山家たちに親しまれてきた素材だ。しかし、かつてのウールは肌にチクチクとした痒みや違和感を感じ、洗うたびに縮んでしまうウィークポイントがあった。だが、メリノ羊の繊維はとても細く、人が違和感を受けることはほとんどない。洗濯による縮まりも解消している。それまでアウトドアウエアの主流だった化学繊維製品で感じることが多かった、かいた汗によって体が冷える“汗冷え”も起こさないと、いいことずくしなのである。

なかでも『DUCKWORTH』が新たに考案した特殊製法は、縮みの原因となる羊毛のウロコをそぎ取るために必要だった化学薬品を使用せずに防縮加工を実現している。ただし、“バーニー”は最低限の処理しか施していないため、「なるべく洗わないほうがいいんだ」と、念を押す。着たあとで洗濯しないとはいささか不潔だと感じる人もいるだろう。

しかし、羊毛は自然本来の機能によって悪臭のもととなるバクテリアの繁殖を抑えてくれる。そのため汚れにくく、洗濯しなくてもイヤな匂いが発生しにくいのだ。

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1/ ヒーリー一家が育てた羊毛を使い、米国内で混紡から生地作り、縫製まで行う『DUCKWORTH』製品。写真は、ポリエステルなどとの混紡素材を採用する『ヴェイパーフーディ』
2/ メリノウール中綿を使ったアウターウエアも揃う。

“バーニー”はシフトレバーをつかみ、全輪駆動の4×4『ハイレンジ・モード』へと切り替えた。ダートロードは道幅を狭め、路面も悪路を極めた。しかし、ハンドルを握る彼の表情は軽やかだ。

「こんな道でも、この車は安心感が高いね。ボディ剛性が高くて、トルクも豊かだ。車重もあって、走りがとても安定している。車高も高くて、路面状況もつかみやすい。視線が高いことは市街地を走っていても気分が良いよ」

そんな会話にジョンも加わる。

「冬になって、仕事が落ち着くと家族でハワイに出掛けることが多いんだ。そのときは、僕はいつもJeep®を借りているよ。牧場ではオフロードバイクや大型の工具などを積み込むからピックアップ・トラックを使っているけれど、休日を過ごすには最高の相棒だ。運転すると見た目ほど大きさを感じなくて、取り回しもいいからね」

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牧場内は悪路の連続。このような状況は、『Jeep® Wrangler』がもっとも得意とするところ。

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見渡す限りが牧場の敷地という『ヒーリー・ランブーリーランチ』。メリノ羊は夏のあいだ、標高3,000m前後の高地で放牧される。

ダートロードは標高を上げてゆき、ついには森林限界を超えた。峠に差し掛かると、車を停めた“バーニー”がとある山肌を指差した。

「冬になると、あそこの斜面をスキーで滑るんだ。谷間までスノーモービルで行って、そこからハイクアップを開始するんだよ」

熱烈なバックカントリー・スキーヤーである彼は、ジョンとの出会いもまたスキーを通じてのことだったと打ち明ける。なんと、ジョンは冬になると一帯のスキーエリアでパトロールとして活躍しており、雪崩などで巻き込まれた人たちの救助活動に参加しているという。

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