「人生は、どこへ行くかではない。どう楽しむかだ」を体現する企画、UNMAP YOUR LIFE。男仲間で夏山シーズンを先取りして、山登りとオートキャンプの両方を満喫するのが今回のテーマ。限定モデルのジープ グランドチェロキー トレイルホークとともに、富士山の麓、本栖湖へ向かった。

関東からなら中央自動車道、もしくは東名自動車道で西へ。今回の目的地、富士山のちょうど北西側に位置する本栖湖まで、限定モデル『ジープ グランドチェロキー トレイルホーク（Jeep®︎ Grand Cherokee Trailhawk）』を走らせた。
その湖畔、標高900mの登山口から登り始め、目指すは標高1,485mの竜ヶ岳。山梨百名山の一つに数えられるこの山は、往復のルートタイムが約4時間。下山後は、そのまま本栖湖キャンプ場でオートキャンプをして1泊、という計画だ。

▲本栖湖の周辺は、緑に囲まれて、気持ちの良いワインディングロードが続く

▲本栖湖キャンプ場にて。湖の向こうの雲に隠れているのが竜ヶ岳だ

気持ちの良いドライブを経て、透明度抜群の本栖湖へ

東名自動車道を経て、御殿場から東富士五胡道路を北上し、富士吉田ICから西へ15分程度木に囲まれた道を走ると、突如、目の前に本栖湖が広がる。
富士山麓の道は、どのルートもワインディング具合がドライブにはちょうど良いカーブで、ハンドリングに気持ちも高ぶる。

▲下部の赤い部分が富士山

富士山の周囲には、富士五湖と呼ばれる湖が点在する。いずれも山麓の北側にあるのだが、その中で本栖湖は一番西に位置する。最深部の推進は121mで、富士五湖の中で断トツに最も深い。水が透き通っていることでも有名で、好条件では20mを超える透明度を観測することもあり、本州ではトップクラスの透明度を誇る。

その畔に位置する本栖湖キャンプ場から竜ヶ岳への登山道が続いている。下山後のキャンプを考慮して、まずはキャンプ場で利用者登録を行った。

グランドチェロキー トレイルホークは、リアアクスルに電子制御式のLSDによるクォドライブII 4×4システムを搭載しているので滑りやすい路面でも優れたトラクションを発揮し、また、高さが調整可能なエアサスペンションの標準装備などオフロード性能が強化されている。
今回はときおり雨が降り、キャンプ場は一部ダート気味なパートもあったが、安心感を持って走行できた。

▲トレイルホークに標準装備のクォドラリフト™エアサスペンションによって、悪路では車高を上げて走破性をアップ。もちろんJeep® のアイデンティティである台形ホイールアーチも健在

テント設営を考慮して気に入った場所に車を停め、登山装備を持って出発。キャンプ場内には“登山道入り口”の看板が複数掲げられているので、それを目印に出発。
竜ヶ岳へのルートは、湖畔側のルートと南ルートの2つあるのだが、今回は傾斜が緩やかで、晴れた日には富士山の展望も良い南ルートを選択した。

▲本栖湖キャンプ場の受付を通過

▲キャンプ場内から登山道へは登山ルートを示す看板が丁寧にたてられている

平地を10分ほど歩くと、登山道がはじまる。まずは針葉樹林帯で、そこそこ傾斜のあるジグザグの登りが30分ほど続く。右側の木々の間からは時折本栖湖が見える。稜線に上がった後は傾斜が緩くなり、林の平坦地を進む。

▲最初は樹林帯を歩く

▲夏山では突然の雨も珍しくないので、ザックカバーを持っておくと安心

▲途中、本栖湖を望む

▲ときどき、ハナミズキが群生している

木が低くなりはじめて、富士山が位置する左側の景色が広がり始めたころ、東屋と石仏が現れる。正面には富士山があるのだが、今回は、あいにくの天候で、時折雲の隙間から山頂部が顔を見せてくれていた。

▲石仏の脇、あずま屋からかすかに見えた富士山の山頂付近

▲石仏

そこを境に樹林帯が終わり、次は笹林が続く。雲がなければ、このルートは山頂までずっと富士山の眺望が続き、その絶景ゆえに山梨百名山の一つに選ばれたという。
竜ヶ岳の山頂はのっぺりとした広場で、休憩用の椅子とテーブルが3つ置かれている。

▲竜ヶ岳の山頂広場

▲山頂広場にはテーブルと椅子が3セット置かれている

今回は、あたり周辺はあいにくの霧に包まれていたが、それと一面の笹林によって、なんとも幻想的な雰囲気を醸し出していた。もしも富士山が見えたなら……というそれぞれの“絶景”を脳裏に浮かべながら、こだわりの行動食を食べながら休憩。

▲ルート上からは、本栖湖の他にも西湖や河口湖も見える

広さに余裕のある本栖湖キャンプ場は、オートキャンプと相性が良い

下山後は、そのまま愛車グランドチェロキー　トレイルホークが待つテントサイトへ。
松林に囲まれた、少し高台のエリアに陣取り、まずは大型タープと4人用のテントを設置。

▲下山後は、まずはテント設営

▲本栖湖キャンプ場ではテントサイトに駐車できるので便利

その後、それぞれのこだわりのキャンプ道具と、持ち寄ったこだわりの食材を並べ、火を起こしてBBQがスタート。今日の山行を振り返ったり、しばらく会わなかった仲間たちとの近況を語り合ったりしていると、いつの間にかあたりは闇に包まれていた。

梅雨時期、これからはじまる登山シーズンの足慣らしとしてはバッチリのルートだった。さらに、普段の都会の喧騒を離れ、非日常を感じさせてくれる旅だった。
グランドチェロキー トレイルホークは、今年の夏も、心身ともにアウトドアモードに切り替えさせてくれる相棒となってくれそうだ。

今回使用したクルマ

『ジープ グランドチェロキー トレイルホーク（Jeep®︎ Grand Cherokee Trailhawk）』

心に響く未知なる体験へ。
より険しいオフロードを極めるために開発されたフラッグシップモデルの特別限定車。

【主要諸元】
全長：4,835mm／全幅：1,935mm／全高：1,805mm／乗車定員：5名／エンジン種類：V型6気筒 DOHC／総排気量：3,604cc／使用燃料：無鉛レギュラーガソリン／最高出力：213kW（290ps）/6,400rpm[ECE]／最大トルク：347N・m（35.4kg・m）/4,000rpm [ECE]／駆動方式：常時4輪駆動

商品に関するお問い合わせは、Stellantisジャパン株式会社まで。
ジープフリーコール 0120-712-812（9：00～21：00、無休）
https://www.jeep-japan.com/

▲エアロダイナミクスを鍛えることで、より洗練させたフロントフェイス。7スロットグリルに、LEDフロントフォグランプ、LEDデイタイム・ランニング・ライト、バイキセノンヘッドライトを一体化させたデザイン。

▲全身に力強さを湛えながら、ラグジュアリーな印象に仕立て上げたバックフェイス。

▲トレイルホークには標準装備されているクォドラリフト™エアサスペンションによって、悪路では車高を上げて走破性をアップ、また乗り降りや積み下ろしの際は車高を下げて負担を軽減。

▲トレイルホークには傾斜センサーが標準装備されており、走行中もモニターで把握できる。

▲アクセントカラーであるレッドカラー仕上げの牽引フック。

▲LEDクリアランスランプ（デイタイム・ランニング・ライト）とLEDフロントフォグランプの2つのLEDランプを標準装備。

▲TRAIL RATEDとは、Jeep®︎ ブランドのDNA「Go Anywhere. Do Anything.」を実現する世界最高峰の4×4性能を開発するため、Jeep®︎ が独自に定めた基準。

▲フロントドアには、レッドアクセントのバッジが付く。

▲トレイルホークでは、Jeep®︎ ロゴはナチュラルグレーをベースにレッドでアクセントがつけられている。

▲ホイールは、トレイルホーク専用デザインの18インチアルミホイールと、オールテレインタイヤを標準装備（265/60/R18）。

▲ボンネットには、マットブラックのボンネットデカール加工。直射日光の反射を抑え、ドライビング環境をより快適に保つ。

▲レザーを使ったシートには、どんな天候や季節でも快適に過ごせるよう、フロントシートにヒーターとベンチレーションをリアシートにヒーターを装備。

▲レースのようなレスポンスに優れたハンドリングを実現する多彩な機能を標準装備。

▲7インチマルチビュークラスター ディスプレイを採用し、ステアリングホイールに配置されたスイッチ類を指先で操作するだけで、ナビゲーション、パフォーマンス、性能、車両アラートなど、豊富な車両データに目を通すことができる。

▲随所に使用した本木目が、空間に豊かで温かい雰囲気を演出。木材のナチュラルな素材感を最大限活かした贅沢なアクセントとなっている。

▲電話、車両情報、エンターテイメント機能などを統合した先進のテクノロジーを駆使した新型UCONNECT®️コンセプトにより、より充実したドライビングエクスペリエンスを実現するすぐれたコネクションを実現。

▲カーゴスペースは、アウトドアはもちろん、外出に必要なアイテムを数多く積載できる広大な設計。アレンジ可能なリアシート、手を使わずに開けられるリアゲートなど機能性も充実。60：40分割可倒式リアシートにより乗車人数や荷物の量に応じたアレンジが可能。

▲リアシート用のUSB電源、およびサウンドシステム連携のコネクタ。

今回の旅で使用した、こだわりギア紹介

▲NEMO Equipment（ニーモ・イクイップメント）『ワゴントップ4P』￥60,000（税抜）
独自のポール構造で驚くほど広い居住スペースと天井高を確保した4人用のオールシーズンキャンピングテント。素早く簡単に設営でき、ユニークなデザインが特徴。（＊現行モデルは、写真と色が異なります）

▲Western Mountaineering（ウエスタンマウンテニアリング）『テラライト』￥57,240(税込)（*サイズによって価格は異なります）
ゆったりとした幅で、快適性の高い軽量3シーズンモデル。ジッパーがサイドとボトムにあり、足を出して寝たり、ジッパーを全て解放してブランケット状に使用したりすることもできる。

▲ADIRONDACK（アディロンダック）（写真左）『キャンパーズチェア』￥9,500(税抜)
アウトドアでの“リラックス”を追及したちょっと贅沢なアームチェア。考え抜かれたフレーム設計はアルミで軽く、収納もコンパクトでありつつ、しっかりとした剛性感のある座り心地。コストパフォーマンスも高い。
サイズ：(使用時)W57×D68×H90cm。重量：約2.9kg 。耐荷重：80kg

▲ADIRONDACK（アディロンダック）（写真右）『リラックスキャンパーズチェア』￥10,000(税抜)
上記のチェアから、さらにリラックスを追求したシリーズ。座高が低くなり、背面に若干傾斜をつけている。軽量、コンパクト、コストパフォーマンスの良さは踏襲。
サイズ：(使用時)W57×D68×H80cm、重量：約2.9kg、耐荷重：80kg
https://aandf.co.jp/brands/adirondack

▲Haglöfs（ホグロフス）『L.I.M シリーズ ジャケット（MEN）』￥38,880(税抜)
ミニマルなデザインながら、止水ファスナー、細かい調節が可能なフード、背面の裾が長いドロップテールデザインなど、必要充分な機能性、軽さ、立体裁断による着心地の良さを追求。袖口をひねってコンパクトにまとめることもできる。

▲Haglöfs（ホグロフス）『カトラ 25』 ￥14,040(税抜)
防水、摩耗性にすぐれて手入れの簡単な素材を採用。雨蓋が上部を覆うデザインで、しかもメインコンパートメントは巾着型なので防水はもちろん、セキュリティ面でも安心感が高い。約15インチまで入るパソコン用の中敷きを装備しているのでビジネスや通学用としてもフィットする。

▲THE NORTH FACE（ザ・ノース・フェイス）『エフピー25』￥23,760(税込)
ベスト型ショルダーハーネスを採用し、フィット感抜群の軽量テクニカルパック。厳選した装備で連泊するトレイルランニングから、ファストパックスタイルの山行まで、幅広く対応するマルチユースデザイン。
重量：675g 容量：26L

▲MERRELL（メレル）『チョップロック シャンダル』￥13,000(税抜)
インソールとミッドソールに排水孔を設けており、シューズに入り込んだ水を瞬時に逃す設計。アウトソールには濡れた地面でも優れたグリップ力を発揮するVibram社のメガグリップアウトソールを採用している為、濡れた岩場などでも安全な歩行をサポート。322gという超軽量設計。

▲Snow peak（スノーピーク）『マナイタセット L』￥5,300(税抜)
折りたたみ式のマナイタで、内部に包丁を収納できる携帯セット。安全性にも強い配慮が施されており、包丁の落下防止用のマグネットによって包丁を固定。マナイタの底面には4コーナーに滑り止め用のゴムが付いている。
重量：850g サイズ：長辺360mm

▲YETI（イエティ）『タンドラ35』￥46,000(税抜)
ハードなアクティビティに耐えられるよう頑丈に作られたクーラーボックス。蓋、ボディ共に継ぎ目のない構造で、耐衝撃性と長期使用においての耐久性に優れている。圧力注入された分厚い5cmのインスレーションと密閉性の高いシステムにより保冷力を高め、他社製品を寄せ付けない高い性能を発揮。

▲Tile（タイル）『タイルメイト』￥1,980(税込)
探し物を音で見つけるためのブルートゥース内蔵小型トラッカー。小さなキーホルダーのようなフォルムで、なくしたくないものにくっつけておくと、スマホアプリと連携させて音を鳴らしたり、場所を地図上に表示させることができる。防塵・防滴なのでアウトドアでも心強い。鍵や子供が身につけるものなどに装着させておくなど使い方はそれぞれ。ボタンを押せば携帯側を探すことも可能。

Text：Tatsuya Tayagaki
Photos：Wataru Sugimura