UNMAP YOUR LIFE ~岩手県八幡平&安比高原編~ 自分を解放する、こだわりの時間
「人生は、どこへ行くかではない。どう楽しむかだ」を体現する企画、UNMAP YOUR LIFE。今回はジープ チェロキー トレイルホークとともに、バックカントリーもゲレンデスキーも楽しめる八幡平エリアへ向かった。
八幡平市は岩手県北西部に位置し、今回の目的地、八幡平(ハチマンタイ)をはじめ日本百名山の一座、岩手山を有するなど、東北屈指の雄大な自然が広がる。夏はトレッキングや高原ハイキング、冬は豊富な積雪を生かしたスキーが楽しめ、豊かな自然を求めて、通年にわたって国内外から多くの観光客が訪れている。近年の日本は軽いパウダースノー「ジャパウ」(ジャパンとパウダーを掛け合わせた造語)が楽しめるとあり、多くの海外スキー客から注目を浴びている。なかでも八幡平は、北海道に劣らない雪質でありながら、メジャーでない分、ジャパウを求めるスキーヤーもまだ少ない。
▲八幡平マウンテンホテルまでの道のりは雪道のワインディングロードが続く。
▲360度を雪に囲まれる豪雪地ならではの景色が広がる。
東北自動車道西根ICを降りてから、八幡平までの道のりはカーブが続く上り坂だ。普段なら走りやすいこの道も、今日は標高を上げるにつれて次第にアイスバーンと湿った雪が入り混じる滑りやすい状況になっている。いつもならそのような道では、滑らないように、またはハンドルを雪に取られないよう慎重に運転するのだが、『ジープ チェロキー トレイルホーク(Jeep Cherokee Trailhawk)』はそんな不安を感じないほど安定した走りをみせる。生誕以来一貫してこだわり続けた、悪路走破性を実現する4WD性能と、セレクテレイン™システムのおかげだ。これは路面状況に合わせて、走行性能を選択できるトラクションコントロールシステム。「AUTO」「SNOW」「SAND/MUD」「ROCK」「SPORT」の5種類があり、シーンに合わせてトラクションコントロールやスロットルコントロールを最適化し、どのような路面でも優れた走行安定性を発揮する。今回の雪道ではクルマに判断をゆだねる、AUTOモードで走行していたが、「濡れ」「凍り」「砂利」、どんなコンディションの路面も難なく走れた。
上質な空間と地元食材で疲れを癒す、八幡平マウンテンホテルライフ
▲八幡平マウンテンホテルの玄関前に停車して一枚。
着いた先は2017年にリブランドオープンした『八幡平マウンテンホテル』。木や石などを壁や柱、天井などに用い、自然のぬくもりを基調とした落ち着きのあるインテリアデザインが印象的だ。まずはロビー・ラウンジにある広々としたソファに沈み込み、ゆっくりと旅の疲れを癒す。そのソファを囲むように八幡平の自然や雪上アクティビティにまつわる本やアートが置いてあり、より深く八幡平に触れることができる。外は一面の銀世界という景観と相まって、非日常的な空間を演出している。
▲ホテル玄関で象徴的に映し出される、リブランドと同時に一新されたロゴ。
▲ロビー・ラウンジは広々とした空間に絨毯が敷き詰められている。
▲薪木のインテリアや絵画が壁に飾られるなど、装飾にもこだわりが詰まる。
▲晴れた日には岩手山も望めるホテル最上階のマウンテンルーム。
▲夕食に味わった、八幡平名産の杜仲茶ポークと地元野菜のグリル。
コンディションによって選べる八幡平エリアのスキー場
▲八幡平リゾート下倉スキー場は全日本スキー技術選手権大会 岩手県予選も開かれるほど圧雪技術にも定評がある。
『八幡平マウンテンホテル』の周囲には八幡平リゾート下倉、パノラマ、安比高原などの個性の異なるスキー場がある。パノラマはホテルからスキーイン・アウトができる。下倉は車で5分、安比は30分という近さながらも、風向きや降雪でコンディションが違い、日によってベストな場所を見つけて選ぶのがローカルの楽しみ方だ。
▲八幡平リゾート下倉スキー場のツリーランエリア内にて。ブナとカエデの木立が美しい。
▲安比高原にてパウダーを楽しむ。ゲレンデ中央から伸びるゴンドラに乗って一気に山頂へ。効率的にロングランを楽しめる。
▲安比高原、下倉スキー場のツリーランエリアに入る際は事前申請のうえ腕章着用が必須。安比高原はヘルメットの着用も義務化されている。写真は安比高原にて。
広大なバックカントリーエリア、茶臼岳へ
▲旧八幡平スキー場を上り詰めるCATと八幡平市の景色。
八幡平には2008年に閉鎖された国設八幡平スキー場の跡地がある。かつてここはスキー場という体裁ながらも、できる限り自然地形を残した、ワイルドな斜面が持ち味だった。それゆえにバックカントリーブームが起きる前から、腕利きのスキーヤーたちが訪れ、マニアが集っていた。
現在、そこでは雪上車に乗って斜面を登り、スキーを楽しむ「CATツアー」が行われている。CATは市から運営委託されている地元ガイドが立ち上げた大黒森管理協同組合(八幡平キャットツアーズ)によって運営管理され、定められたガイドカンパニーのみがツアーを開催できる仕組みになっている。
今回ガイドしてくれたのは『Clubman mountain guide』の倉金純也氏。
▲『Clubman mountain guide』の倉金純也氏。
▲CATは8人が悠々に座れる広さ。大きなガラス張りで景色は最高だ。
▲バックカントリーエリアは人が少ない。トラックの入っていないラインを独り占めできる。
▲左に見える茶臼岳頂上へ向け、道なき道を進む。
旧スキー場は、麓から山頂までの標高差はおよそ500m。CATに乗れば20分ほどで上がることができる。そこから60分ほどのハイクアップで標高1,578mの茶臼岳に到着する。
▲茶臼岳を背景にノートラックバーンを一息に滑り降りる。滑った後に舞い散る雪は軽く良質なパウダーの証拠だ。
▲スキー&ハイクを繰り返し、次から次へとフィールドを変えて滑っていく。
▲茶臼岳中腹付近から八幡平方面を眺める。周囲は360度の大パノラマが広がる。
▲茶臼岳避難小屋で休憩。山で飲むコーヒーは格別だ。それが冬ともなればなおさらである。
▲積もり溜まった場所では、頭まで雪を被る極上のオーバーヘッド!!
ツアーも無事終え、CATに乗車した御在所まで向かう。またいつか来よう! と夕日に誓った。
記録的な暖冬とはいえ、幸運ともいえる前日の降雪と、雪が少なくとも“確かな場所”に連れていってくれたガイドの助けがあり、最高のスキーで旅を締めくくった。
さあ、次はJeepに乗ってどこへ行こうか?
今回使用したクルマ
『ジープ チェロキー トレイルホーク(Jeep Cherokee Trailhawk)』
【主要緒元】
全長:4,665mm/全幅:1,905mm/全高:1,740mm/乗車定員:5名/エンジン種類:直列4気筒DOHCターボ/総排気量:1,995cc/使用燃料:無鉛レギュラーガソリン/最高出力:200kW(272ps)/5,250rpm[ECE]/最大トルク:229N・m(23.4kg・m)/3,900rpm [ECE]/駆動方式:4輪駆動(オンデマンド方式)・電子制御式9速AT
商品に関するお問い合わせは、Stellantisジャパン株式会社まで。
ジープフリーコール 0120-712-812(9:00~21:00、無休)
https://www.jeep-japan.com/
▲世界屈指のオフロードとして名を馳せるアメリカ・ネバダ州~カリフォルニア州のルビコントレイルを走破した4WD車のみに与えられるTrail Rated®のエンブレム。
▲燃費性能とオフロードでの走破性に特に優れるトレイルホーク。従来の3.2リッターV6エンジンに代え、新設計の2リッター直列4気筒直噴ターボエンジンを搭載している。
▲先代モデルより明るさを増し、安全に寄与するLEDライト。独特のデザインで、フロントフェイスの流麗なデザインを強調する。
▲前述のトラクションコントロール可能なセレクテレイン™システム。「AUTO」「SNOW」「SPORT」「SAND/MUD」「ROCK」の5つのモードをダイヤル操作で切り替え可能。
▲多彩なコンパートメントやカップホルダー、ポケットを随所に設置。携帯電話やタブレット端末、手袋などを機能的に整理できる。
▲後部座席は多様なシートアレンジが可能で、多量の荷物を積める。
今回の旅で使用した、こだわりギア紹介
▲左)HESTRA / 3-Finger Full Leather 右)GIRO / AXIS 右奥)Gogglesoc (ゴーグルカバー) 奥)BCA / FLOAT22
▲左)K2 / MINDBENDER 120 右)SALOMON / QST PRO 120 TR
▲左)CANON EOS 90D /TAMRON 28-300mmF3.5-6.3Di VC PZD 右)HESTRA / エルゴグリップアクティブ 奥)THERMOS / 山専 ステンレスボトル FFX-751
【Information】
八幡平マウンテンホテル
〒028-7302
岩手県八幡平市松尾寄木1-509-1
TEL:0195-78-4111
https://hachimantai-mountainhotel.com/
GUIDE & LODGE Clubman
〒028-7302
岩手県八幡平市松尾寄木2-712-2
TEL: 0195-78-3388
http://www.clubman.co.jp/
八幡平リゾート下倉スキー場
〒028-7302
岩手県八幡平市松尾寄木松川国有林559
TEL:0195-78-3456
http://www.hachimantai.co.jp/
大人1日券:4200円(当日窓口)4000円(Web前売)(パノラマ・下倉共通)
八幡平リゾートパノラマスキー場
〒028-7302
岩手県八幡平市松尾寄木1-509-1
TEL: 0195-78-2577
http://www.hachimantai.co.jp/
大人1日券:4200円(当日窓口)4000円(Web前売)(パノラマ・下倉共通)
安比高原スキー場
〒028-7395
岩手県八幡平市安比高原
TEL:0195-73-5111
https://www.appi.co.jp/ski/
大人1日券:5600円
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Text:BRAVOSKI
Photos:TAKAHIRO NAKANISHI