Interview

2020.03.12

lifestyle of trail running ~走る。生きる。~

<Jeep×Kaori Niwa>

岐路に立った時、突き進む勇気を与えてくれるクルマ。

アメリカで最もハードな山岳レースとして知られる『Hardrock 100』。2018年の大会に挑んだ丹羽さんは、悪路が続く会場へのアプローチでさえ至難だったという。その際、道脇に立つ「Jeep only」という標示が象徴的だったと話す。平均標高3,300m、最高4,280m、累計獲得高度10,360mに達し、全160kmを走破するその過酷なレースで、彼女は4位入賞を果たした。

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悪路に挑む境地と高い走破性。トレイル繋がりでトレランとルビコンの共通項は多い。また、日々のライフスタイルにおいてはクルマとは相棒そのもの。悪路や人生も山あり谷ありだが、もしも岐路に立った時、引き返すことなく突き進む選択ができたなら幸せだ。そんな時、背中を押してくれるクルマが『ジープ ラングラー アンリミテッド ルビコン(Jeep Wrangler Unlimited Rubicon)』なのだと思う。

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ルビコンが似合うヒト。その身軽で自由な暮らし志向。

トレラン以外にもキャンプやBCスキーなど多彩なアクティビティに親しみ、時には車中泊もするという丹羽さん。毎度、野遊び道具はかさばりがちだが、「この車だったら大丈夫ですね」という笑顔の表情に用途や車載イメージが想像できたようだ。

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現在はご主人の勤務都合で京都在住だが、いずれは八ヶ岳の麓あたりで……と夢を語り、「このクルマならそういう暮らしにマッチするでしょうね」と目を細める。とはいえ、盆地の京都は四方に山々が連なり、中心街から数キロ圏内には豊かな自然が広がっている。ある日、観光客の混雑をすり抜け、京都一周トレイルの清滝や比叡山へご一緒した。山深いトレイルや紅葉に萌える川辺を颯爽と走り抜ける丹羽さんの姿は実にかっこよかった。身軽な発想で自由かつアクティブな暮らし志向にラングラー アンリミテッド ルビコンはよく似合う。そこにヒトとクルマの幸福な共存関係があると思えた。

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<自由>

走ることで自由になれた。だから、これからも走り続ける。

トレランは、丹羽さんの人生に多くの変化をもたらした。その理由を改めて問うと、「大好きな自然の中にいて、やりたいことができていると実感しながら生きられているのが、何よりも大きいのではないかなって」

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「若いころは、どう生きるかという点において、いまよりも多くの選択肢がありました。でも同時に、そのことを苦しく感じてもいたように思います。“どう生きるかも、または生きないかも自由”という状態を、どうしていいかわからなかった。でもいまは、山の中を走りながら死が頭をよぎるような危機をも身近に感じることで、逆に自分が持っている自由やその範囲を明確に意識できます。自分の自由はここにあるんだ、と」
だから、いまが一番自由に生きられている。そして、その日々を素直に幸せだと感じられる、と微笑みながら、確かな口調で語るのだった。自然の中を走ることで、丹羽さんは気持ちの安定、身体のバランス、そして多くの人との出会いを得た。それらを大切な糧として、これからも走り続ける。レースで結果を残せる時間があと何年続くかはわからない。しかし、その挑戦を終えてもなお、彼女は、大切な人と愛犬とともに、自然の中を走る日々を謳歌し続けるのだろう。
なぜなら、丹羽さんにとって走ることは、きっと生きることそのものなのだから。

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