Interview

2016.06.24

信州中野市の人気カフェオーナー&SUUNTOアンバサダー・関貴彦さんのアウトドアライフに迫るインタビュー!

中野市を「日本のポートランド」に!

6_3rdcfe-706x369 信州中野市の人気カフェオーナー&SUUNTOアンバサダー・関貴彦さんのアウトドアライフに迫るインタビュー!

――さて、この『3RD CAFE & MORE』についてもお聞きしたいです。そもそもどんな経緯でカフェをスタートすることになったのでしょうか?

僕の嫁さんが「いつかカフェをやりたい」という夢を漠然と持っていたんですよ。東京にいた頃はスターバックスで働いてて、とにかくコーヒーが大好きで・・・。だから、カフェに関しては嫁さんの夢です(笑)。

――東京じゃなくて長野を選んだ理由は?

彼女の中で、いずれ僕の地元に戻るだろうという予想があったらしいんですよ。僕もたまたま前の会社を辞めて色々と見る時間が必要だなと考えていた時期で、一旦コッチ(長野)に帰ってきたんですね。当時は冬場だったんで、山の仕事を手伝ったりしていたら、あれよあれよとカフェをスタートすることになっていました。場所は志賀高原のリゾート地でも良かったんですけど、中野市を選んだのは「あえて」なんですね。スキー選手時代も、前職でもしょっちゅうアメリカに行っていたんですが、特にオレゴン州のポートランドが大好きだったんですよ。で、ポートランドと中野市ってすごく立地が似ていて・・・勝手にこじつけている部分もありますけど(苦笑)。ポートランドは1時間圏内で行けるリゾート地がたくさんあるんですが、中野市にも1時間圏内に12箇所のスキー場があるんですよね。これからダウンタウンを盛り上げていかなくちゃいけないと思ったのと、その可能性を感じる場所だなということで、最終的に中野市に辿り着きました。

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――東京に『Blue Bottle Coffee』がオープンして以来、ポートランドに注目している人やメディアが増えましたけど、長野には全然そういうイメージを持っていなかったです。

あと、長野県の北信地域っていうのは面白い奴らがいっぱいいるんですよ(笑)。ほとんどがスキー選手とかの繋がりなんですけど、彼らがみんな現役を引退して野沢温泉や斑尾高原など、地元に戻ってきてホテルや民宿の仕事を継いだりスキー場の仕事に就いたりして頑張っているんです。同じ長野でも白馬のようなリゾート地だと、移り住んで来て仕事をしている人も多いんです。ところが北信は、ほぼ全員が生まれも育ちも長野なんですよ。だから誰よりも地元を知り尽くしているし、そういう部分が武器。最近は市の職員さんも巻き込んで、「もっと色々やろうよ」って協力し合っているところですね。

――このカフェもツアーやイベントのベース・ステーションとなっているそうですし、どこか秘密基地みたいですよね。

そう、そこが店名の由来なんですよ。『3RD CAFE』は自分にとっての“第三の場所”であり、『& MORE』の部分にはそれ以外の“第三の時間”を作れるよ、という意味があります。実はロゴをデザインしてくれた友人が、いくつか候補を見せてくれた中で『& MORE』という言葉まで入れてくれてたんですね。「あ、これイケてるじゃん!」ってことで、そのまま採用(笑)。加藤芳宏くんっていうデザイナーで、ナイキのグラフィックとか、『STREAMER COFFEE』のロゴも手がけていますね。このロゴをベースにして色々とオリジナルプロダクトを作って楽しんでいます。

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――コーヒーや焼きたてのパンといったメニューはもちろん、内装にもコダワリを感じます。

パンは僕が焼いてるんですが、もう独学ですよね。マシンを使ったエスプレッソドリンクは嫁さんにみっちり仕込んでもらいました。ハンドドリップのコーヒーとかはすべて僕がイチから勉強して淹れています。やっぱりカフェなんで、「ガッツリ食事する」っていう感じでもないですから、自分の時間を好きなように使ってもらえればと思っているんですよ。PCの電源を拾えるコンセントもあちこちに用意していますしね。この辺りってWi-Fiの通っているカフェがまったくと言っていいほど無いんですよ。Wi-Fiなんて海外では当たり前のことだし、田舎でもそういうカルチャーにみんなが慣れていってくれたらなって思っています。 

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▲SUUNTOの新製品『TRAVERSE ALPHA』。関さん着用の「フォリッジ」(左)と「ステルス」(右)の2色展開。

――長野に戻って6年、カフェを初めて2年が経ち、新たに長野やこの街に関して気づかされたこと、あるいは発見されたことはありますか?

一度外(都会)に出たからこそ、「良いところに住んでいたんだな」って気付かされました。逆にまだまだポテンシャルがあるなっていう部分も感じましたし、生きていく上ではお金を使ってもらわなきゃならないですから、そのためにはどう知恵を絞ればいいのか・・・といったことを日々考えていますね。もちろん、遊びながらですけど。やっぱり「遊び」を生業としているので、遊びまくらなきゃいけないだろ! ってことで毎日遊んでます(笑)。僕らのライフスタイルをどんどん見てもらえる機会を作らなければいけないし、「自分勝手で好きなことやって生きてるよね〜」って言われたら本望ですよ。

――すごく羨ましいです(笑)。現在Jeep®の公式サイトでは<MAKE IT REAL>キャンペーンと題して、ユーザーの「夢」を募集しているんですが、最後に、関さんがいま一番実現したい夢を教えていただけますか?

やっぱり、色んな人が来てくれる場所にしなくちゃいけないと思っていて。もちろん『3RD CAFE & MORE』にだってもっともっと多くのお客さんに来てもらいたいですし、普通のカフェじゃできないようなことを率先してやっていきたい。あとはすごく壮大な話ですけど、僕としては中野市が「日本のポートランド」のような場所になってほしいんですよね。自分たちの子ども世代にとっても、住んでいてステータスを感じるような、誇れる場所になっていってほしいです。まだまだ変化・進化していきますので、今後に期待していただければと!

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関さんがアンバサダーを務めるSUUNTOのミリタリースペック腕時計『TRAVERSE ALPHA』や、『Wrangler Unlimited Sport』があたる<Make It Real>キャンペーンは、6月30日まで実施中です。このビッグチャンスをお見逃しなく!

※こちらのキャンペーンは終了しました

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<Make it Real>プレゼントキャンペーンの詳しい情報はこちら
>>http://jeep-real.jp/makeitreal/

Jeep®とSUUNTOの歴史をハイライト!関さんに訊く『TRAVERSE ALPHA』の魅力についてはこちら
>>https://jeepstyle.jp/suunto-traversealpha-outdoor-sports/

取材協力:SUUNTO
3RD CAFE & MORE

Text:Kohei UENO
Photos:Nozomu Toyoshima

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