【最終章】SUPでたどり着いたジャングルの奥地のタブルテ村。そこで感じた真の豊かさとは。
危うく転覆!
皆を伴走船にのせた後自分が乗ろうとして気がついたけど、これにあと一人乗ったら沈むのでは?というくらい満載状態。なので僕はリーシュでボードをドラッグしてもらってその上に乗って楽しく撮影することに。
伴走船に皆が乗り込み終った頃にはさらにうねりも大きくなり船が波で大きく上下に跳ね、跳ねるたびに水が船内に浸水するので帽子を使ってみなで水を外に出しながら進みます。
この写真を撮った直後バウ(船首)に座っていたシンノスケ君が落水。バウから彼が高く放り出されて放物線を描きながら海に落ちるまでをスローモーションの様に見れて大爆笑!
が、そのあと右舷から船に登ろうとする彼を全員が船の右側によって助けようとするのをみて笑いが氷つきます。船に乗り馴れてない人は、「みんなで片側によると船が転覆する」という当たり前のこともとっさの時は忘れてしまうのでしょう。危うく転覆するところでした。
タブルテ村の人々との交流
無事タブルテ村についた僕たちは、この村に泊まらせてもらうお礼の気持ちを込めてメンバー皆で日本から持って行った画材を子供たちにプレゼントし青空アート教室を開いたり、一緒に波にのったりして日が暮れるまで遊んでいました。
子ども達に、自分にとって「大切なもの」「宝物」を描いてもらいました。皆すごい集中力でひたすら描いています。村の人たちは普段から太陽に強烈に照らされている植物の緑や海、空の青、鳥や花のカラフルな模様を見ているせいか色彩感覚がすばらしく、色の組み合わせ方も素敵です。
タブルテ村はこんなところです。メンバーがみなバラバラになりいろんな村人の家に泊めさせてもらうリアルホームステイ。写真は僕が泊まらせてもらった村長の息子のリチャードの家。部屋には蚊帳もはってもらってものすごく快適でした。
夕方、村の台所で僕たちの晩ご飯を作ってくれています。夜になるといつも近所の人たちが庭に自然に集まって一緒にご飯を食べるそうです。毎日庭でたき火を囲んで家族揃っての食事。最高ですね。
この日は、わざわざ僕たちの為にご馳走を用意してくれたようです。インスタント麺と米のぶっかけ丼。両方とも彼らにとっては遠い町に行って買わなければいけないもの。買わなければいけないものは村の人たちにとってはご馳走。普段村人がたべている無農薬で自分たちが育てた野菜や鳥、新鮮な魚のほうが僕たちにとってよっぽどご馳走なのですが、そんなことよりもお客さんには自分たちのベストなご馳走をっていう気持ちがものすごく嬉しいです。村長ジョンの家の庭でジョンの家族とメンバー皆で食卓を囲み贅沢な時間を過ごせました。