新型『Jeep® Cherokee』のお披露目会を兼ねたJeep®フルラインナップ雪上試乗会をレポート!
期間中の白馬村は辺り一面が雪景色。真っ白な雪化粧を施された壮観な連山が訪れる者すべてを魅了してやまない。白馬村は外国人ツーリストが多く、街の至るところでその姿を見かけた。世界中のウィンターリゾートを回っているツーリストにとっては、駅からゲレンデまで歩いて行けるスキー場があるのは、世界中でも白馬ぐらいだそう。そんな世界に名立たるリゾート地として認知される白馬村を舞台に行なわれる雪上試乗会は、日常で体感できるオフロードコースだった。
Jeep® Grand Cherokee Limited
最初に試乗したのは、大胆なマイナーチェンジを遂げた『Jeep® Grand Cherokee Limited』(ジープ グランド チェロキー リミテッド)。クォドラリフト エアサスペンションはエアクッション式で調整するため、ハンドリングがスムース。指先ですべての機能を操作できる。深い雪や泥、轍などが残る雪上走行では、オフロード1モードを確かめてみた。通常より車高が33mm上昇し、走破性が大きく高まる。もっと悪条件のシチュエーションには遭遇しなかったが、その場合はオフロード2モードに切り替えよう。車高が66mmに達し、より安心感をもたらしてくれることは間違いない。
特筆すべきは本格的なオフロード4×4システムを搭載している点。これによって、ぬかるみ、氷結など、過酷な条件下でも安心して走行することができた。さらに、走りをコントロールするセレクテレインシステムは、オート、サンド/マッド、スポーツ、スノー、ロック、5種類の路面状況やあらゆる気象条件に応じてトラクションを最適に調整してくれる。スノーモードでは、車両スタビリティを最大限に高めながら、オーバーステアを最小限に抑えることで、凍結した路面で安定した乗り心地をキープしてくれた。
その一方で積雪の一般国道を走ってみた印象は、8速AT化のおかげでアクセルを大きく踏み込まなくても周囲の流れに合わせることができた。さらにエンジン回転が抑えられ車内の静粛性も高く、快適なクルージングを実現してくれる。