今シーズンもSALOMON SNOW TOUR Powered by Jeep®がスタート!スキーヤー・佐々木明氏と俳優・田村幸士氏がスキーの魅力を大放談
長野県・野沢温泉にて2回目となるサロモン・スノー・ツアーが開催!今年は佐々木明氏と田村幸士氏が同イベントに参加。ラウンド前夜に行われたインタビューの模様をお届けする。
★>>2017年に行われた<SALOMON QST TOUR Powered by Jeep®>の記事はこちら
★>>Jeep®の2018年注目キャンペーン&フェアをご紹介!
Jeep®とのコラボレーションで今シーズンも開催された<サロモン・スノー・ツアー・パワード・バイ・ジープ(SALOMON SNOW TOUR Powered by Jeep®)>。滑ることの楽しさを追求した『サロモン(SALOMON)』のQSTとXDRの試乗と、4大会連続五輪出場や複数のワールドカップで表彰台に立った経験を持つ日本屈指のスキーヤー・佐々木明(ささき・あきら)氏とともに滑るフリーセッションが楽しめることで注目を集めるイベントだ。
さらに今回は、全日本学生スキー選手権大会で2度の入賞や、五輪日本代表選手のサポートなどを経験し、“芸能人ナンバーワンスキーヤー”と呼ばれる俳優・田村幸士(たむら・こうじ)氏が同イベントに参加するという豪華な内容となった。
全3回行われる<サロモン・スノー・ツアー>の2回目開催地の野沢温泉は、昔日の風情が漂う共同浴場が象徴的な日本屈指の温泉地であるとともに、これまた日本有数の規模を誇るスキー場が背後に控えた、スキーファンには人気の高いスポットだ。その野沢温泉ラウンドの前夜にインタビューを実施。話は、二人の出会いから日本のスキー事情まで多岐に渡った。
イベントのコンセプトは「オレを見ろ!」
――佐々木さんには昨シーズンもこのイベントに関するお話を聞きましたが、相変わらず『ジープ ラングラー アンリミテッド(Jeep® Wrangler Unlimited)』で雪山移動をしていますか?
佐々木
もちろんです。この冬はスキーを積む量が増えてシングルシーター状態になっていますけど、それでも相変わらず寝泊りできるほど車内は広いし、雪道も調子よく走ってくれるし。オレと『ラングラー』の相性はバッチリですね。そう、この前北海道で『ジープ コンパス(Jeep® Compass)』も運転させてもらったんですけど、めちゃくちゃ調子よかったですね。高速道路も快適な上に、大雪の峠道でもしっかり走ってくれました。
田村
サイズ的にもよさそうだよね。
佐々木
だから東京でも乗ってみたくなりました。逗子や葉山にも合いそうだな。いずれにせよ、Jeep®の四駆を買っておけば間違いないです!
――そんなわけでJeep®とコラボした<サロモン・スノー・ツアー>。昨シーズンに続き今シーズンも3回行われますが、今回のコンセプトはどんなものですか?
佐々木
昨シーズンは試乗用の板がQSTだけでしたが、今回はXDRが加わった点が大きな違いです。しかしイベント自体に基本的な違いはありません。スクールじゃないので上下関係的なものは一切ないし、参加される方が自由に楽しんでもらうことが一番。そしてフリーセッションでは、誰も見たことない滑りを披露します。まぁ、「オレを見ろ」って感じです(笑)
――田村さんはこのイベントは初参加ですか?
田村
いえ。昨年の苗場の会に呼んでいただき、明の滑りをビデオで撮っていたんです。そしたら目の前で派手に転倒して……。
佐々木
あれはマジでヤバかった。転んだあと、指が動くか確認したくらい。
田村
トップスキーヤーがそこまで本気でチャレンジするのが凄いでしょ。しかも転んだからと言って失敗にしないアキラのスキーに対する楽しみ方も素晴らしい。だからこのイベントは、滑るプロを自負する彼を体現していると言っていいですね。個人的には昨年末まで舞台に出ていたので、この湯沢温泉が今シーズン初滑り。めちゃくちゃワクワクしています。
佐々木
そういう期待感、いくつになっても大事ですよね。
――改めて伺いますが、『サロモン』のXDRとQSTはどんなスキーですか?
佐々木
どちらもスキーを楽しむことを目的につくられました。XDRはオールラウンダー的要素が強くて、初心者や久しぶりに滑る人でも安心できると思います。QSTはビッグマウンテンやバックカントリーも行けちゃう。けど、ゲレンデも楽しい。
田村
わかりやすく言えば、ゲレンデで気持ちよく滑ることができるけどパウダーも楽しめちゃうのがXDR。パウダーで気持ちよく滑ることができるけどゲレンデも楽しめちゃうのがQST。
佐々木
なるほど。でもオレなら、どっちでも既成概念をすっ飛ばした滑りを披露できますよ!
日本の雪質の良さを日本人が一番知らない
――お二人のお付き合いは長いのですか?
田村
僕が明に出会ったのは、皆川賢太郎(注:4回連続五輪出場を果たしたアルペンスキーヤー)のサポートをしていた頃だから、まだ高校生だっけ。
佐々木
16歳でしたね。
田村
ツイストパーマかけてヤンチャな印象だったけれど、今と変わらず真っ直ぐに育った素朴な子でした。賢太郎と同様に、アルペンスキーの正解を極めようと必死で努力していた姿勢には、年齢に関係なく憧れを抱きました。
佐々木
うれしいです。オレ的に幸士くんとは下ネタを話した記憶しかないから(笑)。
田村
その後、役者の道に進み、スキーとは距離を置くことになるんですけど、久しぶりに戻って来てもスキー業界の皆さんが気軽に声をかけてくれたのはうれしかったですね。今の仕事を始めるまでは僕なりにスキーで頑張ってきたので、これからは何かの形で恩返しをしていきたいです。
――その一方で、昨今はスキー人気の低迷が叫ばれていますが、お二人はその辺りをどう捉えていますか?
佐々木
日本のスキー人口って、実は増えているんです。ただし、その実態はインバウンド。外国人客が増加しているだけで日本人のスキーヤーは増えていない。どういうことかというと、日本に住んでいる外国人が日本の雪質の良さを海外にプロモーションした結果なんです。
田村
日本の雪質の良さを日本人が一番知らないんだよね。
佐々木
日本のスキー場って、リセット率が世界一なんです。
田村
リセット率?
佐々木
僕が勝手に作った言葉ですけど、日本の冬は雪が降り続けるでしょ。だから一晩明けるとノートラックになる確率が高い。海外だとドカ雪の後1~2カ月降らないゲレンデが多いんです。しかも、これは札幌の話ですけど、200万人を抱える大都市でパウダーが滑れるところなんて海外にないですから。
田村
適切な表現じゃないけれど、それで一気に海外資本が入った場所もあるしね。
佐々木
今回の野沢温泉は村自体がプロモートしたので統制が取れていますけど、日本人がこの国の宝を大切にしていないのは本当に残念ですよ。