Jeep Compassでハイキングと釣りを楽しむ休日へ。
貪欲に遊ぶことこそが、ギア作りのアイデアの源
昨年はスコットランドで毎年開催されている『ザ・グレート・アウトドア・チャレンジ』に日本人として初参加。351kmを12日間かけて歩き、スコットランドを横断した。初体験のフィールドと、現地ハイカーたちからさまざまなアイデアを吸収して帰ってきたそうだ。アメリカのユタへは毎年のように釣りに通っていて、そこで広がるコミュニケーションから得るものも多いという。そうした楽しい努力が実り、いまやワールドワイドでそのプロダクトが認められている吉田さんのギアに対する哲学とは、どんなものなのだろう。
「見た目はすごく重視します。うちのキャッチフレーズは“Beautiful Moment with us”。軽さや機能性はあくまでも前提条件。絶景のなかに張ってもそれに負けないような美しさをもつシェルター。それがうちの目指すところです」
たしかに張り姿は抜群だ。頂点からゆるやかなアールを描いて末端まで延びるラインの絶妙さは、テントとして、というよりも物体としてすでに美しい。
「こうやってアールを付けると、力学的に均衡がとれて全体的な強度が上がるんです。直線同士で構成すると、どこか一カ所に過剰な負担がかかることになる。このアールをどのくらい出すと良いのかというのは、それこそ0コンマの単位で角度をいろいろ変えて、実際に何度も作り直して、いまの形に収まりました。利便性などは美しさのあとに付いてくるものだと思っています。テントというものは張り姿が美しければ、同時に強さも兼ね備えるというのは、実感としてありますね」
▲吉田さんが手がけるローカスギアのクフHB。
そんな吉田さんから見て、今日の相棒、コンパスをギアとして捉えたとき、どのように映ったのか。
「このコンパスは1台でどんなシーン、シチュエーションにも対応してくれる。それは大きな魅力ですね。しっかりとした悪路性能もありつつ、都会で乗っていても違和感のないスタイリッシュな見た目が両立されている。高速道路でも気持ち良く走れます。人がギアに求めるものはいろいろあると思いますが、僕の場合は美しさと利便性のバランス。このコンパスは両方を高い次元で実現していますよね。街と自然を繋ぐためのギアとしての完成度は、とても高いと思います」
吉田さんの後ろには美しいピラミッド型のクフと、コンパス。どちらもアウトドアの風景に良くなじむ。1日の行動を終え、テントの前でコーヒーを入れ始めた彼の周囲には、静かに“Beautiful Moment”が流れていた。
<プロフィール>
ローカスギア代表・吉田丈太郎(よしだ・じょうたろう)
昨年ブランド生誕10周年を迎えたローカスギアの代表。UL黎明期から独学でテント作りを始め、いまや日本を代表するブランドに成長している。
https://locusgear.com/
▲パックはハイパーライトマウンテンギアの2400ウィンドライダー。
▲シューズはアルトラのローンピーク4.0。
▲源流部で振るのでロッドは5本継ぎで6.6フィートと短めのもの。
▲(右)10周年を記念して作ったキャップとマルチツール。(左上)毛針セットには日本用と海外用の両方を。(左下)黒柿製のランディングネット。
▲(左)行動中はパタゴニアのフーディニジャケットを愛用。(右上)貴重品はローカスギアのサコッシュへ。(右下)釣りのときはスミスの偏光レンズ。
▲ローカスギアのポールはシェルターを立てるときにも使用。
▲(上)PHDの寝袋はマイナス4℃対応(左下)クッカーはジェットボイルSOL。(右下)釣りはアプローチが長いためフェルトではなくラバー底の沢靴を。
今回使用したクルマ
『ジープ コンパス トレイルホーク(Jeep Compass Trailhawk)』
【主要諸元】
全長:4,410mm/全幅:1,810mm/全高:1,665mm/最低地上高:205mm/車両重量:1,905Kg/乗車定員:5名/エンジン種類:直列4気筒マルチエア16バルブ/総排気量:2,359cc/使用燃料:無鉛レギュラーガソリン/最高出力:129kW(175ps)/6,400rpm[ECE]/最大トルク:229N・m(23.4kg・m)/3,900rpm [ECE]/4輪駆動(オンデマンド方式)/全国メーカー希望小売価格¥4,213,000〜(消費税込)
※価格は2020年6月9日現在の価格です。
商品に関するお問い合わせは、FCA ジャパン株式会社まで。
ジープフリーコール 0120-712-812(9:00~21:00、無休)
https://www.jeep-japan.com/
▲走る路面によって、AUTO、SNOW、SAND、MUD、ROCKからモードを選べる。多様なフィールドで遊ぶ人にピッタリだ。USBとAC電源はフィールドでも便利な装備
Text:Takashi Sakurai
Photos:Hiroyuki Usami