RealStyleスペシャルコラム『オフロードで行こう!』by 藤村育三 Vol.6【オフロードな仲間たち】
RealStyleにも度々登場するJeepオーナー・藤村育三さんによるコラム『オフロードで行こう!』がスタート!Jeepと言えばオフロード性能だが、実は日々の生活の中にも色々なオフロードがある!?第六弾となる今回は【オフロードな仲間たち】。
遊びの達人であり、YJ-JK-JLと『ジープ ラングラー(Jeep Wrangler)』を3代乗り継いできたJeep乗りの藤村育三が、自由・冒険・本物・情熱など、7スロットグリルが象徴するものを「オフロード」という独自の切り口で語る。
第六回は「オフロードな仲間たち」。よく言われるように「速く行きたいなら一人で、遠くへ行きたいのなら仲間と」。特にオフロードへ行くなら同じ仲間って本当に大切!
二つの大切なマインド。
僕の遊び仲間に共通しているマインドが2つある
「新しいことを常に試してみたい」
「とにかく、やる前提で考える」
楽しむためには楽はできず、努力や工夫を惜しまない、思いついたらやってみちゃう(笑)
楽しいからやるっていうより、興味を持ったことに没頭しているうちに楽しさが生まれる。
こんな人たちと一緒に遊んでると刺激に満ち溢れる!
新しいことを常に試してみる
ある一定の年齢を過ぎると自分のスタイルみたいなものができあがり、新しいことを取り入れたり、新たにチャレンジすることが減ってくる。「新しいこと=出来ないこと」なので、出来ないカッコ悪いところを見られたくなかったり、面倒くさかったりっていうこともあると思う。
友人のルミナさん(元総合格闘家、佐藤ルミナ氏)は、そんなこと全くなく常に新しい刺激を自分のスタイルに取り入れ、最近では「総合波乗り家」になっている。サーファーだった彼はSUP、フォイル、ウィング……。新しいツールが世に出る度に真っ先にチャレンジして自分のライフスタイルに上手く取り入れる。どんな場所でもどんな状況でも、今そこにある波にいろんなツールで乗っている。まさに総合波乗り家。
彼の新しいことにチャレンジして、できないことを楽しみ、できるようになる工夫をするクリエイティブさ、いつもインスパイアされている。
情報やマニュアルが溢れかえっている今の時代、やったことないことでも知ったつもりになりやすい。周りの意見に左右されず、偏見をもたず新しいことはまず自分で体験して、それから自分のスタイルにどう取り入れるかを見極める。オフロードな仲間たちに共通したマインド。伝統とは古いことを保存することではなくその時代の革新を取り入れながら生き残ること、Jeepも革新を取り入れてもJeepらしいレガシーを失わないのはそこだと思う。
とにかく「やる前提」な仲間たち
「ヤクちゃん、この川ってずっと下ると東京湾に着くんだよね?」
「そうだね」
「やったことある?」
「ないけど」
「やってみない?」
「いいよ」
多摩川の上流、奥多摩の御岳という場所でSUPで遊んでいたときの僕とヤクちゃん(高畑将之)の愛称、日本を代表するウォーターマン、SUPの第一人者、RealSytleにも何度か登場。)の会話。その3週間後には御岳〜羽田までの80kmを仲間たちとSUPで川下りした。
東京を支える多摩川、その全流をSUPで下り、山と海を繋ぐ遊びを一緒に始めた仲間たち、オリンピアンや国体選手たちの中に僕みたいな一般人も混じったオフロードなグループ。普通は一人くらい「疲れそう」とか「危ないんじゃない?」とか言う人がいるものだけど、誰もそんなこと言わない(笑)。みんな「やる前提」で地図をプリントアウトしてつないでルートを確認したり、ギアを考えたり、リスクを計算したり……。なにか思いついたら「やる前提」で実現させる仲間たち、思いっきり遊ぶにはそんな仲間が必要。彼らと一緒だったら“Go anywhere. Do anything.”
山でも川でも海でも
山、川、海、遊びに行けば知っている誰かがいる。真剣に遊んでいる人達は、良い時に良い場所にいる。会う約束がいらない仲間たち。一人でフィールドに遊びに行っても必ず友人に会う。まるで昔、子どもが一人で空き地に行けば誰か遊び相手がいた、みたいな感じで(笑)。一歩オフロードに踏み出せば楽しい仲間達が待っている!
次回はオフロードな健康論。思いっきり人生を遊び倒すために、仕事もバリバリ楽しむためにまず必要なのは、心と体の健康! 心からリラックスもハードに攻めるにも独自な「オフロードな健康」論がある。
コラムVol.1はこちら!
コラムVol.2【オフロードな思考】はこちら!
コラムVol.3【オフロードな贅沢】はこちら!
コラムVol.4【オフロードなビジネス前編】はこちら!
コラムVol.5【オフロードなビジネス後編】はこちら!
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Main Photo:安井 宏充(Weekend.)
Text&Photos:藤村 育三