OAUのTOSHI-LOW氏とMARTIN氏に聞くフェスにかけた想いから、Jeep®との思い出。
―そうした<New Acoustic Camp>での経験は、OAUの音楽にも影響を与えていますか。
TOSHI-LOW そうですね。<New Acoustic Camp>というフェスは、OAUが持っている美学や思想の部分と体現していることがとても似ているんです。だから、僕らがここで音楽を鳴らすことは、とても自然なことのように感じられる。新作『FOLLOW THE DREAM』の盤面を見て頂くと、親が2人写っていて、子供が写っている写真があるんですが、あれは親がミュージシャンだったMARTINが小さい頃にアメリカのフェスを回っていた頃の写真なんですよ。
だから、音楽的な意味でのルーツではない“ヴィジョンとしてのルーツ”みたいなもの――つまり、MARTINが小さい頃に見た景色がここ(New Acoustic Camp)にもちょっとでもあるなら、それも意味のひとつであったらいいな、とは思いますね。
MARTIN そうだ、すごく嬉しい体験があってね。ファミリーで来てくれたお父さん、お母さん、子どもが挨拶をしてくれて、「すごく楽しい。作ってくれてありがとう」って言ってくれて。お母さんの方は涙がひとしずく落ちていて、相当幸せそうな感じだった。そういう気持ちにさせられるのはこのイベントのよさだと思う。
TOSHI-LOW でも、自分たちの意志だけでは出来ないんですよね。全体のルールをしっかりと決めないということは、ひとりひとりが模範だし、ルールだし。その辺りを分かってもらうことが長く続いていくことに繋がるんです。