OAUのTOSHI-LOW氏とMARTIN氏に聞くフェスにかけた想いから、Jeep®との思い出。
TOSHI-LOW氏とMARTIN氏が<New Acoustic Camp>、音楽と自然について語る。
―<New Acoustic Camp>のテーマが生まれたきっかけを教えてください。
TOSHI-LOW フェスをオーガナイズする機会があるとなった時に、自分が感じていたフェスに対する違和感を反映させようと思ったんです。その頃、ちょうどフェスが面白くなくなってきたと感じていた時期だったんですね。必要以上の規制があったりとか、「次はこれを観て、これを観て」と計画を練って、「なんだ、結局見たいアーティストがカブッちゃったじゃん」とか、そういう話になっていて。もっと環境や“場所と時間を買う”という発想で出来ないかと思ったのが始まりです。
キャンプに来る、そしてちょっと音楽が鳴っている。そうすると「どうしようかな。何をしようかな」と余裕を持って動けると思うんです。つまり、友達との話に夢中になって観ようと思っていたバンドを見逃してしまっても、「それはそれですごくいいことなんじゃない?」という話なんですよ。
―運営を続けていく中で、大変だったことはありますか。
MARTIN 2年目はもう、「来年がない」という感じだったね。台風か嵐かでステージが倒れそうになって、これはフェス自体がキャンセルになるんじゃないか、という話になって。結局晴れて、地面も乾いて何とか続けることになったけど、その時は保険にも入っていなかったよ。
TOSHI-LOW 完全にアウトでした。でも、それもいいことなのかなと思うんですよ。結局、自然にはかなわないということで。どんなに頑張っても、天気までは俺たちは決められない。そういうことも受け入れるという方向に、尚更向かっていくべきなんじゃないかと思ったんです。さっきMARTINが「みんなを見てよ。すげー楽しそうだよ」って言ってて。その時、「たぶん、これが続けていった先のひとつの答えだったんだな」と思って嬉しくなりましたね。