新型Jeep Wrangler発表イベント完全レポート Part2 さらなるエイジレスを目指した発表イベントの各コンテンツを紹介。さらに、現Jeepオーナーの新型Wranglerインプレッションを報告。
東京・渋谷のMIYASHITA PARKで、2024年5月10日から3日間開催された新型ラングラー発表イベント。さらに進化したラングラーが掲げた「Famous for Freedom/自分を楽しむために、人生はある。」というキャッチコピーを体現する形で、様々なコンテンツが用意された。レポートの最後には、現Jeepオーナーが語った新型ラングラーの印象をお伝えする。
トータルテンボス 藤田憲右さんとJeepトークセッション
午前中の新型『ジープ ラングラー(Jeep Wrangler)』プレス発表会の最後に、お笑いコンビ『トータルテンボス』の藤田憲右さんと、Jeepブランドマネジャーの新海宏樹氏によるJeepトークセッションが行われた。
藤田さんが初めて手に入れたのは、奥様から「街でパパに似合うゴツゴツしたクルマを見た」と勧められたラングラー。
「僕だけでなく、子どもたちもラングラーに夢中になってくれたのがうれしかったです。アミューズメント性が高いクルマでしたね」
現在の愛車は、『ジープ グランドチェロキー L サミットリザーブ(Jeep Grand Cherokee L Summit Reserve)』。乗車定員が増えたことで、子どもの少年野球の送迎に重宝しているという。
「ラングラー時代で思い出すのは、ショッピングセンターの駐車場です。普通、同じ車種を見つけたら、その脇に停めるのは気恥ずかしいじゃないですか。けれどラングラーは、あえて真横につけたくなるんです。なぜって、並ぶと絵になるじゃないですか」
J-WAVE START LINE FREEDOM SPECIAL Supported by Jeep Wrangler
毎週金曜日の16時30分から20時まで放送されているJ-WAVE(81.3FM)のラジオ番組『START LINE』とラングラーがコラボした特別番組を、新型ラングラー発表イベントのステージから公開生放送。ナビゲーターの長谷川ミラさんは、ゲストが登場するたびステージ上のラングラーに呼び込み、車内から放送するという画期的なチャレンジを披露した。
Jeep presents【MIYASHITA SKATE PARK 〜 LAZY SKATE BOARDING〜】
前日に新型ラングラープレス発表会を開いたMIYASHITA PARK屋上の芝生ひろばに、この週末限定のスケートパークを展開。午前11時に解放されたパークでは、プロスケーターによるエキシビションやスケートボードスクールを開催。新型ラングラーを展示したステージでは、午後7時までDJやアーティストによる音楽パフォーマンスが行われた。Jeepのロゴが記されたランプを自由に飛び交うキッズたちの、疲れ知らずの滑りが印象的だった。
この日は、パリオリンピック出場を目指すプロスケーター、白井空良選手のメッセージ動画がステージで流された。会場に集まったスケーターに向け、こんな言葉を贈った。
「自分にしかできない技をやらないと評価されないのが、スケートボードの醍醐味」
Jeep×OCEANS スペシャルトーク The New Wrangler meets SK8 Culture
メンズファッション誌『オーシャンズ』がトークライブを実施。ラジオDJのnico氏をMCに、BEDWIN&THE HEARTBREAKERSのディレクターである渡辺真央氏と、自身もスケーターのモデル、加藤 快氏がスケートカルチャーやJeepの魅力を語った。加えて『オーシャンズ』は、スケートボードカルチャーをテーマにした5体のスタイリングを、会場内の新型ラングラーの前で提案した。
現Jeepオーナーに新型ラングラーの印象をインタビュー
日付は前後するが、新型ラングラープレス発表会が行われた5月10日の午後、現Jeepオーナーを招待した特別プレゼンテーションが行われた。リアルにJeepと暮らす人々に新型ラングラーはどう映るのか。そんな興味を、会場に足を運んでくれたオーナーにぶつけるインタビューを敢行。平日の午後ゆえ、通常のJeepイベントで見かける家族連れが少なかった中、さらなるエイジレスを目指して登場した新型ラングラーと符合するように、比較的若い層の話を聞けたのはとても貴重だった。
スリムな見た目になったけれど……
ちぃちゃん(20代前半)/2021年型 ラングラー アンリミテッド スポーツ
知り合いが乗っているのを見せてもらうまで、ラングラーの存在を知りませんでした。ですが知ってからは、街中を走る姿が目に入るようになり、どうしても欲しくなってしまって……。
乗っているだけで楽しいクルマですね。女の子が乗っているのは珍しいみたいで、街中でもしょっちゅう「え?」って顔をされます。そのときは決まってドヤります。
新型は、グリルが黒くなったことでスリムな見た目になったけれど、自分のラングラーのほうが好きかな。ただ、お買い得の価格になったので、Jeep仲間が増えたらうれしいですね。
新たな近未来感を表現している
Alexさん(20代前半)/『ジープ レネゲード(Jeep Renegade)』 80th Anniversary Edition
僕は伯父さんから譲り受けた三菱Jeepに乗っていて、レネゲードは母に勧めました。新型ラングラーは、武骨なイメージを残したまま、新たな近未来感を表現していて、すごくカッコいいと思います。何があっても、丸目のヘッドライトに7スロットグリルですもんね。それを少しずつアップグレードしているのがいい。正直、夢の1台ですから、乗れるものならラングラーに乗りたいです。まだ先かな。でも、今回だいぶ安くなったみたいなので、気になりますよね。
Jeep2台持ちも考えようかな
JUN-Kさん(40歳)/2023年型『ジープ グラディエーター(Jeep Gladiator)』
国産SUVに長く乗って、今度はピックアップが欲しくなっていたところにグラディエーターが出たので、これしかないと思いました。
新型ラングラーの顔、僕は好きです。それから、大きくなったモニターがだいぶ気になります。グラディエーターとの2台持ちも考えようかな。僕らのJeepコミュニティには、Jeepにハマってもう1台買った人もいますから。そういう人たちとのつながりをつくれるのもJeepの魅力です。クルマ以上の価値があるんですよね。
新型モニターがうらやましい
ゴリゴンさん(20代前半)/2012年型 ラングラー アンリミテッド サハラ
ずっとクルマに興味がなかったんですけれど、街中で偶然ラングラーを見かけて「かっけー」となり、18歳で免許を取って買おうとしたら「高っ」って叫びました。なので一旦違うクルマを挟んだのですが、就職がコロナ禍と重なり、意外にお金が溜まったので思い切りました。今は自動車税が払えるか心配になっていますが。
新型はモニターがうらやましいです。あの大きさはメカ感が強い!
子どもができたらアンリミテッド
荒川さん(30代前半)/2021年型 ラングラー ルビコン
結婚を機に初めて買ったクルマがレネゲードのトレイルホークでした。奥さんと秘湯巡りをするのが好きで、悪路に強いクルマを探していたんです。それから2~3年後にディーラーへ行ったら、たまたま紫色の限定ルビコン ショートがあったんですね。いつかは乗りたいと思っていたので、これも縁と乗り換えました。
グリルが黒くなった新型はカッコいいです。すでに大きな犬を飼っているし、将来的に子どもができたらアンリミテッドにしたいですね。それまでは、日本で少ないショートのラングラーを楽しみます。
大前提として、話を聞いた人々は自分のJeepを持っているので、目の前にどんなクルマがあろうと愛車が一番かわいいはずだ。だからと言って新型を否定するわけではなく、新たな仲間の特長を理解し、素直に受け入れるような態度を示してくれた。それが、JUN-Kさんが言ったJeepコミュニティならではの感性なのかもしれない。
それを実感したのは、最後にインタビューしたゴリゴンさんと荒川さんの仲の良さだった。聞けばこの二人、実は初対面で、今回のイベントで知り合ったという。そんなふうにはまるで見えなった。
第4世代初のフェイスリフトを行ったラングラー。Jeep史上においては正常進化版の登場となるわけだが、新たにオーナーとなる人にとっては、その1台からそれぞれのヒストリーが生まれることになる。現オーナーの話を聞いて、今度のラングラーもまた、それぞれの愛すべきJeepになる予感を感じ取ることができた。
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ジープ フリーコール 0120-712-812(9:00~21:00、無休)
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Text:田村 十七男
Photos:大石 隼土