75周年記念モデルの『Wrangler Unlimited』が走る!聖地モアブの大地が感じた永遠の鼓動 Part3
75年の歴史を積んだヒストリックカーやコンセプトカーも登場!
75周年イベントでは、Jeep®各モデルでの悪路走行のみならず、Jeep®にとって重要な位置づけとなっている過去のモデルやコンセプトモデルを短時間ながら運転する機会を得た。とっかえひっかえ乗ってきたのでご報告。
記念すべき初代量産型Jeep®。コンディションも完璧で運転しやすさに驚かされた。コンパクトで、視界は良好、小回りが利き、ステアリングやペダル類のグラつきもなかった。いかにも軽量そうで、現代のラングラーとは異なる軽快感あふれる走りを見せてくれた。
最初のJeep®であるMBは軍用だった。第2次世界大戦後、Jeep®はCJ(シビリアンジープ)を発売、多くのアメリカ国民の日常の足、または農作業用車両として使われた。MBを少しだけ重厚にしたような乗り味が印象的だった。日本からの参加者全員で記念撮影を。
1946年、今度はオールメタルボディのステーションワゴンを開発、ウィリスワゴンとして売りだした。マルーンのボディカラーは当時は相当オシャレだったはず。フロント独立懸架で乗り心地は良好。現在のSUVの源流が見えるような気がする。
1955年に登場したCJ-5は、CJ-2Aから始まったシビリアンジープのひとつの完成形。時代の要求によってエンジンのパワーが高められるに連れ、タイヤが太くなっていくのがわかる。83年まで約30年間販売され続けた。
前述のウィリスワゴンはその後ワゴニアに発展し、現在のグランドチェロキーに繋がるが、途中でこの初代チェロキーという2ドアのパーソナルな派生モデルが生まれた。これが現在のチェロキーに繋がっていく。
2代目チェロキー。初代のSJ型に比べ、一気に現代的なデザインとなり、サイズもふた回りほどコンパクトになったのが受け入れられ、世界的にヒットした。円高からバブル景気へと突き進む80年代後半の日本でもバカ売れした。
1962年~91年まで約30年間にわたって販売が続けられたグランドワゴニア。当初はワゴニアの上級グレードだったが、後に独立したモデルとなった。V8エンジンを搭載する高級4WDで、現在大流行のプレミアムSUVのはしり。
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