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2019.11.06

Jeep® で行くアウトドア・サウナ!ゲストハウスLAMP野尻湖の『The Sauna』を体験レポート

テレビなどのメディアでも話題となっている、身体も心もリフレッシュできるサウナ。今、男女問わず若者の間で注目されブームとなっている。そこで今回は長野県にあるゲストハウスLAMP野尻湖内の『The Sauna』で本格フィンランド式“アウトドア・サウナ”を体験!多くの人が“ハマる”その魅力に迫った!

今年に入って『サ道』『サウナーマン』といったTVドラマが放送されるなど、ここ数年でじわじわ温まってきた人気に火が付いているサウナ! 中でも今回は本格的なフィンランド式“アウトドア・サウナ”を体験できるスポットとして、長野県にあるゲストハウスLAMP野尻湖の敷地内に今年2月オープンしたばかりの『The Sauna』へ『ジープ チェロキー トレイルホーク(Jeep® Cherokee Trailhawk)』で向かった。この施設の支配人である野田クラクションべべーさんに『The Sauna』をオープンしたきっかけやこの場所の楽しみ方などを紹介してもらいながら、都会では味わえないアウトドア・サウナの魅力を堪能する。

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▲目の前に広がる野尻湖

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日本一周の旅で偶然出会ったサウナ。そして念願の『The Sauna』をオープン!

今回訪れた『The Sauna』は、長野県野尻湖の湖畔に佇むゲストハウスLAMP野尻湖(以下LAMP)の施設内にあり、オープンは今年の2月。まだスタートして半年ちょっとの出来たてほやほやだが、一部のサウナ好きやアウトドア・フリークはすでにその存在を嗅ぎつけている注目のスポットだ。この施設の支配人を務めるのは野田クラクションべべーさん(通称べべさん)。その特徴的なニックネームは、LAMPを運営する東京のWEB制作会社にインターンで入ったときに社長から名付けられたそうだが、そこでの仕事でサウナと偶然出会うことになったという。

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▲『The Sauna』の看板の後ろにサウナがたたずむ

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▲『The Sauna』支配人・野田クラクションべべーさん

「僕はもともと大学4年生のときに、LAMPを運営しているWEB制作会社にインターンで入りました。そこでの最初のミッションが、あるケータイゲームのPRとして企画したアメリカ横断。そこから“べべ旅”っていうひとつのワードが生まれたんです。そのあとにやっと入社できたのですが、今度は新卒一年目に日本一周をすることになりまして……」

それは軽自動車に乗っての日本一周で、お風呂はスーパー銭湯などに行く日々。四国で夏場に20kg近くある荷物を背負ってお遍路を体験していたとき、4日間ほどタイミングが合わずで、お風呂に入れないことがあったとのこと。その状況下でべべさんに救いの手を差し伸べることになったのが、高知県で地元民から愛されている『たのたの温泉』だった。

「日焼けが痛かったので、いつもなら入らない水風呂に入ってみたらすごく気持ち良くて。そこから外気浴をして、冷えたからサウナにも入ってみたんです。そしたら次の日めちゃめちゃ目覚めが良くて、そこから“毎日頑張って歩いたらサウナへ入ろう!”っていうのが新しいモチベーションになりました。日本一周を終えて東京に帰ってきてからは、いちサウナ好きとしていろいろな場所を巡るようになって、そのうち好きが度を越して“サウナを仕事にしたい!”と思うようになったんです」

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そのころ会社の中で何をしていくかを悩んでいたというべべさんは「LAMPでサウナやれば?」という先輩の助言にも後押しされ、企画書を作って社長にプレゼン。その企画を半ば強引に通し、社長と一緒にサウナの本場・フィンランドへ。そしてクラウドファンディングにもチャレンジしてお金を集め、ついに念願叶って今年の2月に『The Sauna』のオープンに漕ぎ着けた。

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信濃町の大自然、こだわりの施設、フィンランド式作法が生む至極の時間

『The Sauna』は日本でも数少ないフィンランド式の薪焚きサウナ。無煙薪ストーブによって、電気やガスでは味わえない柔らかな温かさが身体を包み込む。そして室内の居心地の良さを演出するため、ベンチや天井の高さ、自然光と景色の見え方のバランスを考えて中の小窓の位置までこだわり抜いている。

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日本では高温低湿のドライサウナが一般的だが、フィンランド式は部屋の温度が70度〜80度くらいのため息苦しさが少ないのも特徴。加えて、温度や湿度を保つために熱された石に水をかけて蒸気を発生させる“ロウリュ”は、フィンランド式の代名詞とも言える作法だ。ちなみにロウリュで使うのはヴィヒタという白樺の葉の束。水に漬け込み煮出した状態のため蒸気とともに白樺の香りが立ち昇り、絶妙なリラックス効果を生む。

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▲無煙薪ストーブ

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▲ロウリュの様子

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▲白樺の葉の束、ヴィヒタ

「自分たちの好きなタイミングでロウリュして、しばらく汗をかいて、そのあとは外の水風呂に入ったり外気浴で休憩したり……っていうのが一連の流れです。ロウリュサービスっていうのは都会の施設とかでも1時間に1回とかあるのですが、ここならいつでも自分のタイミングでロウリュができるのがポイントですね」

ロウリュで立ち昇る蒸気に包まれると、じわっと汗が吹き出してくる。ただしちょうどいい温度と湿度が保たれているため不快感はない。「この先に待つ水風呂と外気浴のためにもう少し待とう……」なんて思っていると、突如べべさんが先ほどロウリュで使ったヴィヒタを身体に叩きつけてきた! (何するんですかべべさん!)

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「これはウィスキングというサウナの入浴法のひとつ。ヴィヒタを使って身体を叩くことで、マッサージや血流促進、殺菌などの効果があるんです。海外にはこのウィスキングで生計を立てているプロもいるんですよ!」

最初はその衝撃に思わず笑ってしまったが、次第にもっと欲しがってしまう不思議な感覚に。お客さんの中にはそのリラックス効果にハマって、寝た状態でウィスキングを“欲しがる”人もいるという。

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ロウリュとウィスキングのコンボを数回経て、いよいよ待望の水風呂へ。外へ出ると澄み切った空気が身体を包み、そのままの勢いで火照った身体を水風呂へドボン!

目を瞑り、しばしの沈黙のあとに出てきた言葉は「ああ……最高……」。聞こえてくるのは水の流れる音と木々の葉が揺れる音のみ。そして閉じていた目を開けると、視界に陽の光をいっぱいに浴びた木々たちの鮮やかな緑が飛び込んでくる。続けざまに今度はチェアで外気浴……ああ堪らない。季節によっては目の前に広がる野尻湖に入ったり、冬は積もった雪にダイブしたりもするらしい。

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▲水風呂と外気浴ができるチェア

「都会のサウナは春夏秋冬で変わらない安定した良さがありますけど、ここは天候やお客さんの雰囲気などがバチッとハマったときにもう……100点以上に感じる日があるんですよね」

ここでのサウナはフリースタイル。天候も含めてその場に集まった人たちのさまざまな要素が絡まり合って成り立ち、なおかつ一度として同じ体験はできない。そんなことを考えながら寝そべっていると、不思議ともう一度サウナに入りたい気持ちが込み上げてきた……そう、この時点でもうすでにアウトドア・サウナの虜に!

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