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2012.07.25

Jeep®がなければフジロックはなかった!?

夏最大のイベント、フジロックを
舞台裏で支えるJeep®の勇姿

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    日高さんのJeep®の後方に見える建設中のステージは、フジロックのメインとなるグリーンステージ。
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    「とにかく自分の気に入るまでとことん手を加えないと気が済まない性格」と日高さん。
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    フロントに取り付けられたウィンチは飾りではなく、スタックしたクルマの牽引などフジロック本番で大活躍する。

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安全のため4点式シートベルトでカラダをしっかりホールドする。

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計器類にもこだわりが見て取れる。音楽は日高さんのライフスタイルに必須のため、特別なアンプを装備。

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スペアタイヤはリアスペースに固定されている。「やっぱりスペアがないと安心できない」。

や日本の夏の風物詩として欠かせない存在となった通称“夏フェス”。『ライジングサン・ロック・フェスティバル』『ロック・イン・ジャパン』『サマーソニック』『朝霧ジャム』など規模・ジャンル・開催ロケーションなど、それぞれの特徴をもった野外音楽フェスティバルが毎週末のように催され、音楽好きのココロを熱くしている。

そんな夏フェスのなかでも一番の老舗かつ大御所といえば、新潟県湯沢町の苗場スキー場で開催される『フジロック・フェスティバル』だ。1997年に富士山のふもと、山梨県天神平スキー場で行われた記念すべき第1回目は、台風の直撃を受け予定されていたパフォーマンスの半分近くを中止せざるを得ない波乱の幕開けだったが、その後途切れることなく毎年開催され、2012年ですでに16回目を数えるまでになった。毎年7月の最終週末にあたる金〜日曜日の3日間が“定位置”で、その間10万人を優に超えるオーディエンスが集まる、文字通り日本を代表する音楽フェスティバルとして君臨している。

そんなフジロックの主催者である音楽プロモーション会社、スマッシュの代表であり、フジロックの発起人でもある日高正博さんは、実は生粋のJeep®ファン。そしてその日高さんをして曰く「Jeep®がなかったら、フジロックの開催地を見つけることはできなかった」と言い切る。

「若い頃からキャンプしながら、日本や世界の国々をまわるのが趣味でした。いわゆるキャンプサイトは使わず、自分で気に入ったところがあったらそこにテントを張って夜を過ごすスタイルです。だからフジロックの開催地を探しているときは、自分のJeepに必要最低限の荷物だけ積んで日本各地をキャンプしながら旅したんです」と日高さん。その旅に擁した歳月は、足掛けなんと2年!「沖縄以外は北海道から九州まですべての都道府県をJeepでまわりましたし、淡路島などの離島にもフェリーで行きました。」

その結果、最終的に白羽の矢が立ったのが、前述の天神平スキー場だ。飛騨の御岳山とで2つが最終候補地に残ったというが、観客のアクセスやツアーバスのオーガナイズ、スピーカーなど大型音楽機材搬入の利便性を考慮し、天神平に軍配があがった。第3回より苗場スキー場がフジロックの“聖地”として定着しているが、いまも語り継がれる初フジロックの開催には、Jeep®のなみなみならぬ貢献があったのだ。

ちなみに、日高さんが今日まで愛用しているJeep®のベースは、友人を通して手に入れたという1977年式の『CJ-7』。5リッターのV8エンジンを積んだ伝説のクルマだが、これに別途入手したAMC(American Motors Corporation)最終モデル、1986年式CJ-7のパーツを組み込み、現在の仕様に仕上げてあるという。

「とにかく病気なくらいカスタムするのが好きなんです(笑)。エンジンの出力とか、運転していてストレスが出ないよう、とことん手を加えます。あと僕にとって音楽はとても重要なので、オーディオも特別なのを積んでいるんですよ。」

そこまで手を入れた愛車ゆえ、フジロック開催期間中ももちろん大活躍する。各ステージ間の移動や視察のみならず、ときにはアーティストの送迎にまで借り出されることもあるといい、まさに八面六臂の働きだ。

「フロントにはウィンチをつけているんですが、これで側溝に落ちたクルマや川を渡るクルマを牽引することもありますよ(笑)」

Jeep®とフジロック。その関係は蜜月、もしくは相思相愛と呼ぶにふさわしい間柄のようだ。

フジロック・フェスティバル 2012

http://www.fujirockfestival.com/