【REPORT】フジロックでチルアウトスペース〈Jeep Real Spot〉を開放&24時間体制のレスキューでサポート!
世界的アーティスト・Dragon76氏による圧巻のライブペインティング
そして今回の〈Jeep Real Spot〉で実施した企画の中でも、とりわけ目玉として大きな注目を集めたのが、ストリートアーティスト・Dragon76氏によるライブペインティングだ。
Dragon76氏はダイナミックなライブペインティングを武器に、世界で活躍するニューヨーク在住の日本人ストリートアーティスト。これまでもJeepとのコラボレーション経験があり、今回のフジロックでは“Jeep×Music×Sustainability”をテーマに、限定販売されるJeepオリジナルTシャツのイラストを創作。さらにフジロックの3日間をかけて、〈Jeep Real Spot〉で高さ2m×幅3mという巨大なキャンバスにライブペインティングを披露した。
初日の早い段階で〈Jeep Real Spot〉に訪れたときは、まっさらなキャンバスにオレンジのスプレーで“Jeep”と“DRAGON76”の文字がデカデカと描かれていた。それを眺めていると、入場ゲートの方からJeepのMTBに乗ってDragon76氏が颯爽と登場! まもなくしてブラックのスプレーを手に取ったDragon76氏は、キャンバスに向き合い、DJのかける音楽を聴きながらスピーディーにスプレーを走らせていく。
初日はまだ下書きのようなイメージだったが、まさか3日間をかけて最終的にあんなに素晴らしい作品になるとは……この段階で訪れた来場者のほとんどが予想できていなかったのではないだろうか。
そして今回、ライブペインティングの合間を縫ってDragon76氏へインタビュー! Jeepとのそもそもの関わりやブランドへの印象、今回の作品に込めたテーマ、フジロックの感想などを聞いた。
「Jeepさんとは2013年にラングラーのプロモーションでコラボレーションして、それをきっかけに仕事をさせてもらうようになりました。その次は2018年に、新型ラングラーの発表会で作品を提供させてもらって、イベントにも参加しましたね。元々は奥さんが20年ぐらい前にJeepに乗っていたので、僕らはふたりともJeepが大好きで。アメリカでは自分のキャラクターでフィギュアを作ったり、壁画を描いたりなどもやっていますが、Jeepからインスピレーションをもらった作品もあります。向こうではすごいJeepを見かけるし、特にラングラーが多い。あんまり見たことのない色に塗る人とかもいるし、ボロボロになったJeepをそのまま乗っている人も多くて、それがすごいカッコイイんですよね」
ちなみにDragon76氏がJeepとのコラボレーションで制作したフジロック限定Tシャツには、ブランドが掲げてきた“GO ANYWHERE, DO ANYTHING”という力強いメッセージやロゴとともに、ジャングルのような大自然の中にラングラーと楽器を持ったふたりの人物のイラストが描かれている。
さらに今回のフジロックでは、Jeepや〈Jeep Real Spot〉をモチーフに写真を撮影し、「dragon76_jeep」「fujirock2022」「jeep_real」など特定のハッシュタグを付けてSNSに投稿すれば、1日20名限定(期間中3日間・合計60名)で、そのフジロック限定Tシャツをゲットできるキャンペーンも実施していた。
「今回の絵は、Jeepに加えてフジロックなので音楽的な要素を入れつつ、あとはJeepが取り組んでいる“自然との共存”というテーマを盛り込んでいます。僕はJeepのディテールが好きで、見た目のカッコ良さは昔から感じていました。加えて最近はJeepの自然との取り組みを聞いて、僕のクリエイティブも自然との共存や、人と人との共存をテーマに描くことが多いので、芯の部分ですごく共感する部分があります」
意外にもDragon76氏は、今回が初めてのフジロック! ライブペインティング以外の時間は、お気に入りのアーティストのライブやフェスごはんなど、フジロックの醍醐味を十分に味わったようだ。
「日本に住んでいたときもライブペインティングはよくやっていて、いろいろなフェスに呼ばれる機会はありましたが、フジロックだけは縁がなくて。普通に遊びで行きたいなと思ったときも、いつも何かしらの予定と被ってしまって、来る機会が全然なかったんです。今回初めて呼んでもらって、しかも東京からJeepを借りて運転してきたのでテンション上がりました。新しいラングラーは燃費もいいし、運転もしやすいし、昔とは全然乗り心地が違いましたね。なので早く着きたいけど、運転はもっとしたい……みたいな感じでした。今回の描いている以外の時間は、Caravanやスカパラなど好きなアーティストのライブも観られましたし、会場内には美味しい食べ物もたくさんあるので、いっぱい食べて飲んで楽しんでいます」
期間中に最初は中で描いていたDragon76氏だが、途中からはJeepチームと話し合って、外でライブペインティング! 「暑いですけどこっちの方が気持ちいいですね」と汗を流しながら描き進め、最終日に完成したダイナミックな作品は、多くのフジロッカーたちの度肝を抜いたことは間違いない。
Jeepがフジロックの“環境”と来場者の“安心”を守る独自のアクション
フジロックの森と協力して、ボードウォーク補修の『クラウドファンディング』を9月30日まで実施中!
そして今回のフジロックでは、Jeepが日本の森づくりをサポートするCSV活動『Realの森』を通じて関わる『フジロックの森プロジェクト』の一環で、丸太を切ってコースターを作るワークショップを開催!
また、会場内で使用されているFUJIROCKERS FOREST×Jeepの割り箸は、会場周辺の森林で伐採した間伐材で製作しているものだ。そしてさらにJeepとフジロックは、今年からボードウォーク整備のための新たなクラウドファンディングを実施。それらのアクションからは、これからもフジロックを楽しめるための環境づくりに取り組んでいくという、Jeepの変わらぬ意志を感じた。
さらに、フジロックにおけるJeepのもうひとつの定番として、車両トラブルに対する24時間体制のレスキューサービス〈CAR PARKING RESCUE〉を今年も実施した。
場外エリアには、『ジープ ラングラー アンリミテッド ルビコン(Jeep Wrangler Unlimited Rubicon)』、『ジープ ラングラー ルビコン ソフト トップ(Jeep Wrangler Rubicon Soft Top)』、『ジープ グランドチェロキー L リミテッド(Jeep Grand Cherokee L Limited)』、『ジープ レネゲード フォーバイイー トレイルホーク(Jeep Renegade 4xe Trailhawk)』というド迫力の4台が常駐していた。
もしもフジロックに訪れた来場者にクルマのトラブルが発生したら、山道走行を得意とするJeepにプロのメカニックが乗車して現場に急行し、さまざまなサービスを無償で提供する。
「バッテリーが上がる、鍵を紛失するといった軽めのトラブルがメインで、今年は天気もいいので大きめなトラブルはなかったですが、以前にはぬかるみにはまって動けなくなったキャンピングカーをJeepで牽引するというケースもありました。今年は会場内をパトロールして、室内灯を付けっぱなしにしているクルマのワイパーやドアに、我々の電話番号が記載されたカードを差して回ることもしました」
(CAR PARKING RESCUEスタッフ)
オフロード性能に長けたJeepとプロのメカニックが、あらゆる車両のトラブルに対応。ちょっとしたことはもちろんだが、もし何か大きな問題が起きたときのために万全の体制で待ち受ける。その根本にあるのは、「来場者に安心してフジロックを楽しんでほしい」というJeepのホスピタリティ精神だろう。
また来年、日本中のJeeper&Fujirockerと苗場の地で再会しよう!
3日間を通して天気に恵まれ、野外フェスの醍醐味を例年以上に満喫できた今年のフジロック。3年ぶりに現場に参加したJeepも、〈Jeep Real Spot〉での車両展示、Dragon76氏のライブペインティング、プレゼントキャンペーンなどに加えて、『フジロックの森プロジェクト』での取り組みや〈CAR PARKING RESCUE〉と、パワーアップした盛りだくさんの内容でフジロッカーたちを迎えた。
そしてその光景からは、「やっぱりフジロックとJeepの相性は最高!」と感じられたはず。日本中のJeeperとFujirockerは新たなる冒険と夢に向けて走り続けた先に、また来年、苗場の地で再会しよう!
Text:ラスカル(NaNo.works)
Photos:Masato Yokoyama