BOULDERING CAMP with Jeep Compass
すごしやすい季節は岩と戯れる山遊びへ!
フラッグシップモデルのグランドチェロキーを継承しながら、使いやすいサイズ感の『ジープ コンパス リミテッド(Jeep Compass Limited)』。ミレー(Millet)ブランドの広報を務める林勲さんに、その乗り心地を試してもらった。実は元デザイナーの林さん。その目に、コンパスはどう映るのか?
岩場への道は未舗装が多い。だから車もタフでないと!
2012年、日本に上陸したコンパス。フラッグシップモデル、『ジープ グランドチェロキー(Jeep Grand Cherokee)』の弟分的存在のコンパクトSUVだ。このほど三代目となる新モデルはマイナーチェンジを遂げ、よりアウトドアシーンにフィットする相棒として生まれ変わった。
「お! なんかサイズ的にちょうどいい感じ。正面から見ると、すごい重厚感があるから、大きく感じるんだけど、コンパクトだね」と、興味津々にクルマを見るのは、ミレーで広報を担当する林さん。インテリアデザイナーを経て、アウトドアブランドの広報という職に就いた異色の経歴の持ち主だ。林さんは、休日には必ずといっていいほど岩場に向かう熱心なクライマーでもある。
今回は通いなれた山梨県の瑞牆山(みずがきやま)で、コンパスとともにボルダリングキャンプを楽しむことに。林さんがコンパスをひと目見て「大きい」と感じたのは、おなじみの7つのスロットが入ったグリルの下に新たに加えられた真一文字の給気口のデザインが、どっしりとしていて色濃いJeepの意匠を印象づけているからだろう。だがサイズは全長4m42cm、全幅1m81cmで、日本の道路環境に適している。さっそく運転席に乗り込み、ドライブしてみる。
「岩場への道って、結構狭かったり、砂利道の未舗装も多かったりする。だから、パワーと、ある程度は車高がないとね。これならそんなオフロードも安心して行けそう。街にも溶け込むデザインもいいね。なにより運転しやすいし」
カーブが連続する山道。9速トランスミッションを備える4WDの走りが、心地よい乗り味をアシストしてくれる。そんなスムーズさを林さんは実感したのかも。また、一新されたLEDヘッドライトは前モデルよりさらに明るくなっている。より遠く広範囲を照射し、視認性が向上したことも山中では強い味方になりそうだ。
「内装はシックでレザーのシート! Jeepらしい高級感があるね。3人乗ってリアシートを半分倒して、クライミングとキャンプの道具を積むって感じかな~? 車中泊するクライマーも多くて、フラットになるか気にする人もいるけど、自分は断然テント派。ひとりゆっくり、テントでのびのび寝たいしね~」
みずがき山自然公園キャンプ場に車を停め、テントを張る。週末ということもあり、クライマーだけでなく、キャンプを楽しむ人の姿も見られた。林さんはサッと昼食を済ませてマットを背負い、ボルダリングエリアへ。
ようやく初秋突入といった陽気。穏やかな風が吹き、木漏れ日が気持ちいい。そんな静寂を打ち破るように、熱心に課題に打ち込むボルダラーたちの声がこだましている。目当ての岩に到着すると、林さんもマットを広げ、トポを開いた。岩を見つめる林さんの目つきが、ガラリと変わった。