王道ではない、もう一つのムーブメントを作る、オルタナティブな生き方
――生活の中で、車は生活必需品だと思いますが、ドライブによく行く場所はありますか?
長野に引っ越して、京都が近く感じるようになりましたね、車で4時間半くらいだからよく行きます。文化が成熟していて面白い。夏休み、家族が鹿児島に帰省していたので、帰り京都で待ち合わせをして家族でドライブ旅行をしながら長野に帰ったりして。アメリカに取材に行くと、レンタカーして自分で運転するのが恒例で、長距離の運転は、それで慣れました。東京から長野は、もうたいしたことない!(笑)長距離のドライブは音楽が必需品!GratefuldeadやPhishのライブの音源を聴きながらワンセット終わったら、休憩するって決めながらドライブしてますよ。
(左) 家族旅行の途中で立ち寄った白川郷の家の写真。岐阜県の飛騨地方、白川郷に建つ合掌造りの家。貴重な茅葺き屋根の集落はユネスコ文化遺産にも登録されている。
(右) カナダのブリティッシュコロンビア州(クートニー地域)を取材中に車で移動しているときのスナップ。かつては鉱山の街として栄え、現在は雪山へのゲートタウンとして知られるネルソンへ向かっているところ。
――今後ドライブして行ってみたいところは?
コロラド州のボルダーに行ってみたい。アウトドアのゲートタウンがアメリカにはたくさんあって、最近は、コーヒーのラテが語源になって、ラテタウンとも言うそう。面白い事をしようとする人たちが集まったり、元々住んでいる人たちと新しい移住者が混ざり合って新しい文化が産まれたりする場所のことを。仕事も、朝サーフィンして日中働いて、夕方マウンテンバイクでダウンヒルとか、生き方の中にそういうスペースやカルチャーが混ぜ込められる場所、もしかしたら長野もそういうところなのかもしれない。そういうところには、いつも行きたいと思っています。
INFORMATION
スペクテイター28号
発売/2013.8.31発売
定価/952円+税
特集は「野生のレッスン」。
野生を日々の暮らしに取り入れている京都在住のワナ猟師や個人で養豚を経験した女性ルポライターとの談話、その他、アウトドアカルチャーにまつわる記事などを掲載。
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Edit & Text:MAIKO OKUHARA / Photos: NOZOMU TOYOSHIMA