11年ぶりのオールニュー。新しいJeep® Wranglerが披露されたALL-NEW Jeep® Wrangler LAUNCH CONFERENCEレポート
今回は10月25日(木)に開催された、新型ラングラー発表会の様子をお届け。All-New Jeep® Wranglerのお披露目に加え、Willysをはじめとする貴重な歴代Jeep® の展示などかつてない規模と内容で行われ、まさに“自由”を体現するイベントとなった。
「すべてが新しいJeep® Wranglerの登場をお祝いする場にようこそ。過去最大級のJeep® イベントにお集りいただいた皆様の、愛とロイヤリティに感謝します」
FCAジャパン株式会社 代表取締役 兼 CEOのポンタス・ヘグストロム氏のスピーチが終わった後、半円形のステージ中央に幾筋ものライトが当てられた。まさに固唾を飲むといった心持ちで光の集約点を見つめる満席のオーディエンス。その圧のかかった空気をゆっくり押し上げるように迫り出たのは、まばゆいオレンジをまとった『ジープ ラングラーアンリミテッド サハラ ローンチエディション(Jeep® Wrangler Unlimited Sahara Launch Edition)』だった。
舞台で輝く堂々たる姿を確かめて、ヘグストロム氏が一言。
「先代とよく似ているでしょう。でも、それが私たちの狙いなのです」
「All-New Jeep® Wranglerは、Willysから75年以上続く哲学の踏襲とデザインDNAの解析の結果」
2018年10月25日(木)に千葉県浦安市の舞浜アンフィシアターで開催された、ALL-NEW Jeep® Wrangler LAUNCH CONFERENCE。11年ぶりのフルモデルチェンジを果たしたラングラーの日本初披露会場には、事前の呼びかけに応じてくれたJeep® ファンの他、全国各地のディーラーや報道関係者を含み、総勢1,500名が集まった。
FCAジャパンCEOのプレゼンテーションが始まったのは、カンファレンスのスタート直後。ヘグストロム氏に続いて登壇したのは、FCA Jeep® エクステリアデザイン責任者のクリス・ピシテリ氏だ。
すでにJeep® のオフィシャルサイトでは、新型開発に当たり1945年登場のCJなど、過去モデルの影響を強く受けていると発表されているが、そのストーリーに関してピシテリ氏は、「1941年のWillysから75年以上続く哲学の踏襲と、ラングラーのデザインDNAの解析を行った結果」と語った。
ピシテリ氏には会の終了後に独占インタビューを行った。まずたずねたのは、今度のラングラーで変えるべきではないポイントはどこだったか?
「一目でラングラーとわかるプロファイルです。台形グリルや7スロットグリルなどはJeep® ブランドに共通したデザインですが、ラングラーはJeep® ブランド全体のアイコンなので、ヘリテイジの象徴となる姿が求められます」
次の質問は、変えるべきだったポイントは?
「一言で言えば、よりプレミアムな存在にすることでした。それはインテリアで顕著に示しています。インパネのデザインにおいても、横軸に展開する過去のモデルの振り返りが行われていますが、一度シートに座ってもらえば、どれほど新しくなったか一目瞭然でしょう」
まったく別のデザイン案は存在したのだろうか?
「様々なテーマを持ったプロジェクトは常に動いています。しかしラングラーは、やはりブランドの核なので、伝統から外れたものをつくるべきではないという答えにたどり着きました」
外観は伝統を守り、中身は最新のラングラー。ヒットする確信は?
「I hope so! ぜひ多くの方に乗ってほしいです」
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