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2015.07.15

『Jeep® Grand Cherokee』とパドリングの旅へ

シーカヤックを積んだら、向かうは房総の海

入り組んだ海岸線を漕ぎ進み、人知れない小さなビーチに上がってテントを張る。
そんなシーカヤッキングの魅力を伝える山本勉さんにとって、クルマも大事な道具。
『Jeep® Grand Cherokee (ジープ グランド チェロキー)』とシーカヤックの相性の良さを語ってもらった。

非日常的な自由と開放感。それがシーカヤックの魅力

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山本さんの拠点『ソルティーズパドルスポーツ』があるのは、千葉県館山市街からクルマで10分ほど走った海辺の町。夜明け前に荷物を積み込んで、これから旅に出るところ

海までドライブしたら、気に入った浜辺にクルマを停め、シーカヤックを降ろしてパドリングを始める。

陸から海へ。知らない土地との出合いが旅の醍醐味だとしたら、シーカヤッキングは、まさに非日常の世界。海はどこまでも広く、限りない自由を手にした気分が心地いい。

南房総の館山でシーカヤック専門店『ソルティーズパドルスポーツ』を営む山本勉さんは、22歳のときに留学先のアメリカ西海岸でフォールディングカヤックに出合って以来、この道ひと筋の人生を歩んできた。

もともと旅と海が好きだった山本さんにとって、折りたたんで旅先に持って行けるフォールディングカヤックは魔法の道具に思えたという。27歳で帰国してカヌー関連商社に勤務し、以後、毎年国内外の海を漕いできた。独立して、南房総でショップを開いたのが8年前である。

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純正キャリアアクセサリーを活用し、ルーフにカヤックを積載して海岸線を走る。『ルーフラッククロスバー』¥52,920、『ウォータースポーツアタッチメント』¥40,176(ともにメーカー希望小売価格。税込)

山本さんが拠点に選んだ南房総の館山は、“東京湾アクアライン”を使えば都内からクルマで1時間半ほど。それでいて伊豆半島の中間あたりの緯度だから気候は温暖、トロピカルな雰囲気さえある。カヤックのフィールドとして見ても、内房側の海は波も穏やかで、入り組んだ海岸線には小さな入り江や人のいないビーチが点在している。

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カヤック仲間と海を漕ぐ。内房の海は波も少なく穏やか。入り江の奥に漕ぎ進み、海の上で小休止。ゆったりとした時の流れを感じる瞬間だ

それらをめぐりながら漕ぐのはシーカヤックの醍醐味のひとつ。
また外房側に出れば太平洋の海原が広がり、押し寄せる波やウネリを利用したチャレンジングなパドリングを楽しむことができる。

「静かな内房と荒々しい外房。ふたつの顔を持つ海が館山なんです」と語る山本さん。
「入り組んだ沿岸線は変化に富んでいるから、漕いでいて飽きることがない。海からしかアクセスできない小さなビーチもあるし、この岬をかわした先にはどんな景色が広がるのだろうってワクワクしてきます」

シーカヤックが旅の道具として優れているのは、大容量の荷室を持つ点にもある。コックピットを挟んで前後の荷室は80から100Lの大容量があり、テントや食糧はもちろん、ツーバーナーがそっくり収まる艇だってある。2、3泊のキャンプから、場合によっては数カ月に及ぶ長期遠征まで対応できるのだ。

「キャンプ道具を積み込んで沿岸を漕ぎ進んだり、島から島へと漕いで渡る。海はどこまでも広がり、その気になれば地球の裏側まで漕いでいける。まさに自由を得た気分。そんな開放感がいいんですよ。そんななかで、自分だけのプライベートビーチを発見したときはたまりません。上陸してテントを張って、水平線に沈む夕陽を眺めながらリラックスしたひとときを過ごす。バックパッキングと違って荷物にあまり制約がないから、好きな道具にこだわることもできます。パーコレーターで淹れたコーヒーをお気に入りのマグカップに注ぎ、砂浜に座ってゆっくり本を読む。自分の時間を大切に楽しめるのがいいですよね」

次ページ:【信頼できる道具を選ぶ。それはクルマも同じこと】

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