Jeep®が『Real Music』として 都市型音楽フェスに参戦!
オルタナミュージックの祭典、
『neutralnation』を強力サポート。
都内でも指折りの音響設備を備えたライブハウスとしてのみならず、夜には『ageHa』とその名前を変え、東京のミュージック/クラブシーンを牽引して来た『Studio Coast』。ここを会場に、4回目を数える都市型オルタナ音楽フェスティバル、neutralnation(=ニュートラルネイション)が2012年11月11日、開催された。
過去には、BOOM BOOM SATELITESやトクマルシューゴ、サカナクションなども名を連ねたこのフェスを強力サポートしたのが、我らがJeep! “ニュートラル”の名の通り、ポップ、ロック、エレクトロなどジャンル横断的なコンセプトが魅力で、今年のラインナップには、結成30年超を誇るイギリスの伝説的バンド、WIREを筆頭に、国内外の秀逸オルタナ系アーティストがずらっと並んだ。
なかでも透明感・浮遊感のあるオーガニックな音楽を奏でるスリーピースバンド『SOUR』は、屋外スペースに設置されたJeepブースでゲリラライブを敢行。この日のために特別展示されたディープ・チェリー・レッドのJeep Compassをバックに、アコースティックギターやアップライトベースから流れる軽妙なサウンドで、盛況を極めたステージでのパフォーマンスに続き、オーディエンスを魅了した。
ゲリラライブが終わり、Jeepブースでインタビューに答えてくれたSOURメンバーである、Soheyさん(ベース)、hoshijimaさん(ギター、ヴォーカル)、高橋ヶ無さん(ドラム)の3人。何といっても興味を引かれるのは3人の経歴。hoshijimaさんは、フランス生まれのイギリス育ち、高橋ヶ無さんはドイツ生まれのスペイン育ち、そして最後のSoheyさんが生粋の“和製”で、銀座生まれの銀座育ちだ。
「実は学生の時、周りにいた中で楽器が上手な人間を集めて結成したのが経緯で、それぞれの生い立ちは、あとからたまたま気づいたことなんです(笑)」と語るhoshijimaさん。
ただそのバラエティに富んだ生い立ちもあってか、メンバー3人が志向する音楽性は、それぞれ異なり、「いまでも合わない(笑)」のだとか。
「なので3人が満足できる音楽をどう作り上げていくかが、バンド結成時からの命題で、最初の3年くらいは、スタジオにこもって試行錯誤を繰り返してきました。ファーストアルバム(『rainbow under the overpass』)の前にデモアルバムを出しているんですが、その辺りから、今のSOURの音楽性に落ち着いてきました」(hoshijimaさん)
今回、『Real Music』というコンセプトでゲリラライブを行ったSOURだが、彼らにとっての“リアル”とは何なのだろうか?
「確かにそれぞれが好む音楽性は違うんですが、3人に共通しているのは、自分が演奏する楽器をこよなく愛しているっていうことなんですね。だから、自分の楽器でいかにして最高の音楽を奏でるか。そこにこだわっていくことが僕たちにとってのリアルなんだと思います」(Soheyさん)
最後に、“コラボ”したCompassについて聞くと……。
「ライブに行く時のクルマって、機材があるのでどうしても味気ないけど機能性は高い国産車になってしまうんですが、こんなクルマに機材積んで、さっそうとライブ会場に乗り付けたりしたらカッコいいでしょうね」とSoheyさんが答えると、高橋ヶ無さんも「見栄を張りたいときに乗りたいクルマですね」と笑顔で語ってくれた。
SOUR Official Website