Jeepで行く!“トレーラー型キャビン”で美しい自然とひとつになる非日常体験『THE NATURE 八ヶ岳』
都市の喧騒を離れ、ミニマルで洗練された空間から、澄んだ空気と満天の星空を五感で味わう──。さまざまなラグジュアリー体験やアウトドア体験を経たJeepオーナーにも、きっと新鮮な感動をもたらしてくれる施設が、トレーラー型キャビンで美しい自然とひとつになる宿泊施設『THE NATURE 八ヶ岳』だ。そこにしかない“何か”を求めて、Jeep Wrangler Unlimited Rubiconで、緑緑しい夏の八ヶ岳へと走り出した。
クルマで約2時間。自然豊かでアクティビティも豊富な八ヶ岳エリアへ
標高2,899メートル、“日本百名山”に数えられる八ヶ岳。八ヶ岳と聞くとやはり登山のイメージは強いが、それだけではない。白駒池での原生林トレッキング、清里や野辺山での牧場体験やサイクリングなども人気。夏はキャンプ、秋は紅葉、冬はスノーシューや星空観察など、四季折々で楽しめるアウトドア・アクティビティが豊富で、「自然そのものに触れる」を実現できるのが八ヶ岳の魅力だろう。
そしてもうひとつの魅力が、アクセスの良さ。中央自動車道を走れば都心からスムーズにアプローチでき、2時間ほどで八ヶ岳エリアに到着。クルマさえあれば、エリア内の移動も自由自在だ。登山口やキャンプ場、カフェ、温泉宿……広い八ヶ岳周辺を楽しみ尽くすには、やっぱりクルマ旅が最高。今回のお供は、『ジープ ラングラー アンリミテッド ルビコン(Jeep Wrangler Unlimited Rubicon)』だ。
今回の目的地に向かう道中、八ヶ岳高原ラインを流せば、窓を開けるだけで標高を駆け上がる爽快感と木々の香りが全身を駆け抜ける。東沢渓谷に掛かる長さ90メートルの赤いアーチ橋「東沢大橋」を渡る際は、ラングラーの赤と共鳴。自然の緑とのコントラストも相まってまるで絵画のようだった。
近隣にある吐竜(どりゅう)の滝にも立ち寄ろう。八ヶ岳から流れ出る川俣川渓谷に沿った遊歩道と、岩間から絹糸のように流れ落ちる優雅な滝は、都会で疲弊した頭と心を洗い流してくれる。
八ヶ岳エリアには、温泉宿やコテージ、グランピング施設なども豊富にある。ある意味、好みや宿泊スタイルに応じて選び放題だが、今回の旅ではとりわけ美しい自然とひとつになれる宿泊施設へ。それが、トレーラー型パノラマキャビンで特別な滞在体験を提供する『THE NATURE八ヶ岳』だ。
“自然”と“リゾート”との関係性に疑問を抱いた先のトレーラーハウス
『THE NATURE八ヶ岳』があるのは、山梨県北杜市大泉町。標高1,000mの地、八ヶ岳南麓に広がる緑豊かな土地であり、古くは牛が放牧され、お花や野菜も栽培されていたという歴史を持つ。この場所で『THE NATURE八ヶ岳』をスタートさせたのが、五つ星ラグジュアリーホテルで長年にわたってトップマネジメントを務めてきた株式会社Nomad Trailersの代表取締役・大野修一さん。
「私自身はもともと、東京の外資系ホテルに長く勤めていて、海外のお客様を多くお迎えしてきました。海外のお客様の多くは、日本と言えば、歴史・文化・伝統工芸、またはアニメやポップカルチャーの国というイメージが強く、自然を楽しみに日本に来る人は正直なところ少ないと感じていました。もちろんみなさん、富士山やニセコなどは知っているけれども、実のところ日本は森林大国で、国土の7割が森林。そんな国は先進国の中でも北欧ぐらいで、その意味ですごく豊かな森がある国なのに、日本の自然の魅力はあまり伝わっていないという疑問が出発点としてありました」
同時に、“自然”と“リゾート”との関係性にも疑問を抱いていた大野さん。八ヶ岳エリアにも自然の豊かさを求めて訪れる人たちをもてなす高級リゾートホテルは数多くあるが、結局のところ、その大切な自然を少なからず壊して、わざわざ東京にあるようなお店が立ち並んだリゾート開発をしている事実は否めない。「もっとシンプルに、そしてダイレクトに自然を楽しめる宿を作りたい」という想いから、大野さんがたどり着いたひとつの結論が“トレーラーハウス”だった。
「八ヶ岳にも自然を守るための規制がたくさんあり、宿泊施設を作ること自体が難しい側面があります。結果的に“自然を守るための規制のせいで、その自然が活用されていない”という状況に違和感を覚え、なんとか手つかずの自然をそのまま楽しめる宿を作りたいと思ったときに、辿り着いたのがトレーラーハウスでした。クルマ(=建築物ではない)としての要件を満たすことで、開発許可をはじめとする建築に関するさまざまな規制を回避できる。それによって活用できなかった自然豊かな土地に価値を生み出し、そこに泊まれるようになるというのがトレーラーハウスの面白さです」
大野さんの原体験も遡ると、八ヶ岳は幼少期から家族でよく訪れていた思い出の場所。
「八ヶ岳は子どものころから家族旅行でよく行っていた好きな場所でしたが、同じく都心から2時間圏内の避暑地である軽井沢や那須と比べてやや元気がない印象があり、そこで何かやるのであれば『八ヶ岳の魅力を伝えたい、盛り上げたい』と思ってこの地を最初に選びました。それに山梨県の中でも北杜市は、日照時間が日本で一番長く、湿気も少ないので、他の避暑地と比べてもとても過ごしやすいエリアなんです」
そうして大野さんはまず、2022年にトレーラーハウス型宿泊施設の『ザ ノマド 八ヶ岳』をオープン。そこでの学びを生かす形で、2024年8月に『THE NATURE八ヶ岳』をスタートさせた。
2種類のパノラマキャビンに泊まって体験する、自然との一体感
『THE NATURE八ヶ岳』にあるトレーラー型キャビンは、好みで選べる2種類のパノラマキャビン。
まず、ボックス型の〈THE STAGE〉は、壁一面の大きなガラス窓に包まれた主寝室と2段のバンクベッド、ガラス扉でウッドデッキ・テラスと一体となったアウトドア・リビングなどで構成。内外装に国産杉材を用いたナチュラルな空間で、自然と溶け合う時間を満喫できる。一方で、ロフト部分が前方に張り出す立体的な空間が特徴なのが〈THE LOFT〉。床面の段差を活用した主寝室と副寝室が大きなガラス窓で囲まれ、ウッドデッキテラスと一体となったアウトドアリビングから自然との一体感を楽しめる。
▲〈THE STAGE〉
▲〈THE LOFT〉
「建築物だとこれだけ大きなガラス面のある構造は難しいのですが、トレーラーハウスであればそれが可能。ロフト下段のベッドでは、自然の草むらの中で寝ているような感覚を味わえます。内外装はあえて黒で統一しました。そうすると視覚的に、中から見たときに黒が光を吸収して、より自然の緑が際立ちます。食事に関しては、道の駅や直売所で新鮮な山の幸を買ってきて料理する方も多いので、キッチンはできるだけ広く取り、最新の調理器具をそろえました。夜にはこの大きな窓からきれいな星空が見えます」
▲写真協力:株式会社Nomad Trailers
それでもスタート当初は、大野さんの中で「このミニマルな空間で本当にお客様にくつろいでいただけるだろうか」という心配がなかったわけではない。しかし、実際に宿泊されたお客様の声がそれを払拭してくれた。
「これまではいつも八ヶ岳のリゾートホテルに泊まっていた東京のご家族が、たまたまここを見つけて泊まってくださいました。あいにく滞在中はほぼ土砂降りの雨。ほとんど外にも出られなかったので、チェックアウトの際に何気なく『今回は残念でしたが、ぜひまた来てください』と申し上げたところ、『いえいえ。このガラス張りの安全な空間から自然の猛威をダイレクトに感じられたのは、とても新鮮でした。いつも泊まっているホテルは快適だけど、まるで東京の高級ホテルにいるようでまったく自然を感じられなかったので、とても良い経験ができましたよ』と仰っていただけて。なるほどそういう楽しみ方があるのかと、新たな気付きを与えてくれるお言葉でした」
大野さんは今後、『THE NATURE』の事業を八ヶ岳以外でも展開する構想を立てている。
「幸いこの思想に共感していただけた自治体や企業様からのお声がけで、群馬県の嬬恋高原や沖縄県のやんばる地区などで準備を進めています。特にやんばる地区は日本に5箇所しかない世界自然遺産に選ばれながら、環境保全の規制が厳しく、観光への活用方法を模索していました。そんなときにある方のご縁でTHE NATUREを知って『これならやんばるの自然や地域を壊さず活かして、観光客を誘致できる』と感じていただき、計画が進んでいます」
「魔法の箱」で広がるライフスタイルと、もたらされる普遍的な価値
さらに、この体験を広めようと独自の取り組みも進行中。
ひとつは、なんとこのTHE NATUREに設置するトレーラー型キャビンのオーナーになれる「THE NATURE キャビンオーナープログラム(一口1,850万円/諸経費別)」。八ヶ岳をはじめ、嬬恋、やんばるといった特別なロケーションに設置されるキャビンのオーナーになり、それをTHE NATURE(株式会社Nomad Trailers)が借り受けて宿泊施設として運営するという仕組み。オーナーは、年間12泊まで無料(清掃費は発生)で宿泊ができるだけでなく、年間100万円超の固定賃料収入を得られる。
一方で、「自分のお気に入りの土地に設置して、いつでも自由に楽しみたい」という方には、“動かせる別荘” MOBILE VILA(モバイル ヴィラ)として購入も可能だ。(キャビンタイプにより1,850万円〜2,150万円・諸経費別)。国内工場生産により、最短90日で別荘・2拠点生活が始められる上、季節やライフスタイルの変化に合わせて移転もできるという画期的なアイデア。いずれも事業用として購入し、経費として認められる場合は、車両のオーナーとなることで減価償却4年・初年度で最大925万円超の損金計上が見込める。
*上記金額等はいずれも2025年7月現在です。
「2拠点生活のための別荘探しをしている方の中には、建築費の高騰や職人不足による工期の長期化などの現実を知って困っている方が多い。ただし、MOBILE VILAであれば新築で別荘を建てるよりも短期間で、しかも抑えた初期費用と維持費で2拠点生活を始めることが可能。なおかつ夏は涼しい高原、冬は温暖な地域など、季節に応じて移動することで全国どこでも別荘地にできます」
Jeepオーナーにはきっと響く、“動かせる別荘”や“キャビンオーナープログラム”といったワード。移動可能な居住空間であるトレーラーハウスは、クルマのあるライフスタイルをさらに広げてくれる「魔法の箱」だ。そしてその「魔法の箱」は、現代人に必要な普遍的な価値観をもたらしてくれるだろう。
「私が特に好きなのは、朝の日の出とともに鳥のさえずりで目が覚め、自然を眺めながら淹れたてのコーヒーを楽しむ時間で、まさに心が洗われます。私は生まれも育ちも東京で、東京のエネルギーのある感じは嫌いではありません。ただし今は、自然の音しか入ってこない、ここでの時間がとても大切なものになっています。実際に宿泊者の大半は、自然の癒しを求めている都市に暮らす方々ですので、ぜひ『THE NATURE八ヶ岳』に泊まって、このミニマルな空間から自然と向き合う時間、大切な友人や家族と語らう時間を楽しんでください。特にこれからの季節はオススメです」
モビリティの力で固定観念を打破し、新たな体験価値とスタイルを創り出そうと、自然豊かな八ヶ岳の地で始まった『THE NATURE』。そのフィロソフィーはJeepとも共鳴する。そして、純粋にJeepがトレーラーハウスを牽引できたら……オーナーなら想像するだけできっと胸が高鳴るはずだ。
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Jeep フリーコール 0120-712-812(9:00~21:00、無休)
https://www.jeep-japan.com/
【Information】
THE NATURE 八ヶ岳
山梨県北杜市大泉町谷戸 8599
THE NATURE 八ヶ岳:https://the-nature.life/yatsugatake
動かせる別荘 MOBILE VILLA:https://the-nature.life/mobilevilla
Text:ラスカル(NaNo.works)
Photos:大石 隼土