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2024.10.17

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    RealStyleスペシャルコラム『オフロードで行こう!』by 藤村育三 Vol.5【オフロードなビジネス】後編

    RealStyleにも度々登場するJeepオーナー・藤村育三さんによるコラム『オフロードで行こう!』がスタート!Jeepと言えばオフロード性能だが、実は日々の生活の中にも色々なオフロードがある!?第五弾となる今回は【オフロードなビジネス】の後編。

    遊びの達人であり、YJ-JK-JLと『ジープ ラングラー(Jeep Wrangler)』を3代乗り継いできたJeep乗りの藤村育三が、自由・冒険・本物・情熱など、7スロットグリルが象徴するものを「オフロード」という独自の切り口で語る。

    第五回は「オフロードなビジネス」の後編。スモールビジネスのオーナー、独立した人/したい人、要はオフロードな人生を歩んじゃってる人にむけてのエール。ワクワク感というキーワードにフォーカスして走り抜ける!

    ビジネスシーンで RealStyleスペシャルコラム『オフロードで行こう!』by 藤村育三 Vol.5【オフロードなビジネス】後編

    ▲海でも山でも川でもビジネスでもラングラー。

    「中学生でも分かる言葉で企画書書いてる?」ナマの言葉の威力。

    「書いてるわけないだろ! こっちは真面目にビジネスマン相手に難しい仕事してるんだから」
    って言われそう(笑)。だけど、どんな「難しい」「複雑な」お仕事も目的はシンプルなはず。

    相手を豊かにする/便利で楽させる/楽しませる/不具合を治す。
    だいたいこのどれかに企画や商品の存在理由があるはず、それを中学生でも分かるように説明できないのは問題では??
    たとえ専門用語を使ったほうが楽でも中学生でも分かる、中学生をワクワクさせるような説明ができないものはビジネスとして成り立ちづらいのでは?

    難しいカタカナの専門用語、ビジネス用語をたくさん使っている人をみると、この人はお勉強はできるんだろうけど、頭は悪いんだろうな〜って思ってしまう。そして頭の悪い人はオフロードに行かないように! 楽しめないので。

    ナマの言葉 RealStyleスペシャルコラム『オフロードで行こう!』by 藤村育三 Vol.5【オフロードなビジネス】後編

    ▲4ナマの言葉の威力。人の心に刺さるのはお利口さんの教科書っぽい大義名分より、情熱を感じるナマの言葉。ビジネスだからってヘンにカッコつけないでナマの言葉で語ってもいいんじゃないかな?最初っから最後までナマの言葉だったらやばいけど(笑)。タイトルとか目的くらいはシンプルに自分のナマの言葉で。

    自分が本当に信じられる言葉、人生をかけれる言葉で勝負したい。
    そして大概それは結構幼稚な響きだったりする。それを照れないで堂々と言えるのが自分の土俵をつくる第一歩だと思う。とくに好きなことを仕事にして独立したい人は既存のお利口さんな言葉より自分のナマの言葉を磨いてほしい。

    ❶「めまぐるしく変化する現代社会の中、自分のアイデンティティーをしっかり持って、輝けるビジョンに向かってマーケットのニーズを満たしつつ、、、」
    つまんねー!!! 正しいこと言ってるんだろうけど、綺麗事すぎて耳障りよすぎてスルーしちゃう(笑)。

    ❷「秘密基地で一緒に遊ばない?」

    ❶と❷だったら後者のほうが断然幼稚、だけどこっちのほうが心にちょっと刺さって、言葉的にもざらっと引っかからない? このざらっとひっかかるのがナマの言葉の威力。そしてこのざらっとしたナマの言葉がオフロードなビジネスにはすごく大切。

    DSC_7529 RealStyleスペシャルコラム『オフロードで行こう!』by 藤村育三 Vol.5【オフロードなビジネス】後編

    ▲僕が主宰するBEAST Training Colosseumで遊びながら体作りをする。しかもこのトレーニング機器「サーフブランコ」も遊びの中からうまれた自分で作ったもの。

    実際に❷は僕の主宰するジム『BEAST Training Colosseum」のテーマ「秘密基地で遊びながら一生動ける体を作る」。カッコをつけないナマの言葉で語ってるから都内の有名企業の経営者たちが集まってる。(次回はそんな「オフロードな仲間たち」です!)

    DSC_9182 RealStyleスペシャルコラム『オフロードで行こう!』by 藤村育三 Vol.5【オフロードなビジネス】後編

    ▲僕が若い起業/独立したい人に向けて開いているビーストビジネスアカデミーでは徹底して、このナマの言葉でコンセプトをシンプルに語れることに非常に重点をおいている。専門用語をバリバリ使うお勉強のできる頭の悪い人ではなく、ナマの言葉で心に刺さるシンプルな話をできる頭の良い人を作るアカデミーだ。たとえば、「ブランディング」という言葉を子どもにわかりやすく説明できるビジネスマンが一体何人いるだろうか?

    IMG_9296 RealStyleスペシャルコラム『オフロードで行こう!』by 藤村育三 Vol.5【オフロードなビジネス】後編

    ▲いろんな遊びの相棒はいつもJeep。

    ワクワク感 RealStyleスペシャルコラム『オフロードで行こう!』by 藤村育三 Vol.5【オフロードなビジネス】後編

    「ワクワク感を最初に壊すのは誰?」

    だいたい自分だ。新しい企画を思いついたとき、独立する時、好きなことを仕事にした時、最高なワクワク感に包まれると思う。(同じくらいのスリリングな恐怖感もだけど(笑))
    オフロードな人生を歩む醍醐味。

    が、いつの間にかワクワク感が薄れ、いつのまにかただの仕事や作業になってしまう時もある。
    好きだからこそ、人がしない苦労もたくさんある、だけどワクワク感を失ったら独立した意味ないよね?

    「新しいこと」「自分らしいこと」をビジネスに落とし込んでいく時にどうしても既存のやり方、伝え方、囚われてしまって気がつくと人の土俵で勝負しようとしてる。この落とし穴にはまるとあんなにあったワクワク感は霧のように消えてしまう。

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    ▲BEAST Training Colosseumで一緒にトレーニングメニューを開発した格闘家の佐藤ルミナさん。

    IMG_5589 RealStyleスペシャルコラム『オフロードで行こう!』by 藤村育三 Vol.5【オフロードなビジネス】後編

    ▲コロナの一番ピリピリしてる時にBEAST Training Colosseumをオープンした。「こんな時に都心から離れたところに高級ジムを開いても失敗するよ」と何人かに言われた。そう、高級ジムを開こうと思ったら失敗したと思う。僕はこんな時だからこそイケてる大人が思いっきり鍛えられる秘密基地を作った。どう見てもジムだけど「秘密基地」っていう自分の土俵でやり切ってるからワクワク感もなくならない。

    そう、ワクワク感を作るのも、持続させるのも、壊すのも全部自分次第。
    他人にワクワクさせて欲しい人は絶対にオンロードから外れないように!どこにでも行けるJeepも必要ありません(笑)。

    DSC_9005 RealStyleスペシャルコラム『オフロードで行こう!』by 藤村育三 Vol.5【オフロードなビジネス】後編

    「ゲリラ戦」スモールビジネスの戦い方

    僕は今も昔も大手の予算も人も充実しているプロジェクトよりも予算も人も時間も「ないないづくし」の中で知恵を使って戦うのが好き。(もちろん予算がたくさんあるプロジェクトもウェルカムです!)

    25年前一世風靡したZIMAっていうお酒を覚えてますか? 大手に比べて圧倒的に少ない予算、人手だけどどのクラブ/バーに行っても必ずと言って良いほどZIMAっていうネオンサインありましたよね? 当時メインのクリエイティブやプロモーション企画をやらせてもらっていて、僕はここで自分の土俵の作り方やビジネスのゲリラ戦を学んだ。

    DSC_9614 RealStyleスペシャルコラム『オフロードで行こう!』by 藤村育三 Vol.5【オフロードなビジネス】後編

    ▲真剣にくだらないことに熱中できる同い年の仲間、ルミナさんの主宰するジムにて。僕は仕事仲間と遊ばない、遊び仲間と一緒に仕事をする。遊ぶ時間とお金を作るために働かない。良い仕事をするためにまず遊ぶ。自分をワクワクさせつづけるのは自分でしかないから。

    スマホもSNSもある今はスモールビジネスを始める人、独立する人には最高な時代。
    気をつけてほしいのは、せっかく独立してビジネスを始めるなら大手起業やビッグブランドの真似をしたり、既存のやり方を参考にしちゃうといつの間にか自分のやりたいことを枠にはめようとしてワクワク感がなくなってしまうこと。

    正規軍ではなく反乱軍としてゲリラ戦を挑む。
    いつまでもRenegadeなスピリッツでいたい。

    次回はオフロードな仲間!お楽しみに!

    コラムVol.1はこちら!

    コラムVol.2【オフロードな思考】はこちら!

    コラムVol.3【オフロードな贅沢】はこちら!

    コラムVol.4【オフロードな贅沢】はこちら!

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    ジープ フリーコール 0120-712-812(9:00~21:00、無休)
    https://www.jeep-japan.com/

    Text&Photos:藤村 育三

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