CAR

2024.07.04

INDEX
    KEYWORDS

    RealStyleスペシャルコラム『オフロードで行こう!』by 藤村育三 Vol.2【オフロードな思考】

    RealStyleにも度々登場するJeepオーナー・藤村育三さんによるコラム『オフロードで行こう!』がスタート!Jeepと言えばオフロード性能だが、実は日々の生活の中にも色々なオフロードがある!?第二弾となる今回は【オフロードな思考】。

    遊びの達人であり、YJ-JK-JLと『ジープ ラングラー(Jeep Wrangler)』を3代乗り継いできたJeep乗り藤村育三が、自由・冒険・本物・情熱など、7スロットグリルが象徴するものを「オフロード」という独自の切り口で語る。

    第二回は「オフロードな思考」。Think outside of the box.
    既存の枠組みや考えに縛られず自由な発想で考える。まさにオフロード!
    第一回はこちらから!

    第二回「オフロードな思考で楽しく広がる世界」

    240704_02 RealStyleスペシャルコラム『オフロードで行こう!』by 藤村育三 Vol.2【オフロードな思考】

    ▲視点をちょっと変えるだけで見える世界が変わる。

    「お勉強ができるお利口さん」より「頭のいいバカ」になりたい(笑)。
    スピーディーに効率よく無駄を省いた合理的、論理的なことを至上とする世の中、お利口さんは快適で近道な舗装道路を選ぶ。僕は真逆で、地味で地道な「しょうもないこと」(自分が楽しいと思うことは大体分別のあるお利口な大人たちにしてみれば価値がないしょうもないこと)に情熱を注いできた。

    240704_03 RealStyleスペシャルコラム『オフロードで行こう!』by 藤村育三 Vol.2【オフロードな思考】

    ▲2010年、パプアニューギニア政府観光局認定観光親善大使としてジャングルの中の幼稚園を回って子どもたちと一緒に絵を描く。テーマは「私の宝物」だったかな。

    240704_04 RealStyleスペシャルコラム『オフロードで行こう!』by 藤村育三 Vol.2【オフロードな思考】

    ▲SUPでいろんな村を回るアドベンチャーツアーを企画。そのためにいろいろな村を訪れて交流し村人の理解と了承を得る。村長たちの許可を得て日本人を連れていくツアーを開始した。電気もガスも水道もないところで携帯を持たない贅沢な1週間のツアーを10年間続けた。ツアーに行って楽しむのではなく、ツアーを作ってお客さんを楽しませる。

    240704_05 RealStyleスペシャルコラム『オフロードで行こう!』by 藤村育三 Vol.2【オフロードな思考】

    ▲村の子どもをSUPに乗せて一緒に遊ぶ。

    240704_06 RealStyleスペシャルコラム『オフロードで行こう!』by 藤村育三 Vol.2【オフロードな思考】

    ▲2017年世界で一番長いノンストップダウンリバーレースに日本人として初出場&完走。ミズーリ川を550km漕いだ、このSUPの上で79時間過ごしました(笑)。一位は誰かが必ず超えるけど、「初」は塗り替えられない。「初00」を楽しむのもオフロード思考。

    子どものころから遊んで暮らすことを真剣に、真摯に考え、社会人になってデザイナーになったあとは、20代で渋谷にバー/ギャラリーを作って、30代半ばで「プロの旅人」になって、40代で世界で一番長いSUPのダウンリバーレースに出て(日本人初)、スイーツが好きすぎてヘルシースイーツの会社を作って、今に至ってはイケてるオトナの秘密基地を全国に作って、さらには秘密結社を作ろうと真剣に動いている(この話は10月のコラムで!)。歳を重ねるごとに幼稚さに磨きがかかり、その幼稚な情熱を形にするためにどんどん頭の回転がよくなりシンプルに考えられるようになった。不要不急で無駄なことって一番人間らしくて楽しい遊び。遊びを仕事に、仕事で遊ぶ! これがオフロードな思考の原点。

    遊ぶときは発想から遊んでみる

    240704_07 RealStyleスペシャルコラム『オフロードで行こう!』by 藤村育三 Vol.2【オフロードな思考】

    ▲遊び道具を満載に積んで旅にでる。

    遊び道具を作るところから遊んでみる。
    お利口さんは、遊ぶお金と時間を作るために働くと思うが、僕はいい仕事をするためにまず遊ぶ。

    240704_08 RealStyleスペシャルコラム『オフロードで行こう!』by 藤村育三 Vol.2【オフロードな思考】

    ▲こんな自然のリバーウェーブが都内にある!自分で作ったボードでエンドレスウェーブを楽しむ。※注意:リバーサーフィンは独特なリスクマネージメントが必要です。

    そして遊ぶときは発想から遊んでみる。
    波が良くて海が混んでる?→じゃあ自分だけの波をさがすか→誰もいない川でエンドレスウェーブを楽しむ→でもリバーサーフィン用のボードがない→じゃあ作ろう!

    240704_09 RealStyleスペシャルコラム『オフロードで行こう!』by 藤村育三 Vol.2【オフロードな思考】

    ▲世界中どこに行ってもJeepは最高な遊びの相棒!

    240704_10 RealStyleスペシャルコラム『オフロードで行こう!』by 藤村育三 Vol.2【オフロードな思考】

    ▲ボードだけじゃなくてパドルも自分で作ったもの。

    こんな感じで遊ぶと自然と濃い仲間も増える。ほかにも日本にSUPが入って来た頃(まだリバーSUPという言葉もなかった頃)すぐにそれを川に浮かべて仲間たちと多摩川の上流、御岳から東京湾まで80kmを川下りしたり、サーフフィーリングを求めてビンディングのない雪板を作って、仲間とスキー場を貸し切って遊んだりと……。これ系の話をするとキリがないほどネタがある(笑)。

    240704_11 RealStyleスペシャルコラム『オフロードで行こう!』by 藤村育三 Vol.2【オフロードな思考】

    ▲リバーSUPっていう言葉がなかったころから仲間とこうやって遊んでた。

    BESTなものを買って遊ぶのもいいけど、ONLYな物を作ってそれを使って遊んでみると格別でオフロードな楽しみがある。絶対に買ったほうが早いしクオリティは高い、だけど僕みたいなおバカさんは作っちゃってその試行錯誤と不便を楽しむ。

    気になったらとことんやってみる

    240704_12 RealStyleスペシャルコラム『オフロードで行こう!』by 藤村育三 Vol.2【オフロードな思考】

    ▲実はこれビンディングがない雪板っていうただの板。自分で作ったボードで雪山の中でサーフィンする。

    楽しいから続けるっていうか没頭しているうちに楽しさが生まれる。

    同じ漢字だからなんか混同してしまうが、楽をして楽しむことはできないと常々思っている。
    真剣に遊ぶためには覚悟が必要だし、準備も怠りなくしないと楽しめない。
    人がなんと言おうと、他人にどう見られようと、気になったらとことんやってみる、そのうちに楽しみが生まれる。どうやったらもっと楽しめるか、頭を使って考えて、実際に体を使ってアタックしていく。お勉強ができるお利口さんは選ばないONLYな道を行く、頭の切れるバカになりたい。

    240704_13 RealStyleスペシャルコラム『オフロードで行こう!』by 藤村育三 Vol.2【オフロードな思考】

    ▲Jeep乗りの視点から見た「オフロードな」世界は面白いことだらけ。

    なんか今の世の中、大人が思いっきり遊ぶことに対して罪悪感を感じさせる仕組みがあるよね。社会にも学校にも会社にも家庭にも。世の中は変えられないけど自分の視点は変えられる、それが“オフロードな思考”。遊んで楽しんでなにが悪い? ちゃんと遊べない奴は仕事もできないよ。楽しむためには思いっきり頭を使わないといけないから。
    今回は僕の好きな孔子の言葉で締めくくりたい。

    才ある者は、努力する者に勝てず
    努力する者は、楽しむ者に勝てず

    そう、楽しもう!

    次回は【オフロードな贅沢】! お楽しみに!

    ラングラーに関連する他記事はこちら!

    カタログ請求はこちら!

    ご試乗予約はこちら!

    商品に関するお問い合わせは、Stellantisジャパン株式会社まで。
    ジープ フリーコール 0120-712-812(9:00~21:00、無休)
    https://www.jeep-japan.com/

    Text&Photos:藤村 育三

    RECOMMEND

    RECOMMEND